mother (白泉社花丸文庫BLACK)

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著者 : 丸木文華
制作 : 門地 かおり 
  • 白泉社 (2013年1月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592851004

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mother (白泉社花丸文庫BLACK)の感想・レビュー・書評

  • 花丸文庫と花丸文庫BLACK、同じ出版社で何故こんなにも差があるのでしょう。
    と改めて思った一作です。

    個人的に花丸文庫は比較的あっさりしたさわやか作品が多いと思っているのですが、
    BLACKになったら名前の通り黒い、ねちねちした感じのお話だなぁと思いました。

    こちらの作家さんの作品は初読みだったのですが、
    読んでいる途中で何となく事件の犯人はあの人じゃ……と
    思いつつ読んでいたのですが予想が当たっておりました。
    でも内容が濃くてフラグも沢山だったので最後までハラハラしながら読み進めておりました。

    短編の方は攻め視点の独白が続いていたのですが、
    本編読破後に読むと本編 を読んでいる最中理解不能だった攻めの気持ちが
    少しだけ理解できたかなぁと思いました。

    勿論色々やっちゃ駄目だろこれは!
    というものもあるので全部が全部理解出来る訳ではないですが。

    普段よく読む所謂片思いから気持ちを伝えてハッピーエンド
    という様なお話ではなかったので読了後も重苦しい気分にはなりましたが、
    こういう作品もたまにはいいなとも思いました。

    挿絵の門地先生の絵が凄く奇麗でH度が増している様に思いました。

  • ベストオブ執着攻め。これぞ執着攻め。丸木文華の本領発揮作品。すべて計算づくの執着攻めと、頭緩めだけど何もわかってないわけではない受け、そしてラストはストックホルム系というか、あれ受けちゃん壊れちゃったかな?って感じのメリバ。後日談含めそこはかとなく不穏さが漂う終わり方で、一般文芸作品だったらこれはバッドエンドの気配濃厚かなっておもうところだけどBLなのでメリバだと思います。今のところわたしが読んだ丸木作品中最高。

  • 天真爛漫な主人公が何者かに強姦され、
    それを機に心境も生活も一変してしまう、という話。

    犯人が誰なのかを探っていくミステリー的な
    お話なのかなぁと思いきや、
    犯人は最初から分かり切ってました。
    あまりにも分かりやすかったので
    逆にフェイクかなと深読みしたぐらい。

    でも、これはミステリーではなかったんだな…
    激しい執着攻めの物語だったのですね。

    物語としてはとても単純です。
    攻めが受けに執着するあまり罠にはめたってことですね。

    天真爛漫というか、若干頭がゆるい受け。
    悪意がない・悪意が理解できないというのは
    ある意味、暴力的な事でもあるんだなと思いました。
    う~ん、神崎の気持ち、分かるなぁ。
    近くにいたら自分の卑小さが拡大されて辛いわ。

    でも自分でもそれに少し気づいていて、
    そのことに後ろめたささえ感じている。
    周りが「天使」と呼ぶことは決して
    褒め言葉だけじゃないのですね。
    ある意味「人間じゃない」ということかもしれない。

    攻めをあっさり赦して、それどころか
    慈愛の精神でもって包み込むラストは
    人間としては理解できないけど、
    「天使」としてはそれでいいのかもしれない、と思いました。
    人同士の恋愛じゃなかったんだな、最初から。

    バッドエンドではないけどハッピーとも言い難いかなぁ。
    塚越がどれだけ真治を抱いたとしても、
    真の意味で手に入れられる日は来ないのだと思います。

    攻め視点が欲しいな―と思ったところの描き下ろし。
    かゆいところまで手が届いてるw
    攻めの心境はおおむね予想通りだったのですが
    受けの元彼女…想像以上にユルい女の子で
    将来結婚しても子供放置して遊びに行きそうで
    軽く浮気もしそうな感じで、
    結婚しなくてよかったなって思いましたw

    エロは回数も多いし一回が激しいし長いです。
    小説には珍しいとも言える擬音の多さで
    汁たっぷりな男性向け的な感じのエロ。
    レイプのところは詳細には語られず、
    それによって後ろを開発されて淫乱になった主人公は
    何をされても基本喜んでいるので
    痛々しくはありません。

