花よりも花の如く 17 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
3.65
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本棚登録 : 279
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592210078

作品紹介・あらすじ

青年能楽師・憲人の、恋と日常のストーリー。
子供能「土蜘蛛」の稽古に大忙しの憲人、恋人の葉月とケンカになる。そんな中、子供能で後見を務める渚ちゃんのお母さんが、本番を見に来れなくなり…!? 巻末には能ガイドの番外編&描き下ろしの「玉よりも玉の如く」も収録。
2017年9月刊。

感想・レビュー・書評

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  • おじいさんが青森に帰ってしまったのも、段々とそれに慣れてしまうのも、リアルだけれど寂しい。

    楽くんの直角くんに対する
    「誰でも本当はこうしたいってことをやるから
    悪目立ちする」という評価が面白い。
    だから憎む気にならないというのは分かる気がする。

    「今感じる強い感情の多くは過去に感じたもの」
    もなるほどと思った。
    過去の経験から勝手に予測して落ち込むこともありそう。

    杉浦さんの家を片付けていた件、
    前巻で葉月さんも手伝いに来ていたから
    安心していたら、引越しの手伝いはありだけど
    自分のいないところで何日も通いで手伝っていたのは無しという事なのだろうか。

    葉月さんは気が強すぎて、付き合うとなってからの彼女はなんだか好きではない。
    事情や気持ちを全く説明しないでイライラを溜め込んで
    すぐに「嫌い」と言うのはちょっとどうかなという印象。
    もちろん憲人もその対応はだめだよと思うところはあるので
    お互い様ではあるし、結局似た者同士ということなのかもしれない。

    子供能の話はとても良かった。
    渚ちゃんがとても良い子。
    お母さんが子供のことを考えてくれていないのではなくて
    本当に仕事が忙しくて、きりがついたからちゃんと見に来てくれたのは嬉しかった。
    憲ちゃんに言われた言葉を真摯に受け止めて、
    自分でお母さんに向き合って、来て欲しいと言える渚ちゃんがとてもしっかりしている。
    本当によく頑張った。
    「私の主後見は私だから、自分で話そうと思ったんです」
    は名言だと思う。

  • 19巻が出るとわかり読み返していたら,この巻だけ買っていないことに今さら気づく。

    この巻はめでたしめでたしという感じでいい感じ。

  • 11.2Eテレ にっぽんの芸能に作者がご出演されていた

  • 2017-9-10

  • 久々に本筋に戻った感じ。

  • 恋人でも家族でも お互いに良い影響を与えている存在になれることは素敵だと思う

    いちいち言葉が足りないままに「キライ」と言ってしまう葉月さん
    そろそろ読者も慣れてきました(笑)

  • 前巻から意外と早く出た。画業40周年で頑張ってるのか。
    能そのものの話が少々少ない印象。

  • 201709/成田先生にしか描けない、この空気感や物語の経過が良い。

  • 今回もまあ、憲人が悩み成長していく。
    いいなぁ。わたしも成長したいものです。
    そして脇の成田先生の小話もまた得るものがいろいろあるな、と思いながら読みました。

  •  葉月さんがやっとヒロインとしての出番をもらった感じ。
     物語自体も終盤に向かっていく。登場人物たちはどのように揺れ動くのだろう。楽しみ。

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著者プロフィール

成田 美名子(なりた みなこ、1960年3月5日 - )は、日本の漫画家。代表作は、『エイリアン通り(ストリート)』、『CIPHER(サイファ)』など。血液型はAB型。
青森県青森市出身。青森県立青森東高等学校出身。1977年、『花とゆめ』(白泉社)掲載の『一星(いっせい)へどうぞ』でデビュー。
登場人物の前向きな姿の描写へのこだわりで知られる。マンガ評論家ヤマダトモコは、成田作品の個性を「明るさへの意思」だと評した。

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