旅館すずめや

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 78
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (29ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592761334

感想・レビュー・書評

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  • 切り絵のくっきりした輪郭に、色とりどりの彩色が美しく可愛らしい、すずめの女将さんの優しく暖かなおもてなしが素敵なお宿の、冬の風景のお話です
    竹林を抜けた先の旅館すずめやは、庭の生け垣、咲いた花、炭火鉢が置かれた玄関、廊下から見える松の木と灯籠が美しい庭、客室はすぐに入れるこたつが準備され、雪が降る竹林の庭の吊り灯籠が灯っていて、暖かな客室の床の間には白い椿が生けられています
    客室では、すずめの女将さんの手作りの季節の練切と共に、点てられたお抹茶を楽しめます
    暖かい室内で遊んでもよし、雪合戦がしたければ手編みの手袋とマフラーを貸してもらえます
    お宿には、冬眠のための長逗留もでき、女将さんは湯たんぽを取り替えたりお布団を直してあげたりと、快適な冬眠のためのお世話をしてくれます
    炉端で頂くお料理も美味しそうで、冬ならではの楽しみがつまったメニューは豊富で、泊まりたい! ぜひ泊まりたい!  とバタバタしたくなる素敵さがいっぱいです
    巻末には、作中に登場した可憐な和小物の解説が付いていて、漢字の勉強にもなります
    和の旅館っていいもんだなあ~としみじみほのぼのする傑作絵本です

  • すずめの女将が経営する山奥のひなびた旅館「すずめや」。動物たちが泊まりに来る。玄関、お部屋、広間、庭での雪遊び、温泉、夕食、子どもたちへのおやすみの読み聞かせなど、心遣いいっぱいのおもてなし。切り絵絵本。(29ページ)
    ※こんなひなびた温泉宿でくつろぎたーい。どこか懐かしい。

  • 切り絵の雰囲気とハッキリとした色遣いが可愛かったです。

  • 切り絵で描かれた居心地のよさそうなすずめやの様子はみているだけで心温まります。

  • 旅館すずめやのおかみの冬の1日。
    お客さんをお迎えして、部屋に案内。
    和菓子や食事を出したり、冬眠中のくまの布団を直したり。
    お客さんは昔ながらのおもちゃで遊んだり、外で遊んだり、温泉に入ったり、おかみに寝物語を聞いたり。
    1日の仕事が終わったおかみもお風呂に入って疲れを取るのだった。

    切り絵のイラストがはっきりしていて楽しい。
    ストーリーらしいストーリーはないけれど、昔懐かしい冬の風物を楽しめる。

    途中に出てくる和菓子のページ、どれもおいしそう…。

    巻末には絵の中に出てきた和の小物、道具類、おもちゃ類の紹介があってためになる。
    ゆきだるまのゆきちゃんが毎ページに登場していて、これもさがしものにもなっている。

  • 泊まりに行きたくなるようなほっこりする一冊

  • 明日も素敵な冬になりますように。

  • 山奥のひなびた旅館「すずめや」のお話。
    切り絵の黒い線がはっきり。
    すずめの女将さんは働きものです。

  • すずめの女将が切り盛りしている山奥のひなびた旅館「すずめや」。
    雪を見ながらの露天風呂、きりたんぽ鍋、冬眠中の動物達への心遣い・・・女将は一日大忙し。
    見開きのページで紹介されているたくさんの種類の和菓子、お茶碗、お箸が素敵です。
    どのページにも雪だるまのゆきちゃんがこっそり隠れているのもお楽しみ。
    巻末には絵本に登場した和の小物型録もあります。
    子どもでも十分楽しめますが、大人の女性が好みそうな絵本です。

  • 切り絵 絵本なんですが隅々まで細かく書かれていて何よりも出てくる動物たちの表情が良いんです


    凄く和まされて癒されます



    買う価値はアリですよ

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著者プロフィール

あめみやなおこ/絵本作家・イラストレーター。著書に『旅館すずめや』『えんぎがいい』(共に白泉社)など。コドモエのずかんシリーズは『とりのずかん ものしりあいうえお』に続いて2冊目。

「2022年 『むしのずかん ものしりあいうえお』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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