花よりも花の如く 13 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592210030

作品紹介・あらすじ

葉月に告白したものの、明確な返事がもらえないまま、次第に距離を感じてしまう憲人。そんな折、新しく出演が決まったドラマの取材と、泰一先生の家系の出身地を巡る旅のお供を兼ねて、明石を訪れることになる。先生のルーツなら、自分にとってもルーツ。色々なことにズレを感じている時だからこそ、自分の基本を確認してリセットできたら…と望む憲人が、明石で見つけるものとは? 憲人の葉月への心模様を描いた「一三五度」を中心に、葉月の過去に触れた「この三つのもの」も収録。
2014年9月刊。

感想・レビュー・書評

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  • 『一三五度』の杜若に泣いてしまった。気がつけば憲人も二十代後半。そして、葉月との関係が微妙なすれ違いがジタバタしてしまいますね。でも、大作が続きますね。大丈夫か。憲人!

  • わ~っっ 「ズレてます」が本当にこのまま別れ道に進んでしまうのかと思って、やきもきしたよ~っっ
    約束もしないで出会えてしまう、お互いに引力で惹きあってる相手なら、それはもう運命でしょう!
    いーなー そんな出会いしてみたいぞ! 幸せ者だな、ケンちゃん!

    ケンちゃんの一方的な「好きです」で締めた前の巻にくらべたら、いくらか進展し、なおかつ心の奥にまで踏み込もうと決意したとなってなら、次の巻まで待てる気がする

    先生! 西門の出番が少ないのが気になります
    わたしはちょうど西門と生まれ年が同じなせいなのか、彼の行く末が気になるんです
    いつか西門のスピンオフなストーリーが読めたら嬉しいです

  • 自分としてはてっきり前巻で憲人と葉月さんの仲が進展したと思っていたので
    葉月さんがまさか明確な意思表示をしなかったとは思わなかった。
    麻生さんよりリードしている立場なはずなのにちょっと気の毒。
    池袋にいかないのは素直じゃないなと思うが気持ちはわかるし
    折角林檎を持っていったのに男といたらイラッともする。そこで帰ってしまうのもどうかと思うが。

    関西住んでいたけど、大阪は兎も角兵庫で運転が荒いと感じたことはなかったが。

    うまくいかない時、ひとつでも調子が良いことを探したくなる気持ちよく分かる。
    いまいちをもうひとつ発見しただけ、という言い方が可愛い。
    舞台はがんばっても一生イマイチというのも笑ってしまった。

    同じ出で立ちや型にはめ込んだ方がその人自身が見えてくる
    というのもそのとおりだと思った。

    あまりに引き込まれた舞台を見た時放心状態になって
    終わって誰もいなくなった舞台に我に返った人たちが
    ぽつぽつと始まり嵐のように拍手が鳴り響くのが
    想像できる。
    正直日本人の日本人の感性的には、スタンディングオベーションよりもよほどこちらの方がしっくりくる気がする。

    隆生先生の、「舞台も個人的にもその都度最大限の努力をしてきたつもりだけど」「やっぱり後悔は残る」という言葉が切ないが
    実際どれだけやりきっても完璧というところにはたどり着き難いものだと思う。

    葉月さんが返事もしてくれないし、連絡もくれなければ避けられていると思っても当然だと思う。
    プラネタリウムで混んでいたら歌を控えそうな人というフォローがあるが
    たとえ空いていても近くで聞こえるレベルの鼻歌を歌われたら自分はとても嫌だ。
    まあ偶然出会えたという美しいピソードなので仕方ないが。
    役が初めから那須与一であれば出会えていないという運命の話なわけだし。
    しし座流星群お二人で見る姿は微笑ましい。

    個人的にはお土産をその場で開けてみんなに配るのは
    ちょっとやめて欲しい。
    自分で買ってきたものじゃないのに
    いくら開けていいかと訊いたからと言って
    憲ちゃんは葉月さんに買ってきたのに。

    それでもずれているのが当たり前だからと
    話し合って埋めようとするところが素敵だと思う。

  • 葉月に告白したものの、明確な返事がもらえないまま、次第に距離を感じてしまう憲人。そんな折、新しく出演が決まったドラマの取材と、泰一先生の家系の出身地を巡る旅のお供を兼ねて、明石を訪れることになる。先生のルーツなら、自分にとってもルーツ。色々なことにズレを感じている時だからこそ、自分の基本を確認してリセットできたら…と望む憲人が、明石で見つけるものとは? 憲人の葉月への心模様を描いた「一三五度」を中心に、葉月の過去に触れた「この三つのもの」も収録。
    (2014年)
    — 目次 —
    一三五度
    この三つのもの
    「花よりも花の如く」上演記録[弐]
    附祝言

  • がーん、Kindle版が出てる。。

  • 2014-9-25

  • 一三五(ひゃくさんじゅうご)度 井筒
    この三つのもの

  • @明石とか。
    葉月さんとの第一歩。

  • 神戸の震災、そして9・11を越えて変わっていくこと。変わらないこと。

    そして、なんだか進展しない健人と葉月さんの恋愛事情。
    葉月さんの過去。

    9・11が2001年だから、今から13年ぐらい前。
    今、現在の主人公たちの年齢は、だから、40歳代ぐらいになるのかな。
    確か、若く見えてもけんとは30歳位だったみたいな。

    今の彼らを創造すると、子どもとかいるのかも。

  • 憲人と葉月がずれていってます。
    でも神戸あたりでのニアミスが何度もって、なんか偶然を感じるなぁ。

    個人的には、プラネタリウムで後ろの座席で葉月が鼻歌歌ってるシーンが好きかも。
    ああいうシチュエーション、結構好きだけど、題名知らないと何歌ってんだよってなるのかなぁ。

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著者プロフィール

成田 美名子(なりた みなこ、1960年3月5日 - )は、日本の漫画家。代表作は、『エイリアン通り(ストリート)』、『CIPHER(サイファ)』など。血液型はAB型。
青森県青森市出身。青森県立青森東高等学校出身。1977年、『花とゆめ』(白泉社)掲載の『一星(いっせい)へどうぞ』でデビュー。
登場人物の前向きな姿の描写へのこだわりで知られる。マンガ評論家ヤマダトモコは、成田作品の個性を「明るさへの意思」だと評した。

成田美名子の作品

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