きみ、うた、そして幸福 (白泉社花丸文庫BLACK)

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著者 : 四ノ宮慶
制作 : 兼守 美行 
  • 白泉社 (2012年7月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592850939

きみ、うた、そして幸福 (白泉社花丸文庫BLACK)の感想・レビュー・書評

  • タイトルに一目惚れして購入。June臭あるようなほの暗くシリアスで筋の通った話で、思わずレーベル見たけどそんなに外道なエロはなく、個人的に台詞萌えのエロで面白かった。★5か迷ったけど、再読したいほどではなかったので★4かな。

  • バーテン×元医者

    孤児院育ちの主人公は、苦労して医者となり、恋人もでき幸せをかみしめていたが、恋人の死によって全てを失ってしまう。妻子ある男性だったことが発覚し、職場の人間も参列する葬儀の場で不倫を暴露されてしまい、職を辞するしかなくなってしまった。
    住むところも職も失って茫然としているところに、ある男が声をかけてきた。恋人と同じ、煙草の香り、そしてほくろ・・・。
    身体を重ねてしまったあげく、その男の部屋に転がり込むことになるが。

    主人公は「薄幸タイプ」なのですが、ナヨナヨしているというよりむしろ苦労してきた分ホネがあります。だからか、作品としてもしんみりした方向にいかず、読んでいてとても楽しかったです。
    エロシーンもほどほどあるのですが、日常のシーンがしっかりとしている分、エロだけが浮くという事がなく自然でしたね。
    後日談もよかったです。

  • シリアスの、王道ものという印象です。キャラ立ちがきちんとしていて読みやすかった。
    孤児で施設育ちの秋は、薄幸受の極みでした。その境遇から逃れるため、秋は勉強に励み苦労して医者としての道を進みます。そして、その職場で念願の恋人もでき、幸せをつかんだかのように見えたのですが。
    秋の元カレはとても残酷な男。秋は真実を全く知らずに彼のことを愛していたのです。挙句の果て、男は真実を秋に何一つ告白することも無く、この世から去っていきます。そのせいで周囲に性癖がバレて、秋は仕事も住むところも失ってしまいます。もう、とんでもないヤツにひっかかっていたとしか言いようがないですが。

    この酷い男が泣き黒子の持ち主で独特な香りのするガラムたばこを愛用していた、というのがポイント。
    秋が元カレと同じ泣きボクロがあって同じタバコのにおいがする純也に惹かれた理由は痛いほど分かりましたが、似てるってことはまたロクなヤツじゃないぞ、と思っちゃいましたね。
    でも、ちょっとそれは失礼だったかもと反省。
    案外いいヤツでした。親に対してとか、秋に対してとか、スネたり甘えたりしてかなりお子ちゃまでしたけどね。第一印象が大人っぽかったので、秋と一緒に少しの間勘違いしてしまいました。
    でも、ワガママなところも秋にだけ素顔を見せてるのかな?と思うとキュンとさせられたりもしました。

    それより、秋ですよ。
    やはり苦労してる分、素直じゃないところがあるのかもしれません。純也に対しても意固地になりすぎたり遠慮しすぎたり、かなりめんどくさい男です。そうなってしまう気持ちが分かりすぎるところが、辛いんですよね…
    秋の感覚から比べれば、純也はとっても恵まれすぎているように見えてしまったんですよね。そうじゃなかったんですが。
    自分だけが不幸なのだと思い込んでいた秋です。でも、純也に出会って、相手の悩みや苦しみなどの、心の内まで思いやることができる人間に成長できたのがよかった。いいところも悪いところも、好きならすべて受け入れる気持ちが生まれています。
    そして、自分を殺してまで相手に合わせるという無理もしなくなったのも、ステキです。
    これは、純也に愛されているという確信があるからできることですね。

    純也も駄々捏ねずに再び医師としての道を選択したところで、お子ちゃまから脱皮できたのではないかとしっかり感じました。
    地に足の付いた終着点が、とてもよかったです。

    エロ的には、とっても生真面目で遠慮深い秋が、Hでは豹変して乱れまくるのに煽られました…そんな身体になったのは、最低だった元カレが仕込んだせい、というのも萌える。

  • うるうるできゅんきゅんしました。末永く幸せに暮らして欲しいです!

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