よるくまクリスマスのまえのよる

著者 :
  • 白泉社
3.92
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本棚登録 : 1938
感想 : 178
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592760894

感想・レビュー・書評

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  • たかが、一つ二つ歳を重ねるだけでも、子供にとっては大問題なんだね。年下の「よるくま」と照らし合わせて、自分を省みた、「ぼく」は、まだまだ甘えたい気持ちがあることは自覚するものの、そこで自制できるのは、成長の証でもある素晴らしいこと。

    そんなぼくは、今日ママにいっぱいしかられたから、わるいこだと思い、サンタさんも来ないのかもと不安に感じているけれど、それでも腐らないのが、ぼくのいいところ。

    そのあと、よるくまのためにしてあげたことが、ぼくに、クリスマスの奇跡を呼んだのかもしれない。
    そう思えるような、ファンタジーの中で待っていたのは、かつての素敵な素敵な一度きりの思い出。

    『もう しんぱい なんか しないでね』

    クリスマスの前の夜ということで、どうしても、今日感想を書きたかった、この作品。

    これを書きながらも、明日の朝を夢見て待ちきれずに、素敵な笑顔で眠っているであろう子供たちを想うだけで、私はとても幸せな気持ちで満たされる、そんな事にも気付かせてくれた、この作品のおかげで、私にとっても素敵な夜になりそうです。

    • たださん
      aoi-soraさん、こんにちは。
      私にはもったいないくらいの、素敵なコメント、ありがとうございます。

      暗記できるくらい、たくさん読まれて...
      aoi-soraさん、こんにちは。
      私にはもったいないくらいの、素敵なコメント、ありがとうございます。

      暗記できるくらい、たくさん読まれているのですね(^^)
      そのお気持ち、分かる気がします。前作は、よるくまのために一生懸命だった、ぼくが今度は、よるくまに助けてもらうのも、お互いの温かい友情を感じられて、胸が熱くなりますし、両作品通して実感できるのは、やはりお母さんの偉大さですね。同じ人間って書くと変ですけど、何かお子さんに対する時の、お母さんの雰囲気は独特なものを感じさせる時もあって、そうした神々しくも温かい雰囲気を、物語からいっぱい受け取れて、酒井駒子さんの目線の素晴らしさも印象的でした。

      そう言われれば、紛らわしい書き方をしてしまったなと、反省しておりますが、私、独身で、子供もいないんですよ(^^;)

      でも、全然気になさらないで下さいね。お子さんの絵本、これだけ読んでいれば、そう思われても仕方ありませんし、本書の中の、酒井駒子さんの、幸せそうに眠っている子供たちの絵を見ていたら、そうした感慨が湧き起こってきて、幸せな気持ちになったので、素敵なクリスマスでしたよ(^^)
      2022/12/25
    • aoi-soraさん
      たださん、大変失礼いたしましたm(__)m

      温かい絵本がたくさんの本棚なので、勘違いしていました

      絵本のレビューって難しいなと思って、私...
      たださん、大変失礼いたしましたm(__)m

      温かい絵本がたくさんの本棚なので、勘違いしていました

      絵本のレビューって難しいなと思って、私はほとんど本棚登録してません(^.^;
      なので、たださんの感想いつも楽しみにさせてもらってます

      これからもよろしくお願いします♪
      2022/12/25
    • たださん
      aoi-soraさん、いえいえ、そんな謝らないで下さい。紛らわしい書き方をした、私が悪いのです<(_ _)>

      絵本のレビューは、最初こそ、...
      aoi-soraさん、いえいえ、そんな謝らないで下さい。紛らわしい書き方をした、私が悪いのです<(_ _)>

      絵本のレビューは、最初こそ、どう書こうかと悩みましたが、数をこなすうちに、自然と言葉が、ぽっと浮かぶようになりまして・・ちょうど、私が子供心の自分と向き合いたい気持ちが高まった時でしたので、今は、日常ごとになってまして、私自身、絵本や児童書からたくさんの学びを得ているなと、実感しており楽しいです(^_^)

      ただ、私の場合、読みたい作品が多いため、つい、簡単に書いてしまったりするのですが、それと比べて、aoi-soraさんの、とても丁寧で、思いの溢れそうな小説のレビューには、とても心惹かれるものがあり、私には書けないななんて、思っております。

