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- / ISBN・EAN: 9784592720409
感想・レビュー・書評
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こういう話が読みたかった。まさにその一言に尽きる。
レーベルやカテゴリとしてはBLなんだろうけど、内容は明らかにそれを超える。物語としてかなり骨太な設定が根底や道筋にしっかりと通っているから、BLはあくまでも副次的なものとして、でも必然的構成要素として収まっているところが凄い。
今後、こういった作品がもっと増えたらいいと思う。純粋に物語として、この作品はとても面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった〜痛快時代劇に拍手!
勿論それだけじゃなくて、背景には人間の切なさや悔しさ、哀しさ、憎しみ、様々な業が詰まっていて、しっかりした人間ドラマになっている。それらの業を全て請け負ってきた千の過去が気になりますね。にしても千〜色っぽいよ(*´∀`*)岡田屋さんの絵柄って正直苦手だったんですよ。ガチムチ過ぎて。でも時代劇凄くイイ!合ってる!色気もハンパないです。
それぞれの話が完成度高くて、女性向けBLの枠を遙かに超えている!多くの男性にも是非読んで頂きたいです。一話完結のドラマシリーズになっても面白そうだけど、ヘタにBLシーンカットされたら興ざめなので、妄想して楽しんでおきます(*´∀`*) -
岡田屋さんの本懐を見た!
スッゴい世界観に惹き込まれる、人間と神の関係が深くて哀しい時代の物語。
多分千載の存在は、
「自分以外の誰かのために、手前の魂を喰われてでも叶えたい望み」
を持つ人間達の救いなんだと思う。
そんな千載に、草薙の旦那が側に居てくれて良かった。
千載に優しくして哀しみをわかってくれる人が居てくれて心底良かったと思った。 -
うむ…面白かったけど期待度ほどではなかったかも…。期待値高すぎたかな?あと、お試し読みした浮世絵の話よりちょっと絵が下手かも?ってのが気になっただすお。
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面白かった。これだけしっかりした作品なのに、なんでBLなの?BL要素がなければ、もっと楽しめたんだけどなぁ〜、って、それは読み手の属性の問題か。
千載っていったい何者? -
言葉遣いを含め妥協のない世界観の作り込みに圧倒されました。妖艶、業、そして情といったものがふんだんに詰められていて私の言葉ではうまく説明できません…。
厚みのあるストーリーとキャラクター同士の関係を濃密且つ簡潔に描いていてもうこれは単なるBLとしての括りではなく、普通の時代ファンタジーとしてもいけると思います。
どれくらい続いて行くのでしょう…彼らの今後のお話の顛末がとても気になります。 -
岡田屋鉄蔵さん最近まで全く知りませんでしたが、これがとても面白かったので超注目していろいろ探しました。
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読みごたえあった~。尊敬!
さすが、元歴史物を書いていた先生だけあるわ~!
この画力のBL作家さんはそうそういるもんじゃないと思う。
敬意を払って、次巻は新品買います。 -
シリーズ① ひとつひとつの物語に厚みがあって何度読んでも痺れちゃう。それにしてもメインの二人がなんとも魅力的!妖艶にも無垢にも見える千載、無骨だけどやさしい草薙。二人の関係がどんどん深まっていく様子が楽しい。【P】ペーパーの男の娘にも痺れました(笑)
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今まで読まず嫌いだったわたしのバカ!!☆(゜o(○=(゜ο゜)oって位面白かったです!願いを叶えるかわりに魂を喰らう千載と剣豪草薙。二人が旅先で出会う人たちとの話。千載の犯した罪はなんなのか?どのお話も切なくて優しくて温かかった(;∀;)泣いた。これBLらしいけど、そういうシーンあるけど別にもうBLってカテゴリで括らなくて良いと思った(^ω^)ダメかしら。
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連作短編・時代劇ファンタジーっての?この作家さんは、浮世絵の国芳一門の人情もの「ひらひら」も良かったし、これもなんか凄かった。人の願いをかなえる代わりに魂を喰らう座頭“千載”の背負う罪って謎だー。次巻で明らかになるのかな?相手を思っての願いでも、願いがかなえられると相手から忘れ去られてしまうって悲しいね。浪人“草薙”の朴訥とした性格で千載が安らげてる関係が好ましいです。
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わー、面白かったわー。次はでているのか?早速ググッてみなければ。
