夜までまてない (白泉社花丸文庫 つ 2-5)

著者 :
  • 白泉社
3.18
  • (1)
  • (5)
  • (21)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 54
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592871774

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  酒を飲んで酔っぱらうと、Hモードになってしまう初音が、ある日目覚めると隣に見知らぬ男が寝ていた。おまけに、その男・知臣によると、嫌がる知臣を初音が無理やり連れて帰ったのだという。いくら酒癖が悪いとはいえ、まさか男をナンパしてしまうなんてと、初音はショックを受けるが、更に悪いことに初音は、あらぬところに痛みを感じていた。
     まさか、自分が「ヤッた」のではなく「ヤられた」ほうだなんてと、ダブルでショックを受けた初音は、全てをなかったことにしてしまおうと思うが、そうはいかなかった。
     なんと、酔ってる間に初音が喋った個人情報を盾に、知臣が初音の家に居候することになってしったのだった。
     初音と身体を重ねた余裕からから、馴れ馴れしく振る舞う知臣と、その現実が受け入れられず戸惑う初音……
     おまけに、身体を重ねたのは一夜だけではなく、その後も、知臣にうまく誘導されて繰り返しお酒を飲まされ、酔ってHモードになったところを何度もおいしくいただかれてしまう。
     酔うと素直な初音は知臣に対して何度も「好き」と口にするのに素面の初音は、知臣に対する気持ちさえ認めらずにいた。
     そんな中、ある日、久々に飲みに出た初音は、知臣と彼にまとわりつく女の人たちを見て、何とも言えない嫌な気持ちになる。
     そして、ついに「出て行け」という言葉を口にしてしまい、知臣が目の前に姿を消してしまう。

     酔っぱらったら素直な初音はかわいいですが、酔って記憶を飛ばされたら、相手としてはたまらないよね……
     おまけに、酔ってるとデレなのに、酔ってないとツンときたもんだ。
     まぁ、割と常識人な初音としては男に惚れるなんてことは認められないんだと思うけど。
     まぁ、なんにせよ酔っぱらいは無敵。

     でも、せっかくお互いに告白して、両想いになっての初めての時に、いきなり酒に逃げられたら、たまらないよねー……その点に関しては同情します。でも、その報復が食べ物エッチも、それもそれで嫌だ。
     おまけに、その後を兄に見られるというおまけ付き……初音じゃなくても、ちょっと逃げ腰になりたくなるかも。

     でも、二人はこれはこれで幸せみたいなので、いいかな……と、思います。
     かなり王道ですね!

  • 主人公の酔った時の変貌ぶりは見物。そこまで変われるあなたが凄い。

月上ひなこの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×