朝がまたくるから (花とゆめCOMICSスペシャル)

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著者 : 羅川真里茂
  • 白泉社 (2010年4月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592198161

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朝がまたくるから (花とゆめCOMICSスペシャル)の感想・レビュー・書評

  • 罪をテーマとした短編3作品。
    twitterでおすすめされ読了。実は羅川さんの絵(目と口の描き方)は苦手だが、これは読めて良かった。かつての過ちから人付き合いを避ける男性に恋する「葦の穂綿」がお気に入り。二人が体の関係なく寄り添い眠る場面、そしてラストシーンに考えさせるから。「半夏生」「冬霞」も良い話だが、展開が上手く行き過ぎだと冷めた目で見てしまい感動が薄れてしまった。3作を総括し本のタイトルに「朝がまたくるから」と名付けるところが上手いなと感じた。

  • 再読。羅川真里茂さんの作品は大概泣いてしまうんだけれど、 これはもうなんていうか、道徳の教科書のような。正義とか、 善悪とか、そんなものを連想させる作品集です。葦の穂綿で一 番泣いて、冬霞が一番好き。羅 川真里茂さんの描く人物は柔らかそうな質感と体温が伝わってきて好き。

  • 双子と逃亡者のお話が一番好き。
    泣きました。。。
    重いテーマだけど、希望のあるラスト、心に残りました。

  • 3話ともすごく切なくて美しい話。
    3話目は子供がいるからか、すごく泣けた。
    ずっと手元においておきたい一冊。

  • 『罪』をテーマにした3編の物語。
    犯罪者の贖罪や幼児虐待などかなり重めの題材を扱っています。
    羅川真里茂という人はすごく真っ当な倫理観の持ち主なんだなと思いました。
    でもきれいにまとめた感動のラストよりも、少し刺がささったような、もやもやしたものがある終わり方のほうが余韻が残る・・・のかな?
    好みの問題ですが。

  • 見事に、起承転結だと思う。最後の締めくくりがすんなりしていると思う。

  • 羅川真里茂さんのお話はどれも読後感がさわやかで好き。派手な大どんでん返しはありませんが、丁寧な話の流れと少しの驚きが気持ちをリフレッシュさせてくれる一冊でした。このひとの描く子供は相変わらず可愛い!

  • 羅川真里茂さん、ツボった。

  • 葦のお話と双子のお話は雑誌で読んでいたが、どうしても再度読みたくなってコミックス購入。カメラマンの女の人のお話は読んでいなかったが、すごく好きだった。
    でもやっぱり一番心に刺さったのは双子のお話。最後の方の恭一の語りが痛い。台詞だけでなく、コマ割や絵でもぐさぐさ刺された。羅川さん、さすがとしか言いようがない。
    もう何度も読み返してます。ずっと読み返すと思う。

  • リキとチカの話が切なすぎる。
    最後に救いがあってよかった(ToT)


    3編とも、それぞれによい話でした。

  • 「罪」をテーマに描かれた3篇の漫画が収録されています。人の持つ強さや弱さ、心情の揺らめきを、十二分の画力と綿密に組み立てられた構成で描かれています。人の持つ罪とは何か、そもそも罪とは何であるのか、たくさんのことを考えさせられる作品です。

  • 現代社会が抱える様々な歪を
    家族という観点から描き出した珠玉の作品集。
    作者独特の雰囲気で紡いでいく物語は
    重いテーマを扱いながらも、ラストには希望を見出せる。
    タイトルの「朝がまたくるから」。
    ここにこの作品集の全てが集約されている。

  • 短編集。

    複雑な心理が短編毎描かれている、本だと思います。
    人それぞれの選択。
    救いとは。
    大人とは。
    子供とは。

    「誰か」の話を、漫画にした様なリアルさが思わすページを捲らせます。

  • デッサンがしっかりしている度★★★★☆
    着眼点の奇抜度★★★★☆
    満足度★★★★☆

    3作品からなる短編集。(とは言っても、一話あたり80頁で読みごたえ十分。)全ての作品に共通しているのは、「幸せ」だけでは終わらない、何かしらの痛みを伴う「愛情」。

    【葦の穂綿】
    小さな街の老舗和菓子屋で働く「鈴」が恋した彼は、恋愛感情を持たず、ただセックスするために女性と関係を持つような男だった。彼がそうした態度をとるには事情があって…

    【半夏生】
    カメラマンとして今一歩仕事に熱を込められないでいるリオ。「何も変わらないで人生終わるのだろうか?」と日々が過ぎる中、撮りたいものを見つける。それは、同じマンションに住む15歳の珪碁、ゴスっ娘にコスプレした彼だった。

    【冬霞】
    恭一は、双子のリキとチカを連れて逃げる。恭一は警察から、リキとチカは、自分達を育ててくれない両親から。


    と、これだけだといかにもありきたりなストーリーなようだ。実際、話のネタとしては使い古されたものかもしれない。しかし、羅川さんが描くと、細部まで話が作り込まれてどこか他の作品とは違う。
    ハッピーエンドの作品ばかりではない。けれども、どの作品にも心温まる瞬間が確かにあって、その瞬間を登場人物とともに感じることが出来るのが羅川作品の魅力なのではないかと思う。

  • 普通でいられなかったひとたちへ。

  • カメラマンの話以外はとても好み。
    作者の連載はどれも長編ばかりなので、こういった読み切りももっと読んでみたい。
    心情描写に長けている漫画家の一人。

  • 「俺が、割り切れない」
    「喜びや、怒り、憂い、悲しみ、見る人が想像出来る作品を撮りたい」
    「俺の手は悪魔か? 天使か? どっちだろうな?」

  • 最後のお話で涙腺崩壊

  • 三編収録、珠玉の作品集。どれも薄暗く重いテーマを扱っているが、結末には光が射している。羅川は「救済」を描く作家だ。しかし赦しを描くためには、罪もまた描かれる。好きになった相手の過去の"罪"に直面する女性、未成年の少年の倒錯趣味を助長し、相手の年齢を知りながら共犯者となった女性の"罪"とその幕引き、そして犯罪者である男が民家に押し入り子供たちを連れ去った"罪"…最後の作品が一番消化に苦労し、胸につまった。(冒頭の一編は、イギリス映画「BOY A」でも同題材が扱われているので、おすすめはしない映画だけど見てほしい)

  • せつない。
    おもい。

    そんな話のつまった本。

    でも、最後には救いがある。

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