- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592831167
感想・レビュー・書評
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面白かった。
何不自由なく育てられた野朱が全てを失い、その日を行く抜く術も知らずさまよう。
哀れすぎて、読み進むのが辛かった。十二国記の陽子よりひどい。
そんな中で生きる意味、幸せを感じさせる物語だっただった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読みやすいけれど、しっかりストーリーがあって良かった。
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若さ・美貌・血筋とすべてそろった少女が、一夜しにして老女になってしまう。姥皮がぬげ乙女の姿にもどるのは望月の夜だけ。すべてを失って生きてく気力さえなくしそうになった少女・野朱のお話。
淡々とした幻想的な雰囲気のなか、静かに物語が進んでいく。とてもきれいなお話だと思った。空知らぬ雪ってすてきだな。 -
新聞で見て気になっていた作品。YA作品として紹介されていたけど、歴史…というか幻想小説。
言葉遣いや漢字が普段読むものと全然違うので難しかったです。
物語を盛り上げる大きなうねりのようなものはなく、話にのめり込んで先が気になって読み進める作品ではないです。
むしろ、霧に浮かぶ安土の城や、王や若者や、クライマックスの桜の雪…情景がとても美しくファンタスティックで、私も幻を見ているようなぼうっとした感覚になりました。
後半は同じ場面でも視点が何度も切り替わり、多少の読みづらさを感じました。
少女の成長物語が主軸となるお話を期待していたのでちょっと違う気がしましたが、とても美しい読後感には満足しています。 -
典型的な世間知らずなお姫様ヒロインが、最終的に母になるという冒険譚。そこそこ面白くて、読みやすい。ただ、テンポはいいのだが、盛り上がる部分があるわけでもなく、淡々とお話が進む所為でいまいち物語にのめり込む事が出来なかった。
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美とはなにか
信長かかっこいい -
【収録作品】うばかわ姫/月下の恋/水籠りの森/空知らぬ雪