それでも世界は美しい 17 (花とゆめCOMICS)

著者 : 椎名橙

• 白泉社 (2017年11月20日発売)

作品紹介・あらすじ

大公国の歴史やネフェロの考え方に触れ、少しだけ歩み寄りを見せるニケ。しかしその言動は、ネフェロの昏い感情を刺激してしまう。一方、大公国へ向かうリビとニールはある男と出会い…? 闇の中にかすかな光がともる第17巻!
2017年11月刊。

感想・レビュー・書評

[××さんの感想 · 2019年10月24日]

★3.5

[Ｔ．Ｗ．さんの感想 · 2017年12月5日]

とことん誘拐犯にお優しいニケ姫様。
そんなにお優しいので、お優しくされた誘拐犯に気に入られ、婚約宣言と未遂事件が起こるという…
いや、もう、ニケ姫様の自業自得な部分もあるからね。
何でもかんでも、誰構わず、優しくすれば良いってもんじゃないからね。
この作品の最近の展開にはついて行けない…

[たまさくさんの感想 · 2017年11月23日]

ざわざわさせられる巻。
さらわれて自分のものにされちゃいそーなところは砂の国編と似てるけど、ネフェロがゲスいぶん、ニケもピンチ度が高い。
今までちょくちょく影で出てきてたカラオスの男は、リビに激似のヤバいやつ。カラオスはカラオスで、ニケの能力を利用することを考えていて、ワナを仕掛ける。
今回は、ニケが「女性としての物理的な弱さ」を身をもって実感し、それにショックを受ける回。ニケの性格と能力からいって、こういうことを認識させられるのはショックでかいだろう。
実は深い喪失感と絶望感が漂う内容なので、あまり読後感はよくない。
次巻はさらにカタルシスっぽいので、ニケが精神的にも救われることを期待してます。