初恋姫 (白泉社花丸文庫)

  • 212人登録
  • 3.66評価
    • (17)
    • (33)
    • (34)
    • (4)
    • (2)
  • 22レビュー
著者 : 凪良ゆう
制作 : 街子 マドカ 
  • 白泉社 (2009年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592875789

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
中村 明日美子
中村 明日美子
有効な右矢印 無効な右矢印

初恋姫 (白泉社花丸文庫)の感想・レビュー・書評

  • 家族の流れをくむ名家のお坊ちゃまが
    ご先祖様の主君筋の下町の定食屋の
    危機を救うため、下働きをする話。

    表紙からてっきり溺愛攻めかと思ったら
    受けの健気な片思いの話なのですね!
    受けは世間知らずだけど、
    何にもめげずに一生懸命でいい子でした。

    攻めは最後の方まで主人公を好きにならないので
    とてもじれったくてもどかしかったです。
    ラストの攻めから告白してきたシーンは、
    良かったねぇ…とホロリと来ました。

    ただ…職場の先輩(ラブ)をオカメと呼ぶのは
    すごくすごくいやだなって思いました。
    (たしなめられた後もずっと呼び続ける)
    悪気はなくても注意されたら止めて欲しいな。

    そして、主人公の名前が花時雨(はなしぐれ)。
    どうも人名とは思えず、最後まで馴染めませんでした。
    兄は道直とか普通の名前みたいなのに、何で?

    女の子っぽい受けは嫌いなので
    名前がもっと普通で男らしかったら
    もっと好感が持てたかもしれないと思いました。

  • 面白かったです!あらすじ的にはよくある話風なのに、あまりない設定が散りばめられていて読んでいてまったく飽きませんでした。その上で主人公の恋物語が自然に進んでいくのでBLとしても満足。他キャラも良かったし素直に楽しめるお話でした。

  • 健気なオトコマエ受け・・・理想だわ。
    でも、こういうのと付き合うの結構きつそう。

  • 世間知らずの箱入り息子が、好きな人のために悪戦苦闘。コメディだけど、きゅんとする。すれ違いが萌えますよ。

  • 腐友がタイトルを連呼するほどお気に入りらしい1冊。手にできたので読んでみた。
    良質の愛情を注がれて育った『姫さま』はやっぱり良質なのだ、人間的に。
    ハナの突拍子もない言動で笑って、確固たる信念でホロリとさせられ、優しい気持ちで幸せになった。
    素敵な1冊でした。

  • 蝶よ花よと育てられた花時雨は深窓のお姫さま。
    ご先祖様が仕えていた上月家は子爵で、花時雨の佐治家は男爵の位を賜り、勤皇派の資金調達係として奔走していた。

    そして現在、佐治家は旧華族の流れを組む大きな企業に。
    一方、上月家の子孫は一心一人きりで、下町の定食屋を切り盛りしている。
    祖父の命に従い、一心の元へ出仕することになった花時雨。
    しかし、浮世離れした花時雨の思考回路は普通人の一心には理解されず、早々に店から追い出されるが、下界を知らない花時雨には何もかもが新鮮で、自分に容赦なく無礼を働く一心に恋してしまい─。

    世間知らずな花時雨と真田のやり取りが可笑しくて、浮世離れしている花時雨の発言に萌えまくり♬
    姫なのに、実は誰よりも男らしい花時雨。
    一心の片思いにジレジレしつつ、最後は花時雨に落とされた一心。
     
    一心と二人で定食屋を盛りたてる花時雨も、庶民の暮らしに馴染みつつ、いつもと変わらない店先に立つ。

    思考回路がズレた花時雨に萌え萌えしました♬

  • 定食屋若主人・上月一心×企業グループ佐治家の末っ子・花時雨

    お姫様育ちの花時雨は、定食屋の危機を救うため、住み込みで手伝いに入るが・・・。

    この方の作品については、シリアスの方が好き。
    シリアスでは、あんなに作り込んであるのに、コメディだとどこか無理矢理感があるような?

