パレス・メイヂ 6 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 277
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592214564

作品紹介・あらすじ

平和な帝都を襲った未曾有の大災害は人々の心に大きな爪痕を残す。そんな事件から数か月後…気落ちする御園が久しぶりに出会った人物から聞いた、彰子の昔話とは…?少女帝と少年侍従の近代宮廷ロマンス、再起への第6巻。
2017年1月刊。

感想・レビュー・書評

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  • 次巻が完結巻だなんて。どうして私があきらめきれましょう!「私の想いも変わりございません」は本当にやばいです。いろいろあったせいか、大人になったね、御園。宮様の大人げなさはアスター夫人にも指摘されてしまうほど。お律の戀の切なさ… そうか、東宮侍従としてか。続きが気になり過ぎる。

  • 平成の少女漫画に残ったただひとつの崇高美。どんな捩れや拗らせも、読めば必ず補整される。ロイヤルな恋愛はともすれば薄っぺらくなりそうだが、参考文献に裏付された明治大正の風俗が読みごたえ。パラレル世界に逃げない作者のオタク気質にリスペクト。

  • なんなの?この麗しい純愛。私のようにいい歳したオバサンでも真珠のような涙を流せそう。明慈帝崩御の時の彰子様に涙し、お裾持ちでの彰子様との邂逅に涙し、そしてラストの再会にまた涙涙。御園が一皮剥けて少年から覚悟を決めた大人になって、感動です。

  • 御園は兄の元へ行くとして、律は置いていくのか。

    その電車の中で会った真珠が語る陛下はとても痛ましく感じる。
    真珠だってそう思っていたはずなのに、
    「彰子様はお強い方だから諦めろ」は可笑しいのでは。
    強くあろうとしていることと、強いことはまた別のことだ。

    黒田は良い子だな。
    被災についての考え方も良いし、何故よりにもよって
    鹿王院宮のところなんて、とはっきり言ってくれる。
    律ちゃんにも気遣いができて素晴らしい。
    しかし律はなぜ指輪をすぐに返さなかったのだろう。
    すぐに返さないし返しそびれたまま
    きちんと話さず書き置きだけで出ていくのは
    御園にも宮にも礼儀知らずで驚いた。
    本人たち的には丸く収まったようなのでまぁ良いが。

    夫人が宮に大人気ないと言ってくれて少しだけ胸がすく思い。
    追いかけて言葉の意味を勘違いしているのではと言ってくるのが非常に気持ち悪い。

    典侍さんは本当に陛下の事を思ってくれていて心が温かくなる。
    ピンチに駆けつけるという致し方ない形で
    他の人には気付かれずに2人が会えて良かった。

    結局東宮様の侍従になる事にしたか。
    近いようで遠い距離な気がするが、この先どうなっていくのだろう。

  • 作成中

  • ※感想は第7巻のレビューに。

  • 陛下になんとか会おうとがんばる御園がロミオとジュリエット感あってキュンとくる。そうだよ!がんばれ御園!鹿王院宮に負けるな〜と応援しながら読んでる。侍従職は辞してしまったものの、新たな職で陛下の近くに食い込んで、面白くなっていきそう。でも、そっちの仕事してしまったら、陛下の退位後どうするの??

  • 恋愛もの苦手だなぁと思ってたはずなのにど直球の恋愛ものではないですか。

  • 愛があるからこそ手放す帝と諦めきれない御園が切ない…。
    お裾持ち無しで歩き、再会するシーンの哀しいこと。
    ラストの御園の表情が良いですね。

    次で最終巻…幸せになって二人で世界を見て回って欲しいです。

  • いや、これは面白いね。御園くんの強い想いと、渾身の逆襲。逆・ロミオとジュリエットとも言える作品で、次巻(最終巻)の結末はおそらくハッピーエンド(となって欲しいなぁ)。

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著者プロフィール

愛知県出身。
2000年、「月刊ウィングス」(新書館)の『NO GIRL,NO LIFE!』でデビュー。書店でのアルバイト経験をもとにしたエッセイ漫画『暴れん坊本屋さん』(新書館)で注目を集める。代表作に、近代日本文学を題材にした『よちよち文藝部』(文藝春秋)。ストーリー漫画では、若き女帝と侍従の少年の恋を描いた『パレス・メイヂ』(白泉社)がある。

「2022年 『ひらばのひと(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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