同窓生代行: 売野機子作品集2

著者 :
  • 白泉社
4.11
  • (78)
  • (73)
  • (40)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 737
感想 : 43
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592710363

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 売野漫画は読めば読むほどハマる。

  • 楽園掲載の短篇集第2弾。
    作者のテンポが掴めてきて、前作よりはスラスラ読めた。

    それにしても登場人物の同性愛者率の高さが気になる。
    余程「叶わない恋」を描くのが好きなんだろう。

    一番好きだった話は、この本を買うきっかけになった『恋のけものにしたがいなさい』。
    愛に飢えていた少女の埋めがたい空白が、少年のたった一言で一気に輝かしいものとなった。
    その時、二人は互いの中に天使を見る。

    少女が愛を見つけることも、少年の恋が叶うことも、まして二人が結ばれることもないのだが、この読了感は素晴らしい。
    この話を最後に持ってきた所に好感が持てた。

  • 大島弓子の影響が甚大。少し毛色の違う話も含まれているので、意識してフォローしている可能性もあるが、たぶん、本当に好きなんだろうなあ。テーマは共感持てる。

  • タイトルが天才!
    まるで詩を読んでいるかの様な読み心地だった。

  • 年の差もボーイズのラブもガールズのラブも全部まとめて優しい世界。
    パラダイス前夜の郷愁と失望が割りと身近でちょっとゾッとする。
    田舎に帰ったときの妙な落ち着かなさの正体だ

  • 同窓生代行
    全身整形のもといじめられっ子の身代わりに同窓会出席。
    あんたの字が好きだったよ。

    訪問者
    死んだはずの女友だちが。

    パラダイス前夜
    駄目男から逃げて実家に帰ったら、家族も親友も変わっている。

    もっともっとよく見て
    関節メガネ。
    黙れホモ。

    未明のGIRL
    夜明け前のファミレスにて。

    もっともっともっとよく見て
    わざわざメガネ拭きを借りに来る。

    ラスト・サーカス
    マノちゃんを好きな千里くんに、憑依して。
    好きな子が好きな人の話をしてると、なんで分かっちゃうんだろうなあ

    愛のけものにしたがいなさい
    図書館でプレイガール。
    演劇部員の僕と先生の間に割り込んで来て。

  • 同窓生代行、未明のGIRLと女子同士の話が特に好きだった。構成や絵柄など所々で大島弓子リスペクトを感じた記憶。

  • 雰囲気も絵柄も好みでした。
    未明のGIRLにはドキッと、もっともっとよく見てはニヤッとしました。
    同窓生代行も面白かった。

  • 昔の少女漫画のようなピュアさ

  • この人の短編集は読み終わっても実家に送らず家に置いたままにしている。
    なんでかすごく好きだ。

全43件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

売野機子(うりの・きこ)漫画家。東京都出身。
2009年「楽園 Le Paradis」(白泉社)にて、『薔薇だって書けるよ』『日曜日に自殺』の2作品で同時掲載デビュー。
『薔薇だって書けるよ―売野機子作品集』(白泉社)、『ロンリープラネット』(講談社)、『MAMA』全6巻(新潮社)、『かんぺきな街』(新書館)、『売野機子のハート・ビート』(祥伝社)、『ルポルタージュ』(幻冬舎)ほか、著書多数。

「2019年 『ルポルタージュ‐追悼記事‐(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

売野機子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×