皆川博子作品精華 迷宮ミステリー編

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  • 白泉社 (2001年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592750048

皆川博子作品精華 迷宮ミステリー編の感想・レビュー・書評

  • 好:「水底の祭り」「火焔樹の下で」「私のいとしい鷹」「廃兵院の青い薔薇」

  • 皆川さんの文体は、華麗で堅牢である。
    凄艶という言葉が似合うだろうか。
    個人的には妖異譚のようなものの系統の方が好みだが
    この本もやはり面白くて、一気に読んでしまった。
    とろりと濃い闇の中を、黄金のオペラグラスで覗くような
    陶酔感と、堕ちていく快さ。冷たい美しさがあるように思う。

    人の心の迷宮は、なんて不可思議なものか。

    他の巻も是非精読しようと考えている。

  • 幻想文学に移行する前、中間小説誌に発表されたミステリーを選出。とはいっても皆川博子の筆にかかればそんじょそこらのミステリーとは一線も二線も画す。禁忌を破る愛、ネクロフィリアにみられる異形への愛…冷ややかな狂気と耽美が潜在する。そして案の定うっとり呆けるのである。

  • 残念ながら読み切れなかった。(便宜上「読み終わった」登録にしてあります)
    作品の内容とか図書館の返却期限ではなく、私の方がどうにも作品世界に入り込めなかった。ちょっと暗くてどろっとした雰囲気はけして嫌いではないんだけど。
    でも、戦中戦後を扱った短編、「水底の祭り」は引き込まれました。先日読んだ「倒立する塔の殺人」もそうだけれど、戦中の描写がとてもリアル(と、いっても私はリアルを知らないけれど)で、良くも悪くも目を逸らせないです。

  • 面白くなかったというわけではなく、ほとんどが既読だったというところで、☆三つ^^;

    もちろん初読の短編もありましたが。
    個人的には、いわゆる殺しのトリックだのなんだの、ミステリー色が前面に出ているものより、人の情念とか、夢と現実が曖昧な感じの内容のもののほうが好きです。
    もしくは、主人公の独白めいたもの。

    「黒塚」が一番好きかも。
    八十歳間際の女の犯罪。鮮烈。
    そこに至る諸々が、これほど短い話なのに、人生の長さ、変遷を思わせるところがスゴイなあ、と……
    芝居小屋モチーフはいい……
    「春の滅び」は、何が何だか分からなくて、そしてそう来る!と、本当にびっくりした。
    よくぞあんな展開を思いつくなあ@@

    タイトルがすべて秀逸。
    そして書き下ろしの短編がたまりません。
    皆川先生大好きです。

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