貸し物屋お庸 江戸娘、店主となる (招き猫文庫 ひ 1-1)

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著者 : 平谷美樹
制作 : げみ 
  • 白泉社 (2015年1月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592831051

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貸し物屋お庸 江戸娘、店主となる (招き猫文庫 ひ 1-1)の感想・レビュー・書評

  • シリーズ第一弾
    何不自由なく育った大工の棟梁の言葉遣いの悪いお庸、盗賊に両親を殺され、仇を突き止める縁で貸し物屋・湊屋出店の店主に
    不可思議な事件も含め事件を解決、今回のメインは亡くなった姉・幽霊?

  • シリーズ新しいのを読んだら、これを本棚に入れていないことを思い出し、あわてて入れる。

    「でんでら国」で新しい時代劇だと感じた平谷さん、今度は大工の娘で、口の荒いお庸が、、貸しもの屋、今でいうレンタルショップの支店長になります。
    この時代のレンタルは、「無いものはない」とうくらいで、日常の蚊帳や鍋、釜、下穿きまで借りることができたというから驚きです。(お庸が掲げている看板は、無いものは無いから貸せない、という意味も掛けてある)
    押し込みで両親を殺されたお庸は、本店の清五郎の力を借ります。その借り賃を支払うため、支店の店長になるのです。お庸にものを借りに来る人たちの謎や、捕り物も交えて、軽快な時代劇になっています。

  • ライトな時代物。
    男まさりな大工の娘・お庸が貸し物屋の店主になり、様々な事件に巻き込まれる。四話構成。

    ・第一話 一難去って
    お庸と清五郎の出会い。初めからお庸がべたぼれ。
    お庸の家に押し込みが入り、清五郎の貸し物屋の出店の店主につくところまでの話が展開される。
    お庸は親を殺した賊にかたき討ちをするため、貸し物屋の店主・清五郎に「力」を借りに行く。
    貸せない物はないと豪語する貸し物屋・湊屋の店主として、清五郎はお庸に力を貸す。
    清五郎や彼の仲間のおかげで、賊は無事に捕まる。
    そのレンタル料として、お庸は湊屋の出店の店主として働くことになる。

    ・第二話 初仕事
    晴れて店主となったお庸。
    清五郎の店の奉公人であり、一番の理解者である松之助の手伝いもあり、店は何とか軌道に乗り始める。
    時期は雛祭りまで数日。そんな中、あわただしく雛人形を借りに来る奇妙な男がいた。
    清五郎に相談したり、張り込みをしたりすることで、その男が仕掛者(詐欺グループ)一味だと言うことが明らかになる。
    清五郎とお庸たちは不思議な力が宿った雛人形をあえて貸すなどの一計を講じて、一味を捕まえる。

    ・第三話 桜の茅屋
    桜の季節。
    お庸の店に笊を借りに来る男がいた。男は綺麗な笊ではなく、古い笊を貸してくれ、と奇妙なことを言う。
    男の母親は呆けが入っており、元気がない。その身を案じた男は家を母親が元気だったころのまま「わざと古く見えるように」建て替え、母が台所で使っていたような古い笊を探していた。
    「貸せないものは無い」湊屋の面目を守るため、男の母を想う気持ちを汲むため、お庸は古く見えるような細工を得意とする職人の手を借りて「古くて穴の開いた笊」を作り出し、男に貸す。
    笊を見た男の母親は元気を取り戻し、再び台所に立つ。

    ・第四話 盂蘭盆会
    季節は進んで、お盆。
    お庸の店に、お庸の弟幸太郎がやってくる。
    お庸が家を出て店主になった後、家の中にお化けが出るのだと言う。
    清五郎と、その知り合いである僧・瑞雲とともに家に帰ってきたお庸。
    やがて家の中に出て悪さをしているお化けの正体がわかる。
    それはお庸が生まれる前にお庸の母のおなかに宿り、流れてしまった水子・おりょうの霊だった。
    おりょうは家を守る神になるために、家にいる。
    無事に神になるまでの間、皆で見守ることに決めた。
    そして新盆を迎える。
    お庸は亡くなった父と母に手を繋がれて笑うおりょうの姿を見たような気がした。

