こももコンフィズリー 4 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 54
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592213147

感想・レビュー・書評

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  • ノエルを叱った胡桃様が格好いい!
    蜜瑠も登場して、いよいよ胡桃と捺の恋も動き出す・・・のかな?
    最終巻も楽しみ。
    みかもんこわい。

  • 男でも読める少女漫画は多いが、男が読むべき少女漫画は少ない、私はそう思っているので、ドンピシャな作品に出逢えると嬉しくなるし、作者に感謝したい気持ちで胸が一杯になる
    この『こももコンフィズリー』は当然、それにあてはまる
    イイ意味で正道を突き進んでいる。勝負していない訳じゃない、とんでもない展開になるのだが、それは読み手の予想を超えているだけで、期待を決して裏切っていないのだ。少女漫画に関わらず、どのジャンルにも他の作品には真似できない、されない突飛さは絶対的に要求されるが、読み手のキャラに対するイメージを崩してはいけないのだ
    『こももコンフィズリー』に登場するキャラ、特に主人公である胡桃は私の想像が追い付かない激情を秘めていて、それを表に出す事を躊躇わない一方で、「こうであって欲しいな」と言う希望にそぐわない行動をしないでくれる
    もちろん、勝手な読み手のエゴに過ぎないが、それを叶えてくれる漫画を私は迷わずに推す
    また、この作品は、少女漫画は美少女の笑顔、泣き顔、怒り顔、そして、トキメキや嫉妬を含んだ恋する顔の四つの表情が大事って言う、私の自論にもピッタリ当てはまってくれている
    良くも悪くも高慢ちきなノエルの起こしたトラブルは、胡桃と捺にとっても、また、二人の関係性を刺激するには充分だったようだ
    遠ざけられないくせに、距離を自分から縮める事を恐れている、ある意味、ヘタレな捺の腹の中はまだまだ読めないが、胡桃を苛立たせる蜜瑠の余計(GJ)なお節介で案外、見えてきそうか?
    次で最終巻、お嬢様としても、人間としても、女の子としても、日常の中でイイ物を吸収して健やかに成長している胡桃と、自分で自分に「制約」を押し付けているせいで素直になれないどころか、気持ちを誤魔化している捺が、どんな関係に変化するのか、この作品の重要なトコも気になるが、梨世ちゃんがユーリに自分の中で固まったキモチをぶつけられるのか、も注目だろう
    この台詞を引用に選んだのは、少女恋愛漫画家としてのキャリアが長く太く、何より濃い南先生だからこそ、噓臭さを全く感じさせず、キャラに言ってもらえるんだな、と思ったモノだから

著者プロフィール

埼玉県出身の漫画家。5月20日生まれ、AB型。代表作に『声優かっ!』『S・A(スペシャル・エー)』『こももコンフィズリー』。(すべて白泉社)。

「2021年 『新訳 アンの初恋(下) 完全版 ‐赤毛のアン3‐』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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