貸し物屋お庸 娘店主、捕物に出張る (招き猫文庫)

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著者 : 平谷美樹
  • 白泉社 (2016年1月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592831303

貸し物屋お庸 娘店主、捕物に出張る (招き猫文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「貸し猫探し」は、このシリーズの白眉かも。本業のレンタル業の話で、ちょっと推理ありオカルトあり、〆は人情もの。猫がかわいいし、一番のお気に入り。

  • 相変わらず口が悪くても気っぷのいいお庸の貸し物屋だが、評判を聞いてだんだん客が増えているようです。
    今回は、お庸をつけ回すものたちが見え隠れして、それを知った清五郎もお庸を守るために警護をつけています。これが次回どう展開するのか。
    「貸し猫探し」は、短編集「てのひら猫語り」にあったものに加筆したもの。
    2巻を飛ばしてしまったので、あとから読もう。

  • 第三弾
    これまでと似たような話だが、この世とそうでないものが見える話、勿論そうでない話もあるが
    今回で更にお庸の何か出生に係わる話が
    湊屋の主の秘密も何も変わってないが

  • シリーズものの3巻目で、2巻読んでないんですけど、こっちが先に手に入ったので待ち切れずに読みました。
    多分2巻目の内容を踏まえた箇所が何か所があるので、2巻を読んだら書き足すかも。

    ・第一話 行李
     お庸の店に行李を借りに来た山野という男。山野はかつて人を殺めて出奔中の身だった。
     しかし人を斬ったのには深い訳があり、ようやっとお許しが出てかつての藩主の江戸屋敷に行くことになったと言う。行李はその際に荷物を運ぶために借りに来たらしい。
     お庸たちはその「お許し」に疑問を持つ。本当は許してはおらず、捕まえて切腹させる気なのではないかと疑い、山野を引き留めた。しかし山野は、それでも藩主が呼んでくれたのだから行く。切腹を命じられたら潔くそうする、という。
     山野の武士としての覚悟を理解したお庸たちは彼に行李を貸し、見送る。
     山野は許され、再び藩主の元で働けることになった。お庸たちは一様に安堵して喜ぶ。

    ・第二話 拐かし
     ある日お庸の元に、かつての父の大工仲間・秀三がやってくる。自分の息子・小吉が誘拐されたと言う。調べていくと、どうやら秀三の息子は別の金持ち商家の息子・大吉と間違えられて連れ去られたと言うことが判明。
     お庸たちは誘拐された小吉の友達である大吉ほか、数名の少年たちと力を合わせて誘拐犯のアジトを突き止める。
     そしてお庸は、本来誘拐されてしまうはずだった大吉の親に掛け合う。貧乏な秀三に代わり、身代金を出してもらうためだ。大吉の親は商人としてお庸に厳しい言葉を投げかけた。お庸は商人としては未熟な自分の非を素直に詫びる。大吉の父はそれをみて、惜しみない協力を申し出る。
     最後は清五郎たちや秀三、秀三の近所の者たちの協力で犯人たちを捕まえる。

    ・第三話 貸し猫探し
     お庸の店に、飄々した雰囲気を持つ老人・五右衛門が訪ねてきて、ある特徴を持つ子猫を貸してくれという。老人が仕える家のお嬢様が所望しているのだと言う。
     店に猫は置いていないが、湊屋の面目を保つため、お庸は老人と子猫を探しをはじめる。
     途中、清五郎の元に立ち寄った際、清五郎は一瞬奇妙な顔をしたが、お庸の判断に任せると言った。お庸は路地裏や魚河岸などを奔走し、ようやく猫を見つける。しかし一緒に猫を探していたはずの五右衛門は消えてしまう。
     翌朝、見つけた猫を五右衛門のお屋敷に届けに行くと、家の者から「五右衛門は今朝死んだ」と言われ、お庸は驚く。
     実は五右衛門の正体は、お嬢様が昔から飼っている猫。猫は自分の死期を悟っていたが、自分の死によりお嬢様が悲しまないよう、自分そっくりの子猫をお嬢様に届けようとする。そこでお庸の店に行く。
     清五郎は初めから、お庸が猫と連れ立って歩いているように見えていた。それでもお庸の働きを信じ、任せていたのだった。

    ・第四話 亡魂の家
     秋。赤ん坊を背負った男がお庸の店にお札を借りに来る。何でも家に亡霊が出て女中がやめてしまい、困っていると言う。男は妻を無くしており、赤子の世話と仕事で行き詰っているらしい。だが不思議なことに男自身は亡霊を見たことがない。だから余計に困っていると…。
     お庸はかつて世話になった清五郎の知り合いの僧・瑞雲の存在を思い出し、男に手を貸すことにした。
     瑞雲はお庸の家にいる神様見習いの霊、おりょうの力を借りてから、皆で男の家に行く。そこに亡霊たちが姿を現す。亡霊たちの正体は、子供を亡くした無念を抱える母親たちの魂だった。亡霊たちは男と赤ん坊に襲いかかる。しかし謎の力が二人を必死に守っていた。
     二人を守っていたのは亡くなった男の妻の霊。男が今まで亡霊たちの姿を見なかったのは妻の霊が守っていたからだった。
     瑞雲はおりょうの霊の力を借りて亡霊を鎮める。そして男の妻の霊は役目を終え、静かに旅立っていく。
     お庸は力を貸して... 続きを読む

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貸し物屋お庸 娘店主、捕物に出張る (招き猫文庫)の作品紹介

「貸せぬものはない」貸し物屋の店主・庸。ある日、侍が行李を借りたいと来たがその様子を不審に思い…。可愛い顔にべらんめえ、人情とおせっかいで店を切り盛りする、若き娘店主の痛快シリーズ最新刊。
2016年1月刊。

貸し物屋お庸 娘店主、捕物に出張る (招き猫文庫)はこんな本です

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