贄姫と獣の王 3 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
3.85
  • (10)
  • (21)
  • (13)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 362
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592215431

作品紹介・あらすじ

王宮を襲った侵入者の正体は、サリフィの敵を取らんとする幼馴染のイリヤだった。王の慈悲で処刑を免れたものの、魔族を嫌悪するイリヤは、無理矢理サリフィを連れ去ってしまい…!?
2017年1月刊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • サリフィの幼馴染、イリヤ登場の巻

    彼の登場がもう少し早ければ、サリフィの心も揺れ動いたかもしれないが、人間に改めて拒絶されレオに惹かれ始めた今のサリフィを取り戻すには、今のイリヤでは少し役者が足りなかった
    イリヤは悪い人間ではないものの、サリフィを守ろうとする理由が亡くした妹を重ねて居るからであり、魔物を滅ぼそうとするのも過去の憎しみに囚われているから。
    王様は最初はイリヤの登場に揺れ、誘拐を知り心穏やかでなくなっていたが、最後にはサリフィのために攻撃を止めることが出来た。
    両者を比べれば今のイリヤが敵わないのは当然とも言える

    それでも最終的にサリフィの心情を理解し王様を認めることが出来たイリヤは凄いな。何気に王様のことをレオンハートと呼ぶ者は二人に増えたのか
    イリヤには心身ともに成長した姿で再登場してほしいな

  • 幼馴染みのイリヤ登場っっ!!凄く素敵すぎて♪♪この作家さん改めて好きだわぁ〜と思いましたっっ!!(*´∇`*)生贄になる運命を受け入れていたサリフィにとって、幼馴染のイリヤの存在は救われるわぁ(´;Д;`)

  • ▶episode.12~17

  • 王宮を襲った侵入者の正体は、サリフィの敵を取らんとする幼馴染のイリヤだった。王の慈悲で処刑を免れたものの、魔族を嫌悪するイリヤは、無理矢理サリフィを連れ去ってしまい…!?

  • 『このマンガがすごい!2017・オンナ編』では、第10位になった、この『贄姫と獣の王』
    個人的に、次回は、もうちょい順位が上がるんじゃないかな、と推測してる。ファンとしちゃ、一位になる、と言いたいトコだが、私が知らない名作もあるしな、こればっかりは簡単じゃない
    表紙だけ見ると、ファンタジー感が強い作品だ、と未読の漫画読みは思うのだろう。それは、あながち、間違っちゃいない。けど、読んだら、それだけじゃない、と思い知る事になるよ、そう言いたい
    世界観や登場キャラクターこそ幻想世界であるけれど、そのストーリーは少女漫画として王道を突き進んでいる
    この(3)では、私だけじゃなく、他のファンも、この『贄姫と獣の王』を読んできて好かった、と思える展開が生じている
    恋愛メインの少女漫画に、幼馴染みの存在は必要不可欠。ホント、友藤先生、わかってるなぁ、と心が震えた
    まぁ、さすがに設定が設定なので、サリフィの幼馴染みであるイリヤは、中々に血気盛ん。良くも悪くも、自分の気持ちに真っ直ぐすぎて、自分を自分で制御しきれず、打たれ弱いトコも持ち合わせている
    でも、そのキャラクターは、この作品によく合っているし、何より、サリフィとレオの仲を結果的に進展を齎してくれた。咬ませ犬と言っちゃ、失礼だろうけど、彼の若さゆえの過ちは無駄じゃない
    作中で、ベンヌさんも言っているが、男にゃ惚れた女のために無茶をしたい時もある。ライバルに対し、一歩も引けず、ぶつかってこそ男の子。カッコ悪いのは、全力を出したのに負けるコトじゃなく、理由を並べて戦わない事だ
    そんな男の子達のプライドを尊重してあげられるのも、イイ女の条件。サリフィは、幼馴染みの本音を知り、同時に、大事な存在の意外な一面を見た事で、また少し、レオの妃に相応しくなったなァ
    どこで生きるのか、も大事だが、誰と生きたいか、も忘れちゃいけない。どっちも大切、それは悪い事じゃないけど、どちらも選べないってのは、却って、自分の為に戦った者への侮辱になっちまうもんだ
    傷付いているイリヤを傷つけるかも、と判った上で、自分の気持ちをこれまでのように押し殺したりしないで、しっかりと伝えて、レオの傍にいる決意を新たにしたサリフィ、人間として尊敬できる
    自分の弱さを受け止め、真の強さに近づいたイリヤが、大きい男になって戻ってくる日が楽しみだ
    また、この(3)では、三角関係だけではなく、もう一人のヒロインと言っても過言じゃない、アミトさんとヨルムンガンド隊長の仲も、ほんのちょっとだけ、イイ動きがあり、これからが楽しみである
    この台詞を引用に選んだのは、レオへの好感度がグンッと高まったので。王としちゃ、惰弱な考え方かもしれない、これは。けど、王の立場ごときに拘って、惚れた女の手を離しちまうんじゃ、男失格だ。誰が、自分にとって一番、必要な存在なのか、それを誤魔化さない男がみっともないはずがない

  • 魔族を嫌うサリフィの幼なじみが生贄になったサリフィを助けようと単身城に乗り込んでくるものの、結果的におーさまとサリフィとのラブラブさを見せつけられ悲しく帰っていく内容。切ない!しょっぱい(泣)捻くれてるけど素直な兄ちゃんだったのに当て馬だろうからもう登場しないだろうな〜…。てかおーさま、巻末のおまけ漫画でしか人間姿になってなくない!?(笑)

  • アミトさあああん!ほんといいひとだな…。ヨルムンガンドさんの登場がかっこいい。 アヌビスさんは、ことあるごとに企んでくるなあ。

  • サリフィの元彼が単身、サリフィ奪還に乗り込んでくるが、ラブラブな王様とサリフィを見せつけられた挙げ句に振られて、ひとりでションボリ帰る可哀想なエピソードの3巻目。王様、始終モフモフ形態。…やっぱ無くても問題ないじゃん、王様の人型形態。

全12件中 1 - 10件を表示

友藤結の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×