    う~ん、こういうエロはマンガで読んだ方が面白いかもしれない…
    門地さんがコミカライズしたら相当エロそうです。

  • あとがきで述べてらっしゃるように、丸木さんらしい内容だとおもいました。最後に黒い部分が見えるけれど、エンディングとしては暗いわけではないと思います。

  • 初めての丸木さん作品。
    みなさんの評価を見てから買ったのでハズレではないと思います。
    好みがわかれますねw

  • いい。タイトルがそのままテーマである事に丸木さんの底力を感じた。苦手な絵師さんだけど読友さんから勧められて購入して良かった。絵を無視できる内容の面白さってあるんだなぁと絵師贔屓をしていた自分をちょっと呪う。レイプ犯は始めからバレバレだけど、想像の斜め上を行く受けが新鮮…このほの暗い執着、大好物です。

  • 病んでるなー(^^;)でも、作者があとがきで言ってるようにバットエンドとは言い切れなくて、だからってハッピーエンドってわけでもない…何とも言えない読後感。犯人は早い段階で予想はつくんだけど、確証は持てなかったからハラハラした。許されて、受け入れられて、色々間違えたけど母親の形見の指輪を外した祐紀が、これからは良い方向に変わっていけるといいなと思う。真治のためにも。

  • 真相の予想は簡単についたけど、終始ブラックな雰囲気で面白かった。彼の狂気がじわりと感じられて良い。門地先生の挿絵がすごくいい。

  • ★×5(甘め)
    丸木さんの真骨頂、執着しすぎるコワイ攻(絶倫)を楽しめました。
    私の中では「丸木文華」といえば「コイビト遊戯(一部ではトラウマボブゲと恐れられている)」であり、兄弟シリーズです。
    異常なまでに受けに執着する攻めは、丸木作品でしか楽しめないですよね。
    甘さは控えめで苦味が際立つ…カカオが多いビターチョコのような作品なので、読み手を選ぶかも?

  • 事件に遭うことで病んでしまっている受けだけれどそれ以上に攻めが病んでました!という内容。
    ま、おふたりが幸せならいいですいいです。

    怖いけど!w

  • 何度読んでも、塚越の母親のくだりで泣ける。
    そして、改めてこの作品のタイトルに込められたものに涙が出る

  • 丸木せんせいも門地せんせいも大好きです。
    丸木文華せんせい作品の濡れ場は「脳内麻薬ドバドバ出てて受けの血管プツンといって、文字通り逝っちゃいそう」と毎回思うのですが(褒めてる)
    門地かおりせんせいの挿絵によって、「逝っちゃいそう」加減が更に倍

    ストーリーは、後書きにもありますが、さすが丸木せんせいという感じです
    わかっていたけど、おもしろい

  • 人格障害の傾向があるキャラが登場するBLの中ではトップクラスではなかろうか。作者もその分野を勉強なさっているのが文章からも読み取れました。目的のためなら、罪悪感など皆無で他者を利用し、嘘をつき、傷つけ、暴力をふるう。そんな、身近にはいてほしくない攻の華麗なる暗躍と、その術中にはまったことにすら気づけなかった受の、なんとも暗いラブファンタジー。

  • いつもの丸木さん。

  • ★4.5。あ〜やっぱり丸木さんの執着攻は良い!あとがきに書いてるように「あらすじの出オチ」で楽しめるかと不安もあったけど、それでもやっぱり面白かったヤンデレ物語…!高校時代のエピソードもどこからどこまで攻の策なのか推測しながら期待が膨らんで、怪物のような恐ろしい正体が最後に暴露されるくだりは期待通りで満足。しかし欲を言えば…同じ丸木さんの『罪の蜜』『隷属志願』好きとしては最終的に攻から憑き物が落ちてしまう救いあるENDだった事に物足りなさも感じ。攻が開き直ったままの闇堕ちならもっと好みだった!

  • 丸木文華ワールド全開なストーリーで、萌え上がりました。ダークで病んでるのはもはや看板メニュー。わりと読みはじめでこうくるだろうと、ファンならばオチがどうか気付いてしまうんですが、それでもなお面白いと思わせる手腕はさすがです。どんどん進化しているエロさにも磨きがかかっていました。

    外見も内面も天使を思わせる真治は、高校卒業間際バイト帰りに襲われて人間不信になってしまい、まともな生活ができなくなるほどの深い傷を心に負います。
    そんな彼を何かと親身になって助けてくれたのは、親友の塚越です。真治とは違って裕福で何不自由なく暮らし、女の子にもモテる塚越。
    彼に助けられ、護られることでようやく立ち直れそうになった真治ですが、忘れようとしていたあの日のレイプ写真が何者かによって自分の元に送りつけられ、再び恐怖にさいなまれることに。

