日のあたる白い壁

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著者 : 江國香織
  • 白泉社 (2001年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592731849

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江國 香織
江國 香織
江國 香織
江國 香織
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日のあたる白い壁の感想・レビュー・書評

  • 絵画の紹介だが、江國香織が普段小説を書くときにどのようにして光景を文章に落とし込んでいるのかが窺えた。

  • もうずいぶんまえに、ブクブク交換で
    手に入れた本。

    ひさしぶりに読み返してみた。

    江國香織と絵画との関係がいいなあ。

    エッセイと絵のページ構成も好きだなあ。


    わたしは、詳しくはないけれど、絵画をふくむ
    芸術を、ずっと好きだったのだなと思う。

    ゴッホ、マティス、ドラクロワ、東郷青児、
    パスキンの絵がよかったな。

  • 24人の画家とその作品のもつ物語やイメージなどを、彼女らしい、詩的でありながら的確な言葉で綴ったエッセイ。

    学生の頃は友だちと結構美術館へ行ったものだけど、最近は年に一度行くか行かないか。
    特に絵画に詳しいということもない私でも知っているような有名な画家から、初めて知った画家まで、1冊まとめて読むと確かに江國香織セレクションだなあと納得。

    ドラクロワの「FLOWER STUDIES」
    ムンクの「お伽の森の子供たち」

    この画家が、こんな可愛らしい絵を描くの!?

    表紙の絵は、小島虎次郎「睡れる幼きモデル」
    自分の目でみる。自分の目でちゃんとみる。
    そんなことを、この画家は言ったそうだ。
    カーテンの生地の厚み、椅子の手触り、少女の髪の軽やかさ、ワンピースの柔かさ。
    その一つ一つに、江國香織の“favorite”を感じるのである。

    窓のある部屋の絵が多いのも、そう。

    好きなものを傍に置いて眺める至福の時間。
    好きなものに出会えた時の震えるような喜び。
    江國香織のそんなものが溢れている一冊。
    ゆっくりと味わいました。

  • (2001.09.17読了)(2001.09.16購入)
    (「BOOK」データベースより)
    「出会った絵について書くことは、でも勿論私について書くことでした」ドラクロワ、ゴッホ、マティス、荻須高徳、小倉遊亀、オキーフ…etc.。古今東西の27人の画家の作品をとりあげ、「嫉妬しつつ憧れつつ」自由に想いを巡らした、美しくユニークなエッセイ集。愛らしい小品から名作まで、画家たちの様々な作品を鑑賞しながら、江國香織その人に出会う―二重の楽しみが味わえる、宝物のような一冊。

    ☆江國香織さんの本(既読)
    「いくつもの週末」江國香織著、世界文化社、1997.10.20
    「ぼくの小鳥ちゃん」江國香織著、あかね書房、1997.11.20
    「すいかの匂い」江國香織著、新潮社、1998.01.30
    「神様のボート」江國香織著、新潮社、1999.07.15
    「冷静と情熱のあいだ Rosso」江國香織著、角川書店、1999.09.30
    「薔薇の木枇杷の木檸檬の木」江國香織著、集英社、2000.04.30
    「ウエハースの椅子」江國香織著、角川春樹事務所、2001.02.08
    「ホテルカクタス」江國香織著、ビリケン出版、2001.04.

  • 小説家でもある著者がお気に入りの絵を美しい言葉と共に描いてあります。

    この本の文章は主に絵を見ての感想や著者にまつわることで占められていて画家の人生史などについての記述は少ないです。

    例えば私の大好きな(レプリカが部屋に飾ってあります)ゴッホの「夜のカフェテラス」という絵の文章ではゴッホの青を「見る者を、誘うというより受け入れる青。それは教会のステンドグラスの青に、すこし似ている。ホスピタリティというのは温かいものだと思われがちだが、ほんとうはつめたい。つめたくなければ、人は安心して身をまかせられない。そのような青。」というように紹介されています。

    この絵はゴッホが見た、または過ごしたであろう夜のカフェとその前の通りが奥行きを持って描かれていて夜の空を表している青い部分は全体的に見ればほんの少しの部分となっています。それでもこの絵を気に入った理由として挙げるならばこの青の色使い!と言えます。

    青の色の深さ、美しさを感じられます。オキーフの作品の青さ(骨盤による距離)とはまた違い、心が落ち着く青の色です。カフェの光の黄色の色と対比しているからこそより引き立つ青の色でもあります。

    よく知られているようにゴッホは生涯を通して恵まれていた環境にはありませんでした。精神疾患を患い最後は自殺という形で亡くなっていったゴッホの人生においてこの作品を書いていた頃が一番安定したそして心が明るかった時だったと思われます。そんな短くも幸福だったときに描かれた作品だからこそより美しさを感じ愛着が持てます。

  • 2001年7月20日購入。
    2003年12月4日読了。

  • なんて素敵な本なのだろう。
    江國香織の好きな絵画の紹介なのだが、彼女の目を通して脳味噌を通して映った世界を、存分に堪能出来る本になっている。似た本では金井美恵子の「スクラップギャラリー」(これも最高に素敵な本)もあるのだが、それとは全然系統の違う、江國自身が見て感じる「感性」というもの重視しているのだと思う。
    感じることは十人十色なわけだけど、江國の感じ方っていうのはとても美しく、絵が、世の中が煌いて見える。
    そういうのって凄くいいなって思った。

