全ての恋は病から (白泉社花丸文庫 な 7-4)

著者 :
  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592876212

感想・レビュー・書評

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  • 椎名の自分本意に見えて騙されやすい純粋さが、心配になりつつも可愛かった。夏市が罪悪感を感じつつ、その純粋さを利用するのも悪意がないからか楽しかったし。2人の「病」は結構面倒なもの。相手の欠点を理解して受け入れてるのだから、お互いに欠かせない存在なのだろうと思った。

  • シリアスものの上手さは言うまでもないのに、コメディまでこの品質というのは神懸り的です。
    エロさも面白さも極上でした。
    人には言えない病に冒されている大学生×こちらもまた絶対言えない病気の持ち主の先輩。
    二人の第一印象がサイアクなのや、見た目と実態とのギャップが笑えます。モフモフ病最高です。変態一歩手前なんですが、嫌な感じは全くしない好印象が得な攻。
    もっと可笑しいのが「隣国の汚部屋王子」。最初は夏市同様、ツンケンしていて上から目線でいけ好かないヤツと思っていたのが、エロく開発されてどんどんかわいく変貌していくのに、萌え死にそうになりました。大事にされて育ったのがアリアリで、ちょっと世間知らずなせいで夏市にいいように丸め込まれてHに持ち込まれてしまうのが、アホかわいすぎで悶えました…えらそうなくせに抜けてるのがツボでした。

    凪良センセは心理描写がすごく達者なので、ラブコメでもぐいぐい引き込まれてしまいます。
    プラス、エロシーンもすごいのが書けるんだということを証明して見せましたね。恥ずかしい言葉の連呼に激萌えしました!
    夏市はかなり強引でSな攻め方をしていてエロい。受の羞恥心を煽る言葉責めでも、王子への愛がひしひしと伝わってくるので安心感があります。あまりやらしくならなかったとあとがきにありましたが、センセの作品の中では相当やらしい方だと思います。
    DTを徐々にねちねちとエロく育成するというのは好物。

    ラブコメとはいえ、練り込まれていて一本筋が通った隙のない筋立て。スミからスミまで面白くて飽きさせません。
    取引だけのビジネスライクなはずだった関係が、しっかりはっきりラブラブになっていくまでに、たっぷりドキドキハラハラさせられて、とても読み応えあるラブコメです。

  • 面白かった。大好き。面白おかしい方面。辛いときに辛いことを忘れるために読みたい。女王っぷりがいいしイラストもピッタリ。

  • ドタバタしたエロコメで、読みやすくて面白かったです。
    抱っこさせてもらうだけ!・・・と言っておきながら、
    どんどんエロ方面へ持って行って、後輩は変態ですね!明るく正しい変態でした。
    先輩は・・・アホだね!エロくて可愛いけど、アホだよ!
    何でもかんでも信じすぎて今まで処女でいられたのが奇跡なレベルでした。
    でもツンデレ具合が分かりやすく可愛かったです。
    エロはとてもエロくてよかったです。
    夜は下剋上って言うのは定番だけどいいです。
    でも、最後の先輩の等身大ポスター貼りまくった部屋にダブルベッドは引きました・・・。
    あれで一気に気持ち悪くなって☆が一つ減りました。
    両想いになったんだから実物だけで満足して欲しかったな~。

  • サクサクと読めた。ほのぼのラブコメ。

  • 笑えるし椎名がかわいくてよかった。重いところがないので楽しく読める。

  • ゲイな上に24時間人肌に触れていないと発狂してしまう男子大学生。その隣にすむ先輩の汚部屋王子。お互いの弱点を補うため、隣人としてつきあいだすが、だんだんエスカレートしていく要求に言い含められるクール受がかわいすぎる。

  • とにかく面白いという評判に誘われて購入。変な性的嗜好を持つ攻めにいろいろされちゃうツンデレ美人受けという構図。…ごめんなさい。笑いを誘う文章だというのは分かるのですが、笑うほどではありませんでした。
    かといって萌えもあるかというとそこも疑問。ただエロだけはライトなノリながらもエロエロしいので、満足度はあるかも。
    読んでいて明るい気分にはなります。でもそれだけだったかな。

  • うお〜、かわええ。これはかわええぞ〜。ハードすぎるのが苦手な人にええんちゃうかな〜。
    攻め様のこころの葛藤かわええ笑。

  • お気に入りさんから借り本。初読みの作家さん。笑わせて頂きました。こんな変なカップルの成立、世の中うまく出来てますねー。主人公の夏市って理解ある家族環境ってものすごーく恵まれてる。シリアス・コメディどっちも書く方らしいけどシリアス路線はどんなだろう?

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著者プロフィール

1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。

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