チムアポート (花とゆめコミックスSPECIAL)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 396
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592198178

感想・レビュー・書評

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  • 「チムアはなぜ生まれたのかしら」
    「不当な目に合うたびになぜ私たちが生まれたのか不思議に思うの」
    「そして もっと不思議なのは絶滅せずにどこかでチムアが生きていられること」
    「生きているのが辛いのに チムアがいるのはジニー・ウォン様やあなたのように庇護する人間がいるからだわ」


    「それは良いことなの?余計なことなの?」


    チムア、人ではないものという意味の被差別民。
    見た目はぬいぐるみ。

    たくさんの悲しみを描いて、ラストには希望を置く。
    暗い方の羅川真里茂は印象を強く残す中短編を描くな。
    長編も好きだけど、本当にはまるのは短い話だ。

    沁みる・・・。

  • すばらしい作品でした。
    さすが羅川さんが描くファンタジー。
    色々なテーマがこめられており、考えさせられる作品です。
    差別とか偏見とか、争いとか何処の世にもある問題ですが
    分かりあうことを諦めてしまうのは簡単だけど
    そこで終わってしまいますよね。
    あえてそこに立ち向かっていけば、いつか希望の種が生まれるのかな。
    そんなことを思いました。

    最後に。
    チムチムしているポートが可愛くて仕方なかったです!

    あらすじ
    ザーザ村にて薬師を生業とするチムアのポート。
    人間から迫害を受けつつも、ポートは大切な人に願いを込め続けていて…。

  • ジョーが出てきた時にどこかで見た絵だと思ったら、花とゆめで「朝がまたくるから」を書いていた人だったか。
    ともかくチムアが健気で可愛いし、ファンタジーで感動できる作品を久々に読んだ。

  • チムアが可愛い。

  • こんなかわいいものが虐げられる世界、涙なくは読めない、、、!

    ポートのかわいさがたまんないです。
    でもかわいいだけじゃない。
    偏見、差別、虐待、、、。
    テーマが深いです。

    この本を手にとってよかったです。

  • 可愛い。

  • 正直、泣いた。名作だった。

    羅川真里茂さんの作品は、本当に骨太。こんなに可愛らしい絵柄なのに、重量級のパンチ力。
    重みは重みのままなのに、とてもステキなラストに繋がってくれているのが心底、嬉しい。

    羅川さんはどうして、一線を超えざるを得なかったような“向こう側”と”こちら側”とを
    こんなにもシビアに、それでも救い上げる形で描けるのだろう。

    「チム チム チム」ってやってるポートが可愛いかった。

  • 心がポッと温かくなるお話でした。

  • 再度読み返してみたら涙でた。チムが純粋でかわいい

  • 羅川真里茂のファンタジー。ストーリーはありきたりだが、でか目のチムアがめちゃらぶりー(*´∀`*)

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著者プロフィール

羅川真里茂 青森県出身 代表作に『赤ちゃんと僕』、『しゃにむにGO』など。現在は月刊少年マガジンで『ましろのおと』を連載中。

「2022年 『ましろのおと(31)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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