花よりも花の如く 12 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 476
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592210023

作品紹介・あらすじ

TVドラマでの共演をきっかけに知り合った葉月。撮影終了後、会うたびに少しずつ変化していく葉月への思いに戸惑う憲人。久々に帰郷した青森で、憲人は訳ありそうな黒づくめの美少女と遭遇するが…!? 2013年9月刊。

感想・レビュー・書評

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  •  線が荒くなりましたなぁ…………。
     お話はともかくとして、縮小してこの線の荒さだと雑誌掲載時にはちょっと気になりそう。
     腕悪くされているのかしら(腱鞘炎とかね)。

     うーん。ケントさんが格好良くなったといっても、絵のせいか昔の方が格好良く見える。話の展開が気になるのに、絵に気を取られてしまうのがもったいない……良くなるといいなぁ。

  • あああ、いいところで終わってる!
    次が読みたい!!

    それにしても、絵が、ちょっと、崩れてるとはいわないまでも、線が粗い、ですよね・・・。
    合間に書かれていた、なんのお花か枝垂れるさまを描いたカットはすごくキレイで、だから、なんで?と思っちゃうのか?

    体調を崩されているようなことも柱で書かれていたのでちょっとその影響もあるのかなぁ。

    絵について「???」と思うのは、この作家さんにしてはとてもめずらしいことだったので、かなり気になりました。

  • ついに12巻!
    お能をやっている祖母が買っていたので読んでみたら見事にはまり、6巻以降は自分で購入!実際にお能を観に行っても楽しく観れます。憲人の変化がいい。

  • そこで終わるかー!
    ってみんな言ってるw
    そしてまだ911の年なんだね。

  • 終わりに向けて歩き出したのかな?という気がする…

  • 琳さんが気取らなくて時間が合えば気さくに
    会いに来てくれるところがとても好きだ。
    それだけ憲ちゃんが好かれているということでもあるのだろう。
    今さらドラマを見て、自分の顔は唯一直接見られないと気付き
    でも能のシーンだけは違和感がなかったというのは面白い。
    これまでの経験全てで、「花は自分が美しいことを知らない」と悟るのが憲ちゃんらしかった。

    盲人の面の方が周りがよく見えるというのは
    逆説的で大変面白い。
    憲ちゃんの弱法師を見て、琳さんも葉月さんも
    やる気を出しているのがとても良かった。
    二人のストイックさも、憲ちゃんの舞台がどれほど良かったかもわかる。
    そしてやっと憲ちゃんが、自分が思うように
    周りも自分のことをすごいと思ってくれる可能性に気が付く。
    お母さんが「じいじを見ているみたいだった」という感想なのも不思議だし、一緒に住んだことがなくても
    血がつながっているというのはそういうことで、
    だから「杖はちゃんと私の中に」と思えた展開が素晴らしかった。

    海くんが子供らしい真っ直ぐさと大人っぽさを兼ね備えていてとても可愛らしい。
    真剣に向き合っていても、フェードアウトできないかな
    と思う自分もいる。
    マトリョーシカのたとえも面白いし、
    そうやって自分を育ててきたからこそ、
    ”まわりにはすごい人ばかり”という環境に身を置ける自分になるのだと思う。

    憲ちゃんは自信がないと思い悩む割に結構楽観的なところがあって、
    心配性な西門とは対照的だ。
    西門が「まさかをやるのが人間」と、藁人形だって十分まさかだからと憲ちゃんを嗜めるところ、共感した。

    ニュートンが万有引力を見つけた林檎、フラワー・オブ・ケント。
    落果しやすいと聞いて「おれらしい」と思うのがなんだか良い。
    可愛いと言われても人間だし男だし色々あるし、
    ”なんでもやるぞとも思うしもうがんばれないとも思う”
    のが人間らしくてよく分かる。
    ”がんばろうと思うのも放り出したくなるのも人間
    清らかにと願うのも呪うのも人間”。

    氏子さんたちが悪気なく小野寺さんの噂話をしているところへ割って入って
    「お百度参りって伺いましたよ?」と言う憲ちゃんが流石だ。
    丑の刻参りをしていた小野寺さんだけでなく
    噂を流した氏子さんたちのフォローにもなって素晴らしい対応。
    それとは別に、目撃者だとばれるのではと憲ちゃんの身を案じる西門もすごく良い子だ。
    まさかの弟子入りは予想外だったし、西門からしたら不安的中だろうが
    一応然しもの憲ちゃんも楽くんに見てもらっていたのは安心した。
    西門の怒りが楽くんに向くのは気の毒すぎるが。笑
    山王丸の件や、氏子さんの件があったならそれは心配もするとは思う。

    稽古を断っても逆恨みが怖いけれど、
    自分だったら何を考えているかわからないから
    怖いと思ってしまうだろうな。
    大声を出さなきゃ、じゃなく出して良いんだと思って、
    と言ってあげる憲人。
    両者は似ているようで全く違う。
    こんな教え方をしてくれる人に弟子入りできるのは羨ましい。

    3.11を見て衝撃を受ける気持ちはわかる。
    「いてもたってもいられなくなった」と言われて
    「まかせて」と言ってくれる彩紀ちゃんも
    流石憲ちゃんの妹だし可愛くて頼もしい。
    わかったことを取り敢えず報告してくれるのも、
    その時お茶とお茶菓子を持って部屋にくるのも
    この家の環境をも物語っていて素敵だ。

    伊豆は近いとは言え、行ってしまうのは紙一重の行動力で
    西門でなくとも心配にはなる。
    結果は小野寺さんを止めることができて、行動に出て良かったわけだが。

    ラストですとんと葉月さんに「好きです」と言うシーン、とても良かった。

  • TVドラマでの共演をきっかけに知り合った葉月。撮影終了後、会うたびに少しずつ変化していく葉月への思いに戸惑う憲人。久々に帰郷した青森で、憲人は訳ありそうな黒づくめの美少女と遭遇するが…!?
    (2013年)
    — 目次 —

    紐頓(ニュートン)の林檎
    「花よりも花の如く」上演記録
    附祝言

  • 2013-10-4

  • 戒 弱法師
    紐頓(ニュートン)の林檎 葵上

  • 「大声を出さなきゃと思わなくていいですよ。「出していいんだ」と思ってください。」案外、憲人は講師にむいているのかもしれんな。いい意味でも悪い意味でも。能の家の子だけど、外から接している家柄が良いほうに作用しはじめている気がしてきた。ゴスロリちゃんはなかなかインパクトあった。

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著者プロフィール

成田 美名子(なりた みなこ、1960年3月5日 - )は、日本の漫画家。代表作は、『エイリアン通り(ストリート)』、『CIPHER(サイファ)』など。血液型はAB型。
青森県青森市出身。青森県立青森東高等学校出身。1977年、『花とゆめ』(白泉社)掲載の『一星(いっせい)へどうぞ』でデビュー。
登場人物の前向きな姿の描写へのこだわりで知られる。マンガ評論家ヤマダトモコは、成田作品の個性を「明るさへの意思」だと評した。

成田美名子の作品

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