    この本は古本屋で買ったのだけど、本に石鹸の匂いが染み付いている。
    それは少し気持ち悪いことなのかもしれないけど、この本と石鹸の匂いとがが良く合っているのだよ。
    本に匂いが付いてる(黴臭いのは別)のって私は初めてで、この本の前の所有者がこの本を大切にしていたんだと思うとどこか特別な感じがして嬉しかった。
    結果売ってるから私の手元にあるんだけどね。

  • 絵を描く側としては、なにもなかった。

  • 絵は見るのも描くのも好きなのですが、
    日頃美術館に行くということもなかなかできずにいます。

    最近は新しいコンセプトをもとに造られた美術館もあちこちにあって
    足を運んでみたいと思ってはいるのですが...
    ちなみに、今、もっとも気になるのは青森県立美術館と森美術館。
    のんびり出かけてみたいです。

    絵を見るということはふっと違う世界に迷い込むような感覚。
    いろんな窓から外を覗くような感覚。
    描いた人の心や目線に入り込んだような感覚。
    どこかやっぱり読書にもにていますね。

    さて、この本はそんな美術館気分を
    お家に居ながらにして味わえてしまうという素敵な1冊です。

    私の大好きな作家、江国香織さんのそれぞれの絵画にまつわる思いや
    エピソードが添えられています。
    ぱらぱらと絵だけを眺めるだけでも十分たのしいです。

  • 江國さんの文章が好きです。
    果物が好きらしく、オレンジで始まって桃で終わるところが
    しゃれている。
    こんな風に絵をみるセンスがないので、ひたすら、感心するけど、
    なんて風通しのいい!
    なんていう青!
    なんていう窓の開き方!
    江國さんの、「なんていう!」という興奮や感動がすごく
    伝わってくる。素敵。

  • 自分ではこんなにもひとつの絵に想いをめぐらせる事が出来ないから、それを助けてもらって、より味わっているような感じ。

  • 江國さん的美術散歩。
    去年のワイエス氏の展示…観にいきたかった…
    どうでもいいですが、『ルーブル展』って毎年やってますよね。
    内容は違うけども。

  • 説明がないぶん物語が生じる。
    だとすると、映画や小説よりも写真や絵画の方が単純に完璧だ。

    江國さんの絵との付き合い方はこういったカンジ。
    絵から物語が始まるのだ。

    私は、色彩に惹かれがちだ。
    …が、もっと印象を大事にして物語を読むような鑑賞もしてみたいと思った☆

  •  
     絵について語ることは、自分について語ること、と江國さんは言います。

     自分というものに、とてもとても興味がある私は、いろんなものに触れたいと思うのだろう。

  • 絵の好みが自分と似てるかも。

    ホッパーに関する記述には「そうそう!」と
    深くうなずく。

  • 美術館に行ったとき、ふと心ひかれる作品に出会う。
    ひと目ではっと心をつかまれたり、
    どうしても心からはなれなくなって、やっぱりもう一度見に引き返したり。

    そのときの気持ちを、こんなふうに文章にできたら、いいだろうなー。
    絵を描くことも、文章を書くことも、他のいろんなことも、よく似ていることなのかも!

  • あたしも、ゴッホの『夜のカフェテラス』大好きなのです。共感しました。

  • 1人でのんびり入るお風呂で、アイス珈琲とこの本を堪能します。ナカナカ優雅な時間…。おかげでヨレヨレなんだけど(笑)

  • あまり作品をみる機会がないけれど、これを見ていると
    江國さんの世界観が見えてきて、なおかつ美術館に行ったみたいで得した気分になれる。

    今度は自分自身の目で、本物を見てみたいと思った。

  • 2007.6.16 お昼<BR><BR>
    カバーも美しくて、大切に飾られているみたい。<BR>
    読んでいて、知らない名前がいくつか<BR>
    大切な名前に変わる予感がした。<BR>
    もっと、彼らのたくさんの作品を見てみたいと思えた。<BR>
    今まで、絵を見るときは視覚的にすき、ということがすべてだったけど<BR>
    えくにさんのいう、体液にしっくりくる、という感じがすごくわかって、<BR>
    桃の絵もすごく、わたしもそうだなとおもった。<BR>
    みずみずしい絵が、もっとほしくなった。
    <BR>
    それから、所有と惹かれることには大きな差があることも。

  • 美術館に行きたくなります。

  • 「描き手のあらわしたかったこと」のそとの部分を掬い上げる。

    この本のなかの絵画をずらりと並べてみてみたい。

  • 倉敷にある大原美術館は、すごくテイストのいい美術館ですが、そこに、この本の中の絵も何枚かあります。絵の選び方に似たものがあるのかな。カリエールや児島虎次郎とかの絵についてのエッセイです。
    文庫版も持っていて、それは病気の時にベッドで読みたいです。

  • 絵と文章。
    ホッパーが好き。

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