      こちらこそ、これからもよろしくお願いします♪
      2022/12/25
  • 小さな男の子が一人で寝るのが不安な夜、遊びにきてくれるよるくま。よるくまと共に空想の世界に旅立って、ワクワクしたり安心したりしたところで、明日を楽しみに思いながら眠りにつく、という構成の『よるくま』。そのクリスマスバージョン。

    クリスマスプレゼントをお母さんが枕元におきながら、寝かしつけをするその幸福な光景に思わず涙が出てしまいました。
    クリスマス絵本読むのがここ数年好きなんだけど、こういう人生の中で得られたささやかで幸福な経験とリンクするから、読んでいて楽しいのかもしれない。

    「ふふ、いいな。よるくまは いいな まだ ちいさいから いっぱい だっこして もらえて いいなあーーー」

  • よるくまがいえにきてよかったなあとおもいました

  • クリスマスの前夜のストーリー。よるくまとの出会いから今年のクリスマスへ繋がる展開と。お母さんの暖かさを感じるところが良いなと思う。

  • 2y義母が、クリスマスに子に似てる子が出てくると送ってくれた本。可愛さからしてよるくまに似てるのかと思ったら男の子のほうだった。
    長いお話なので、読んでも興味を示さないかもと思ったが、結構お気に入りで寝る前に持ってくる確率が高い。

  • 大人が読む分には良い絵本ですが、残念な絵本でした。
    絵も可愛いし、話もあたたかい。せめて、最後のページの「手」がサンタさんの手であれば・・・
    小さなお子さんには見つからないようにしましょう。

    [more]
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    「ぼく… ぼくには サンタさん くるかなあ。こないのかもしれないね、だって ぼく わるいこだから。きょう ママに いっぱい しかられたから」
    そんな心配をしているぼくと、そんなの大丈夫だよと優しく寄り添ってくれるよるくまとが、一緒にイブの夜を過ごすお話。

    著者は着物のデザインなどを手がけた経験ももつフリーのイラストレーター。はっきりとした色でぬりつくされた背景に、優しく愛らしいタッチのイラストが絶妙なバランスで配され、場面場面に思わずひきこまれてしまう。黒い背景には明るい黄色のイラストが映え、あたかもきらきら輝くクリスマスの美しいイルミネーションが目の前に広がっているような気持ちになる。

    不安にふるえる小さな心が、優しさに包まれて安らかな心へと変わっていく。聖歌の「Sleep in heavenly peace」という一節を思い起こさせる心温まる絵本である。(石井和人)

    内容(「MARC」データベースより)
    あしたはたのしいクリスマス。わるい子にはサンタさん来ないのかしら? 心配で眠れない。そしたらよるくまが遊びにきて-。ぼくとよるくまの、お母さんのこと大好きな気持ちが溢れた絵本。『月刊MOE』掲載を単行本化。

  • よるくまが男の子を慰める「ぎゅっ」が可愛くて可愛くて癒される。小さな子にも優しいし素直だし、いっぱい叱られる要素がなさそうに見える男の子だけど…お母さんからしたらいろいろあるんだろうな…。
    前作よりさらに場面展開が唐突で大人の自分は戸惑ってしまったけど、2歳4ヶ月の息子は何度もリクエストするほど気に入った様子。初回こそきょとんとしていたが、手を振るよるくまのおかあさんに「お~い」と呼び掛けたり、ページの中で発見したことを次々教えてくれたり、読み返す度に様々な反応が増えて楽しかった。

  • 2歳2ヶ月。
    クリスマスが近いので図書館で借りた。
    最後、勘のいい子は何かを察してしまうんじゃないかと心配になり、一度しか読み聞かせしなかった。

  • クリスマスイブ。
    ママにいっぱい叱られたからサンタさんが来てくれないんじゃないかと心配で眠れない男の子。
    そこへよるくまがやってきます。

    おもちゃの飛行機に乗っている場面が好きです。
    よるくまも男の子もお母さんが大好き、そしてもちろんお母さん達も・・・
    優しい気持ちになれる絵本です。

  • 甥っ子が大好きだったよるくま。クリスマスのまえのよるのよるくまかわいいね。

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著者プロフィール

1966年兵庫県生まれ。絵本作家。著書に『よるくま』『ぼく おかあさんのこと…』『ロンパーちゃんとふうせん』『金曜日の砂糖ちゃん』『くまとやまねこ』(文:湯本香樹実)、画文集『森のノート』 など。

「2022年 『橋の上で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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