    真治の心情がつぶさに描かれているので、非常に入り込んで読むことができます。やさしくて何でもしてくれる塚越に依存してしまう姿に納得。頷けました。
    真治は、あまりにも純粋できれいな心の持ち主ゆえに、他人の心に潜む憎悪や執着にとても鈍感です。うわべしか見えていないんですよね。
    「汚い」という概念が希薄です。
    印象的だったのは、自分を憎んでいた神崎の吐瀉物を真治が片付けるシーンです。
    そんなことができる男子高校生って、すごい。躊躇なく後始末するという行為は、まさに白衣の天使、もしくは母親です。塚越が抱く真治のイメージが明確に伝わってくる場面でした。

    塚越が最強ヤンデレでした。どこからどう見ても優しくて思いやりがあって、真治のためならどんな苦労も厭わない、最高の攻です。
    そして、ドス黒い執着心に背筋がゾッとさせられます…ここまで、相手をがんじがらめにしようとするその周到なやり口が怖い。
    しかし、ただ怖い存在だというわけじゃなく、どこか甘えるような依存心が垣間見えるところが切ないというか、ほっとけない気持ちにさせられたりするのです。
    真治はおっとりしていて気付いていないけど、周りは皆塚越の闇に気がついている、というのにも震えます。塚越、とんでもない男だよ。

    エロ的にも今回素晴らしく萌えあがりました。門地かおりセンセのイラストがはげしくエロス。内容に合っていて、すごく格上げしてました。
    粘着質なエロで、いろんなシチュエーションでのHが満載。いつもの独特な擬音も健在です。攻も喘ぐのがすごく煽られます。Hの描き方が上手すぎる…
    だんだん真治が塚越とのHに溺れていく様子がツボ。いろんな意味で嵌められてるなぁ、と感じさせるのがたまらない。
    震撼とさせられてなお、深い慈愛も感じることのできる秀逸な一冊です。

  • 親友(大手財閥御曹司)×中流階級出身学生

    高校卒業を控えたある日、主人公はレイプ被害にあってしまう。
    そのショックから引き籠るようになったが、唯一親友とだけは接触できていた。
    金持ちばかりが集まる中で、妙にウマがあったそいつは、レイプ被害にあったことを知っても、かわらず支えてくれていたのだが。

    丸木センセ×門地センセ。
    はっきりいってこれは買い逃したら後悔する!と思って買いました。
    読んで一言。
    丸木先生はすごい人だな!門地先生もすごい人だな!と。
    期待値が高いほど、それを外した時の落胆はものすごいものになります。
    過去に「前評判でハードルあげてなきゃ普通に面白かったのにな」という作品に出会った経験は大抵の人にあると思うのですが、これはちゃんとハードルを高々と越えて行きました。
    タイトルの意味も最後の方でわかります。

    ちなみに書店で購入し、カバーをかけてもらう際は、
    口絵を表紙カバーに挟みこんでしまってからレジに出しましょう。
    エロいです、注意。

    執着系の攻めが好物な人にはおススメですよ。

  • あとがきにもあるように、丸木さんファンにとっては出オチ…というか先の展開はなんとなく察しました。テンプレヤンデレキャラを書くのが上手い作家さんだなあと再確認。門地先生ファンでもあるので一度に二度美味しい一冊でした!

  • 執着モノ

    いやはや、文華先生らしく、物凄くねっとりと執着が描かれています
    門地先生の挿絵のエロさときたら、さすが花丸BLACK!

    タイトルのmotherの意味は最後まで読むとわかるのです、はい

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mother (白泉社花丸文庫BLACK)の作品紹介

「天使のような子」と言われ天真爛漫だった真治は、バイト帰りにレイプされて以来、人間不信に陥ってしまう。けれど親友の塚越だけは、いつもそばにいてくれる特別な存在だった。支えてくれた塚越のおかげで再び社会に馴染めるかと思った矢先、自宅に差出人不明の封筒が届く。そこには自分のレイプ写真が…。淫らに乱れた記憶がよみがえり、自分は汚らわしい存在だという思いにとらわれた真治は、再び自分の殻に閉じこもろうとする。けれど塚越は、そんな真治をも受けとめてくれた。優しすぎる塚越に、いつしか真治は依存するようになり…。

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