処女執事~The virgin-butler~ (花丸文庫BLACK サ 1-4)

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著者 : 沙野風結子
制作 : 笠井 あゆみ 
  • 白泉社 (2014年11月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592851271

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処女執事~The virgin-butler~ (花丸文庫BLACK サ 1-4)の感想・レビュー・書評

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  • 表紙に反して純愛だという噂は本当でした。

    主人公は主人のために遺伝子操作されて作られた「処女執事」。
    借金の片に主人から引き裂かれて夜ごと犯されるように。

    最初はひどいやつだと思ったサイが
    一途に愛してくれる人で、
    則雅があんな奴だとは思わなかったなー。

    すごくエロいのに切なくて読み応えがありました。
    沙野先生の受けは貞淑と淫乱を両立させちゃうのが
    いつもながらすごいなーと思います。
    こんなにエロいのに何で上品なんだろう。

  • カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』のBLバージョンのようなおはなし。エロいっちゃエロいけど、タイトル的には予想外なほどきっちりした物語があり、おもしろく読みました。このさくしゃさんの本他のも読みたい。

  • タイトルから受ける印象とは違う内容だった。さすが沙野作品、とても安定してました。

  • 2016/04/07
    クローン執事

  • この表紙にこのタイトル、そして沙野さんときたら… と思い描いていた内容と違って純愛物でした。ちょっとSF要素も含まれる設定で凝っていたし、攻の想いの深さが一途で良かった。受の気持ちの移り変わりも自然で、二転三転する展開に最後まで心を捕まれたまま読了でした。エピローグがブログにあると知り早速読ませて頂きましたが(パスワードにクスッとさせられた)こちらも感動… 面白かったです。

  • インパクトのあるタイトルと表紙からはなかなか想像し難い、いい意味で予想を裏切る物語。しかしタイトルと表紙をみて多くの人が期待するだろうえろすはしっかりたっぷりある。満足度の高い秀作BL。

  • 思いがけない展開が続き(特に後半)あー、こんなにシリアスで切ない恋愛ものだったのだと読み終わってから思いました。途中までは作られた執事の話だと思っていて、あまり共感も出来ずダラダラと読んでいたので。

    先生のブログに、カットされたエピローグ的なお話が掲載されています。ただパスワードが必要なのでご覧になりたい方は本をお手元に用意してからブログをどうぞ。感動ものです。

    先生は由佳里お嬢様と日野がお気に入りとのこと。私はお嬢様は好きですが日野はどうも好きにはなれなかったなぁ。
    そして則雅。まさか、でした。大切にしてくれて神のように崇めていた美しい存在の筈だったのに。美談のように思っていた則雅との関係も。ホントびっくりです。

    V種型執事のVの込める言葉が色々あり、Vが大切なキーワードにもなっていましたね。

    タイトルにある、virgin-butter、virtuous、valuable、venerable、vacant、victim、
    言葉の持つ意味に込められた想いと重みを感じさせられました。

  • 指紋、虹彩、そして黒子。とても良かった。

  • 作者さんらしい作品でした。
    しかし、一部気になることがあって微妙な気持ちです。
    登場人物たちの生い立ち故にでたセリフかも知れませんが、作者さんは遺伝子操作についてどうお考えなのでしょうか?
    生命の選別について賛成とも反対ともつかない書かれかたをされてましたが、そこはBLだからぼやかされたのでしょうけど……。
    この問題は倫理面でいま重要なテーマにもなっているので(産まれる前にもし子供がダウン症だったら? がマスコミで話題にもなりました。遺伝子検査という生命の選別)、読者の大半が女性というジャンルで書かれるからにはしっかり書いて欲しかったという個人的な希望もありましたが……

    また、いまはまだ生命誕生のメカニズムが完全に解明されてないので、とてもナイーブな問題です。
    細胞の優劣はどうやって決められているのかは、いまだに解明されていません。
    遺伝子の混濁が心配されている中、安易に人工受精が選ばれ過ぎていないのか? 我々は何千年もかけて劣性遺伝子を淘汰して進化してきたのに、それを自ら壊そうとしていないのか? という問が立ちはだかる中で、作者さんはどう思われているのか気になってしまい、主人公たちの恋愛に集中できなくなってしまいました。
    それとも、この作品の時代では既に全て解明されてクリアな状態なのでしょうか?
    そんなことないですよね? だって、記憶を操作する方法が「脳みそをちょっと電流でいじって」なんて原始的すぎますもの。それに記憶がすぐ戻るぐらいしか技術力がない時代にそこまで進んだ科学技術があるとは思えません。

    少し内容からそれた例かも知れませんが、わりと身近な遺伝子操作に人工受精で出産があります。
    いま人工受精で産まれてきた子供たちは、一代目は大丈夫かも知れないけれど、何代も進んだ先での遺伝子がどうなっているのかまでは保証されていない技術を使ってこの世に生まれ出てきています。
    人工受精でノーベル賞を受賞した方が数年前にいましたが、その時に初めて人工受精で産まれた女性のコメントも出ていました。
    内容は「私は健康でどこも他の人と変わらない」みたいなものでした。
    本人も家族も不安に思っているのです。
    子孫たちが差別されないかと不安があるのです。

    遺伝子操作(この場は某イギリス国籍の作家さんの作品と同じく、クローンをつくって臓器を取り出す)という、とてもナイーブなテーマを選ばれたのは凄いと思いしますが、でも濃厚なエロが絡め易いとか、いまよく聞くキャッチーさだけに流されて選ばれたテーマなら、安易かつ科学の暴走を手助けするだけにならないか不安です。

    私は子供ができなかった時、技術が人間の進化の長い時間を逆戻りさせてしまいかねないままならば、悲しけれど子供は諦めようと思っています。
    人間という生物を破壊してしまうかも知れない恐怖を感じてしまうからというのもあるし、子供に背負わるものが大き過ぎるという不安もあるからです。

    こんなことを思わなければ、大好きな作家さんの作品だから楽しめたのになと思えて残念です。

    たぶんテーマの一つが、人(一部の支配層)は手に入れた力(科学技術)を使って、好き勝手して良いのか? なんでしょうけど…
    ごめんなさい。
    私はその手前の、人(万民)は手に入れた力(科学技術を)どこまで使って良いのか? が気になりました。

  • タイトルからは思いも付かぬ展開にグイグイ引き込まれました!貴族的な雰囲気なのにSF…ん?切なさも堪能できて沙野さん曰く「特殊設定」ワタクシ大満足であります。(敬語万歳)

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2014年11月刊。

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