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このシリーズ大好き。
時代ものとかBLとか通り越してずっしり読める。 -
時は徳川の世。
魂を喰う契約を交わす千載が出会う、悲喜こもごもの人の事情。
おもしろかったなー。
絵がとにかくきれいですね。
千載の性向が、表紙の雰囲気から想像していたよりざっくばらんで意外だった。 -
掲載雑誌がそうなのでBL漫画のカテゴリーには入れたけど
BL漫画と思って読んでないです。いい意味で。
輪廻の輪を外れても誰かのために叶えたい願い。
それを叶えるということは、ただ果たすだけじゃなくて
その人の想いも背負うことになるからキツいだろうなぁ。
天狗のお話でぼろぼろ泣いた。 -
死にゆく人間の魂と引き替えに願いを叶える謎の男・千載と、その連れとなる剣豪・草薙の旅。天狗の話がものすごく好きです。「ひらひら」が良かったので買いましたが読んで良かった。
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順番が逆になりましたが、一冊目。
背中の紋様が喰った魂か。やっと設定を理解した。
続編には主人公コンビのそういうシーンがなかったもんで、あれ?と思ったが、こちらではいちゃいちゃしてて安心しました(笑)
三味線と舞、天狗の乱舞。艶やかで儚くて美しい。 -
これは良い。
二巻に当たる(のかな?)「螺旋の錠」を先に読んでしまって、後追いで読んだんだが、物語の出だしも丁寧で分かりやすい。
BL好きで時代物好きは四の五の言わずに手に取るべき。
「時代劇とか、ちょっと…」て人もだまされたと思って読んでみて欲しい。
括りとしてはBLだとは思うが、肉欲ズブリな展開はほぼ無いので、そういうの期待されると肩透かし食らうのでご注意を。 -
予想以上に面白かった!好きだな~。
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素晴らしいの一言に尽きます
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2012/05/16
【超好き】新刊読む前に再読。 人の魂を喰らい願いを叶える謎の座頭:千と剣豪浪人:草薙の二人が旅をしながら幾多の祈りを聞く。 千と草薙の心温まる親交と時代劇ならではの残酷さの対比に引き込まれる。 読者を選ぶのでBLなのがもったいないと思いつつも、やっぱりBLであって欲しいと思うジレンマにかられる物語。 -
これは良い…!!
ものすごく読み応えありました
絵もキャラもストーリーも文句なしです -
時代劇マンガとして純粋に面白い。その上BL要素もあるのだから文句のあるはずもない。オノ・ナツメさんの時代モノも好きだけど、ガチムチ侍のセクスィー描写はこちらに軍配w。
早く続編が読みたい! -
劇画調でこの画力でしかも時代もの。しかも人外!
こんなBLが読めるとはいい時代になったもんだ。
その上2巻に続くだなんて、嬉しいぢゃないか! -
BL…なのか…? 深い人間たちのお話。人間の本質のようなものが描かれている気がした。
天狗の話が一番好き -
初版:2010/09/25
第2刷:2010/12/05 -
よっ、岡田屋!
ええ、勿論『ひらひら』から波及(笑)
ジャンル分けでいえばBLらしいんだけど、男同士のセックスはあるこたあるがそれは何と言うかスパイスの一つであって、“千”という一人の不思議な男が喰らう不条理を破壊する話・・・かなぁ。
個人的に天狗の話がいっち好きです。千のドヤ顔が最高。 -
司馬遼太郎氏ばりの骨太な時代劇が、BLで読める幸せに感謝。
BLにして本格的な時代物なんです。いいとこ取りの、やわで適当な時代物風劇画とは一線を画しています。
この世に愛と憎しみの未練を残したまま死に逝こうとする者の魂を喰らい、幾歳月をさすらう妖しい座頭の千載。そして、そのさすらいの旅を共にする大剣豪にして浪人の草薙主税。
オムニバス一話完結形式で、二人が様々な人々の無念を晴らしていきます。
道理に合わない理由で引き裂かれ、追われる恋人や人外の哀しみ、痛みが物語全体を重く覆っているのですが、これを一掃する千載と草薙の活躍がスカッとした気分にさせられ読後感は爽快。
一話ごとのラストシーンで、二人の後姿がどんどん近づいていくのも心の距離のようでうれしくなるひとコマです。
かなりの表現力を求められるテーマを、これほど的確に描ける岡田屋センセに惚れ惚れしますが、いつものがっつり系エロは拝めませんでした。やはり、短編なのと、別の明確な主題があるせいでしょうね。
草薙と千載の絡みは、先生らしくブレのないエロだったので、これから明かされるであろう千載や草薙の過去とともに、次回楽しみなところです。 -
こういうの待ってた!!!絵がとても綺麗で話も魅かれる。
恋愛ベースではないいけど主人公、千載と浪人、草薙のなんとも言い難い関係が暖かくて素敵。
続きが待ち遠しい。