ライアテア (花丸コミックス・プレミアム)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 215
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592720515

感想・レビュー・書評

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  • ライアテアは、タヒチの島のひとつ。タヒチといえばゴーギャンを思い浮かべますが、楽園と現実との落差を痛感しながらもなお夢を追い続けた彼へのオマージュにも感じられるエキゾチックな表紙がステキです。
    カバー下は、センセらしく男前な褌姿でした(´∀`*)ポッ
    そして、ガン見してしまったのはあの裸身乗馬!これに尽きます。

    でも、舞台の大半はLA、サンディエゴとアメリカなんですよね。
    夢と現実が島と都会としてはっきりコントラストを持って描かれているのがいいです。
    ゾムは少年時代に南の島で出逢った美しいマニをずっと追い求めています。いろんなものを失ってなおマニのことだけは忘れられない存在となっているのです。
    ゾムは、写真家としての生命に関わる事態に陥っているのに、それを心配させるどころか前に進んで行こうという気概すら感じられて、とても芯のある男です。

    そして念願かなってマニと再会できることになるのですが。

    この再会の描き方が胸をつかれました。なんという豹変ぶりwww
    でも、雄々しくて悪くない。あとで読み返すと、このシーンの裏にあるマニの気持ちに切なくなります。
    20年の時も経っているし、外見ばかり取り沙汰されて、辛酸舐めて、マニはここまで生きてきたわけだから。その姿から真摯に彼なりに生きてきたことが、説明されなくとも理解できるんですよね。
    ストイックに生きてきたんだろうな~と感じられます。なのに、色気が隠しきれていない!!島の人間である証しのタトゥーにも萌えます。
    しかも、そこでちらちら登場する回想シーンが直截な描写は何ひとつないのに、すごくエロス…
    とにかくマニに目が釘付けです。

    ゾムもマニも大変険しい人生を送ってきていて、そして運命的な再会を果たしています。魂が美しければ、いつか求めていたものが手に入るのだという、希望に満ちたストーリーでした。

  • 神作品!感銘を受けました!!
    尊さと色気が両方ある作品だったと思います。読んで良かった!

  • この作品で作者さんの大ファンになりました!マニ(原住民の血を引く研究者)が美しくって本当にドキドキします!すごい美しい素敵な話だな~!!

  • 2014/02/13
    【好き】なんかもの凄く想像をかき立てられる表紙にも驚いたがとにかく、ふんどし+刺青は萌え!! カバー下の褌マニ後姿はニヤニヤが止まらなかった。さすが解ってらっしゃる(笑) カメラマン:ゾム×研究所職員:マニ。 ゾムは幼い頃に事故で両親を亡くし、難病で左目失明、マニは島を出てから差別といじめに合い島を捨てるなど二人が背負っているものは重い。 だが、ゾムが小さい頃出会ったマニと再会を望むことで欠けていた何かをお互いが埋めることができて良かった。 愛にもいろいろ種類があるのだなぁ…。

  • マニ〜〜〜〜〜〜〜!!続編でのゾムとマニの島と街での生活が読みたい!

  • 美しいマニ。
    登場したマニは眩いばかりに美しく、見事な絵力でした。

  • めっちゃいいわあ。マニ美しい。ゾム〜。永遠にお幸せに。

  • 美しい装丁に劣らぬ極彩色の物語。

    原因不明の難病で左視力を失ったカメラマン・ゾムと、その昔南の島で出会った現地出身の研究者・マニの話。 運命ってものがあるならば、こういう出会いの事だと思う。 奇跡と言い換えても構わない。
    岡田屋さんの素晴らしい画力で魅せる美しいマニ。 疲れ果てた研究者の顔と島で見せた表情の違いに、人間の本質をみた気がする。 人は、気持ち1つで別の生き物のようになってしまえるんだ。

    激しいセックスがあるわけじゃないけど、精神的な色気が静かに流れ込んでいる物語。 なんかもう、本当に脱帽です!
    運命を受け入れたマニは素晴らしく男前だった。 あとがきでサラッと描かれていたその後の話、この2人がもっと読みたい!
    胸がいっぱいになるような南国の熱を感じる作品。

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