恋愛処方箋 (白泉社花丸文庫)

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著者 : 檜原まり子
制作 : 桜 遼 
  • 白泉社 (1998年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592870357

恋愛処方箋 (白泉社花丸文庫)の感想・レビュー・書評

  •  ええっと、今からすごく厳しい評価をします。
     随分昔の小説だから仕方がないのかもしれませんが、とにもかくにも、すっごく読みにくかったです。
     読みにくい理由はすっごくはっきりしていて、とにもかくにも、視点がブレブレ。

     その昔、「小説の基本」的なことを本で読んだことがあったんですが、物語を書くときの基本には、「一人称」と「主人公より三人称」、そして「完璧な三人称」があるということを学んだんですよ。
    「一人称」は主人公が「僕」「私」になる文章で、基本的に主人公の気持ちと目線から文章を書くもの。なので、主人公の口に出さない内面的な気持ちは書けるけれども、主人公以外の内面的な気持ちは書けないし、主人公が見ていない部分の主人公以外の行動は書けない。
    「主人公より三人称」は、それよりももう少し客観的な文章で、主人公が見ていない部分の主人公以外の行動も書けるけれど、主人公以外の内面は書けない。
     で、最後のは完全に第三者視点での文章で、主人公も相手も行動以外の部分の内面を書くことはできないもの。
     それができないとすっごく読みにくい文章になる……と、習ったわけです。

     まあ、文庫本1冊分、とかの小説になると、物語を区切って途中で視点を入れ替えたり、なんてことはよくあることなんですが、この小説はその基本が一切できてないです。
     できてないから、今、どっちの気持ちを書いているのか、何を中心に考えたらいいのか、まったくわからない。
     つまりすっごく読みにくい。

     BL小説もこの数年で、随分進化したんだなあ……としみじみと感じてしまいました。
     物語の内容は、密かに同級生の男の医者を好きだった柴田浩司のことを好きになったMRの江森五月が柴田のことを手に入れる話……だったんですが、物語の読みにくさが邪魔をして、ちっとも頭に入ってきませんでした。
     まあベタベタだったので、説明するまでもない気もします。

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恋愛処方箋 (白泉社花丸文庫)の作品紹介

製薬会社の若手営業マン・江森五月はJ医大付属病院の担当となり、「冷たくて無愛想」と評される若手外科医柴田浩司に出会う。だが、そんな柴田が入院中の子供たちに見せる笑顔に、江森はいつしか心を奪われてしまう。二人の出会いと初体験までを描いた『発病(ONSET)』と、その後二人が心を通わせるまでを描いた『プライマリ・ケア』の二編で綴られる、ハートウォーミングなラブストーリー。

恋愛処方箋 (白泉社花丸文庫)はこんな本です

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