    会話文が多くて読みやすく、時刻表記の下にカッコ書きで現代の時刻が書かれていたり、江戸時代と現代の季節のズレなど、もろもろの説明が親切に添えてあったのでわかりやすかったです。

    清五郎さんがやたらイケメンに書かれており、
    「ひっかからないぞ!!」と思って読んでいましたが、
    やっぱりイケメンなので見事にやられました(笑)。

  • 主人公は男勝りの口調で、すぐ熱くなるため我儘な所も見受けられますが、はっきりした性格なので嫌な感じは受けませんでした。
    貸し物屋としてのちょっとした謎もあり、勢いがあって楽しめます。

  • 2015年9月西宮図書館

  • 2015年1月刊。文庫書下ろし。4編の連作短編。不思議なお話も取混ぜた江戸の仕事と人情と捕物の話。おもしろそうな登場人物達の割には、お話の広がりが不足気味です。単純すぎて、楽しめませんでした。

  • 貸し物屋になった経緯は分かったが、猫はどこに?

  • 棟梁のお嬢さん お庸が、主人公である。
    ある夜、家に賊が入って、両親は殺され、お庸も、瀕死の怪我を負う。
    今までの幸福で、何不自由なく生活していたのが、一変してしまい、人の世話で、貸し物やの店主に雇われる。
    貸し物屋だけあって、色々な注文があり、其の推測するのも面白いが、又、摩訶不思議な亡くなったお庸の姉の亡霊まで出てくる話には、、、少し、話の展開が、おかしいのでは、、、と、思ってしまった。
    そして、やはり、江戸っ子であっても、棟梁の娘であり、何不自由のなかったお嬢様が、「おいら」と言う言葉や、べらんめぇ言葉を使うのは、、、如何なものかと、、、、
    お付きの者たちがいて、やはり、大工達を、采配していた親のしつけがなって居ないように思われるのではないだろうか?
    折角、良い両親で、色々な人脈を持っており、優しかったと言う伏線が死んでしまうのでは、、、と。
    言葉づかいを、好きな人の前では変えるという設定をしたいのは、理解できるけれど、わざわざ年頃の娘に、べらぼう言葉は、似合わない。
    簡単に読めるのて、表紙イラストの可愛さについ読んでしまった本であった。

  • 江戸時代は話し方など、小気味良くて、やはり大好きだ。あのチャキチャキした雰囲気が落ち着く。いろんな意味で魅力満載の時代…なかなか楽しく読了~。
    ただ、最初は、なんとなく、ほのぼのした内容と思いきや…序盤で主人公に悲しい出来事が…でも負けずに前に進み頑張っていく庸…可愛いね~見習いたいね。

  • たぶんシリーズなんだろう。
    で、文がうまくなれば面白くなると思う。
    ただ、ヒロインの
    「おいら」
    自称がどうにも馴染めない。

  • 作者は物語の焦点をどこか一点に絞ることはできなかったのだろうか?
    短篇集なのだからという意見もあるだろうが、読み終わった感想としては作者がこの作品でなにが書きたかったのかわからない。
    主人公の恋物語なのか、貸し屋という仕事なのか、親の死と家神になりかかっている死んでしまった姉のことなのか、どれも中途半端で理解ができなかった。
    なんだか新しいレーベルを競うように出版社が出していりが、肝心の作品がお粗末では話にならん。

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貸し物屋お庸 江戸娘、店主となる (招き猫文庫 ひ 1-1)の作品紹介

江戸にはあらゆる物を貸すという商売がある。今でいえばレンタル屋。思わぬ事から店主を任された、美少女お庸。「無い物はない」貸物屋として、客の無理難題を颯爽と解決する! 痛快キャラ誕生!
2015年1月刊。

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