  • ★4.0。個人的に凪良さんのラブコメはハズレ無しで「笑い泣き萌え」でアッと言う間に読み終わる。受の浮世離れっぷりに笑いが堪え切れず、攻のためなら嫌な役も引き受ける察しの良さが切なくて泣けて、駆け落ち後のバカップルぷりに萌えた。「僕の気持ちは僕が持つ」「僕も一緒に寂しくなりたい」はキたなあ…。ただ、攻→ラブが色濃かったために攻→受的には物足りなさも感じたので、攻が受を愛しちゃってる甘々の後日談をもっと見たかったなあ。

  • 芯はあるが甘くて健気で可愛い受けに萌えます(エロアリ★☆)

  • 攻め:上月一心
    受け:佐治花時雨

    蝶よ花よと育ってきた元男爵家の三男・花時雨は、祖父から明治維新後に没落した主家・上月家の末裔を探し当てたので、資金援助の代わりに勤労出仕してくるようにと言われ、、、。


    世間知らずのお姫様花時雨がズレてはいるものの、性格がまっすぐで人を疑わないどころか綺麗なのが凄い。
    荒波に揉まれていないせいとは思うものの、全く我儘でも高飛車でもない、育ちの良さを出していて。
    基本はコメディなんだけど、花時雨の純粋さが可愛かった。
    一心がブサイクなラブちゃんが好きなのが、他人の好みって分からないよねと思った。
    BLではその美しさや可愛さに攻めはメロメロになるのに(笑)

    さらりと読める邪気のないお話でした。

    挿絵の街子先生が好きなのだけど、ラブちゃんのブサイクぶりが可愛かった。ブサ可愛い、、。(笑)

  • 花時雨(はなしぐれ)とかいう痛い名前の上にトンチキな受が最初は
    ウザいな……と思うのですが、途中からそんなことどうでもよくなって
    くるこの魔力。
    ものっそ健気なのです。旧華族の御曹司でキラキラしい外見と
    世間とずれた性格行動発言。なのに、ものっそ可愛い。
    宇宙人みたいな不思議ちゃんなのに、すいすいこの花時雨に感情移入
    させられちゃいます。
    なよなよしくて、女々しくて……と思いきや、めっさ男らしい。
    内面がもの凄く男らしい。清々しいくらい、格好いい。

    物語は全体を通してコメディ色が強いのですが、なぜか随所で泣ける。
    片思いすぎてせつないのです。みんながみんな片思いをしてて、
    その人達がみんな個性的で面白い。

  • 祖父の命令により世が世ならお殿様だが今は下町の定食屋主人、一心に使える事になった佐治花時雨。華族の流れを汲み裕福な家で蝶よ花よと大切に育てられた花時雨が主として使えなければならない一心からは叱責が飛ぶ日々。
    花ちゃんの使う公家言葉?が可愛らしくて☆
    初めは邪険にした一心も失敗しながらも懸命に仕事をこなす花に次第に心が揺れていくけれど。
    暗い気持ちの時に読むと気持ちが明るくなる、そんなお話。
    花ちゃんの従者真田や定食屋の従業員ラブ(オカメ)、ホームレスのターさん等、個性的な面々も面白い。

  • 凪良先生の本はこの作品から読み始めましたが、未だにこれが一番好きです。明るくて、ちょっと切ない。
    暗く重たい話もしっかり書ける作家さんだからこそ、明るい話でもしっかりしていて面白いのかも。

  • 表紙見て、タイトル見て、女のコみたいな美人受のドタバタコメディかな~と思って読み始めたら、印象と全く違っていてものすごく胸打たれちゃいました。
    主人公の花時雨は、超浮世離れした名家の箱入り息子。祖父の命で、先祖が主従関係だったところの主家である、下町の定食屋に住み込みで仕えることになります。

    初っ端から摩訶不思議な展開で、ぐいぐい引き込まれます。花時雨がとにかくいい。大事に育てられた美人のお姫様らしく、世間知らず。定食屋のメニューでカツ丼、タヌキ丼がどんな食べ物かもわからず、店主である一心に「タヌキ丼にはタヌキの揚げ物がのっているのですか」とすっとんきょうな質問をするのには爆笑しました。でも、世間知らず度はこんなもんじゃありません!もっと笑わせてくれます。
    花時雨は外見は女の子のようにかわいく美しいし、ずい分変わったキャラですが、決してなよなよしてるわけじゃないし、誰にでも分け隔てなく優しくて、頭はいい。
    べらんめえ口調でちょっと荒っぽい一心に一目惚れしても、相手の嫌がることは決してしない思いやりのある子です。
    世間知らずではあるし、言葉使いも時代劇風だけど、まっとうな心の持ち主。
    だから、花時雨が実らぬ片想いに胸を焦がしながらも一生懸命仕事に励んだり、一心が密かに好きなラブのことも親身になって助けたりするのを見ると、いじらしくてたまらなくなり、肩を持ちたくなってしまいます。泣かされました。

