兄友 3 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 261
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592215936

作品紹介・あらすじ

新入生学力テストの監視員になったまい。テスト前、盛大にお腹が鳴っている男子が…。見かねたまいが自分のお弁当をあげると、「すごく美味しかったです」とベタ褒め!そんな彼・加賀君が入学するが、どうやらまいのことが気になる様子で…!?そして、西野さんの従弟もまいと同じ高校に…? 西野さんにライバル出現!?の壁ごし&つつ抜けLOVE、第3巻!!
2016年9月刊。

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり、この少女漫画、男心を具合よく、くすぐってくるなぁ
    赤瓦先生、読み手のテンションが上がる、ストーリーの展開を知っていらっしゃる
    主役の二人の恋模様が巧く運び出しそうな気配が薫りだした矢先に、ライバルが出現するのはお約束
    だけど、元々、恋が始まるキッカケが部屋の間の薄い壁ってシュールだけど、やけに現実感があるモノだっただけに、当然、ライバルの個性も在り来たりじゃなかったな
    黒縁眼鏡に、色気のある泣き黒子、無表情だけど感情は豊か、腹ペコになりやすい、動物に神ってるレベルで懐かれる、一回アクセルを踏んだらノンブレーキで周りの車を吹っ飛ばす勢いで目的地へ突っ走る、と盛り過ぎな個性の持ち主、それが加賀
    だからこそ、まいと西野さんの恋仲を掻き乱せるライバルに値している
    まさか、こうも、西野さんが感情をグチャグチャにされ、共感できるくらいハッキリと嫉妬の感情を剥きだしにしてくれるとはな。実際、赤瓦先生も予想していなかっただろうな。キャラが思ってもいなかった方向に動き、より良い味をストーリーに出してくれる、漫画家冥利に尽きるに違いない。当然、それは私ら漫画読みにも嬉しい結果
    この(3)は、次巻への引きが上手い。ベタかも知れないが、お泊りイベントからの停電コンボは、ラブコメ好きとしてはたまらん
    完全な三角関係になっていないにしろ、この恋のトラブル、まいと西野さんは、これまでのように、ちゃんと互いのキモチを確かめ合って乗り越える事が出来るのか。もし、これをクリアできたのなら、きっと、絆は深まる、それこそ、雪弘さんに呆れ顔をさせるくらい
    そんな雪弘さんと秋の仲は、良くも悪くもいつも通り。暴君と駄犬、イメージ的には恋愛から程遠いのだが、この二人の上下関係を表現するには、これしかない。この二人が恋人になる未来は、1mgも想像できないのだが、こればっかりは私だけじゃなく、赤瓦先生も完全には見えてないだろうから、それなりに期待して見守ってみよう
    この台詞を引用に選んだのは、加賀くんへの好感度が上がったので。もちろん、まいと西野さんの仲がご破算になりゃいい、と思ってるわけじゃない。けど、卑怯な手段で絆を壊そうとする奴より、堂々と宣戦布告をしに来る男の方が好意を持てるに決まってる

  • 西野くんにライバル登場巻ですね。
    後輩なので、おかん系まいちゃんが刺さる刺さる。
    今までわりと遅れを取りがちだった西野くんが、どう積極的になっていくのか、楽しみです。

  • 超ウブなカップルに割り込もうと宣戦布告してくるキャラが肉食系純情後輩キャラとかなんか新鮮。でも純情だからこそ割り込まれても読者としてはそれ程不快感がないから作品の楽しさは失われてないね。
    ただ、壮太は焦りが募るようで行動が空回っているのが痛々しくはあるけど…

  • ライバル登場!な3巻。なんか面白くなってきた……と思ったら続く…!続くだって!

  • "「ち…ちょっと待て…
    七瀬さんの言ってた後輩ってまさか…」
    「俺 諦めないことにしました
    スキがあればガンガン狙っていくつもりですので
    よろしくお願いします」"

    制服だからってのそりと起き上がるまいちゃんと、七瀬さんが入ってくるのも勘弁して欲しいって思ってるあきちゃん可愛い。
    西野くん焦りすぎじゃないかと思ったけれど、積極さに劣等感があるのか。

  • 【別置/請求記号】 726.1/ア/3 
    【資料ID】 1001012749 

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著者プロフィール

漫画家。2011年、『ザ花とゆめ』(白泉社)にて「恩返しUMAうにょくらげ」でデビュー。著作に、実写映画化・実写ドラマ化した『兄友』(白泉社)や、『ラブ・ミー・ぽんぽこ!』(白泉社)などがある。
Twitter @modomutu

「2023年 『神さま学校の落ちこぼれ 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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