    苦しく切ない片想いの部分が話のほとんどを占めているので、全体のラブラブ度は低め。一心はもともと甘い雰囲気は似合わない攻なので、あまり受にメロメロなのを求めても、かえって不自然ですが。花時雨が報われてない場面が多めです。
    しかし、凪良センセはさすがです。Hシーンにその手腕を感じました。
    エロさはほどほどでしたが、二人の不器用で初々しいベッドシーンはとても微笑ましくてステキです。
    実はこの二人、恋人同士になる前に一心が酔ったはずみでの、アレコレがあります。その時のことについて「僕たちはいたしておらぬのか」と疑問を投げかける花時雨に、もう萌え死にそうになりました。
    とにかく、文章の腕前がすばらしくて思わず読まされる作品です。

  • 良かったです♪攻めはどうなんだろ?って感じですが、受けの見た目は姫なのに、中身は男前!しかもちゃんと相手の負担にならないようにする言動もすごく良かったです。その分切なさも倍増でした。

  • 攻めには他に好きな人がいるという
    一見どろどろになりそうな設定ですが
    面白いキャラ設定で、やや切なくなりつつも
    笑いながら読めました。

  • [定食屋店主×大企業御曹司]

    金持ちすぎる御曹司は庶民とはかけ離れた感覚を持っています。
    それがまた面白い。
    しかし、真面目なので見ていて全然イヤな気はしません。
    いつも真面目で一生懸命なところに攻めは惹かれたんだろうなと納得できました。
    オムレツが失敗して一心に見つかったシーンは涙を誘います。
    って私は泣きませんでしたが、切なかったです。
    それにしても、登場人物の名前が・・・ww


    ☆あらすじ☆
    華族の流れを汲む企業グループ、佐治家の末っ子、花時雨は、蝶よ花よと育てられたまさに深窓の“お姫さま”。祖父の命を受け、ご先祖さまの主筋となる下町の定食屋の危機を救うために、住み込みで手伝いに入る。とはいえしょせんはお姫さま育ち。慣れない仕事に失敗ばかりしてしまう。さらに若主人の上月一心を好きになってしまい…。お姫さまの初恋。だが一心には秘めた想い人(しかも♂)が。

  • 面白かった!
    私は最近、「変な子」受けがツボみたいだなあとつくづく自覚している。
    よって、この作品の受けっこも当然のようにストライク。
    友人から借りた本だけれど、その友人には私のそんなツボを見透かされていた節がある(笑)。

    変な子にもいろいろあるけど、簡単にまとめると、
    「(どんな方向であれ)ズレている」それゆえに「純粋」
    もしくは「純粋」であるがゆえに「ズレている」
    という感じ。
    ここでいう純粋は、別に世間一般で言うような「良い子」ってわけじゃなくて、何かひとつのことをきわめていたり、追い求めていたり、こだわっていたり…という一途さ。
    そのために周りとズレていることに気づかない、もしくはズレていても気にしないというタイプにとっても弱い。

    それこそ話が少しズレたけど、この作品の主人公も、華族のおひいさまっていうド級の世間知らずで、周りとズレまくっている。
    でもものすごく一途だし。おひいさまと言われてる割に中身は骨があって男前だし。男前だけど、やっぱり可愛いし。とにかく受けのやることなすことが、いちいち可愛いのだ。
    攻めも「俺様」すぎず、受けが惚れるだけの理由があるいい男だと思えた。

    しかし主人公も設定もかなりぶっ飛んでいるはずなのに、不思議と読後の印象は地に足がついている。
    というか、登場人物の心の機微がどれも自然で、すんなり入ってくるものなので、ぶっ飛んだ話を読んだという気にまったくならなかった。

    あと、この作家さんは、ちょこっとした脇を書くのがうまいなあ。主人公の祖父も護衛役の真田もみんないいキャラしてる。

    蛇足だけど、主人公ふたりのやりとり、何かをほーふつとさせるなと思っていたら、「のだめ」の千秋とのだめだった。のだめも男だったら、いわゆるトンチキ受けだ(笑)。

  • 最初、ちょっとこの受けうざすぎるかも…と思ったのですが読んでるうちに平気になりました。むしろ人間的に魅力がある!
    凪良ゆうはひと味違って面白いです。今後も絶対作家買いの作家さん。

  • この作者さんは初読です。

    主人公の天然さが最高でした。
    何度笑いこらえたか…。
    受けの一生懸命さと一途さが良かったです。

    わたしには珍しくコメディタッチの作風で新鮮でした。

    この作者さんのは次も購入予定です。

全22件中 1 - 22件を表示

初恋姫 (白泉社花丸文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

初恋姫 (白泉社花丸文庫)のKindle版

ツイートする