- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592876243
感想・レビュー・書評
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久々にわっかりやすいBLです。
昔はなんでもかんでもよく読んだものなのにねぇ。
ぶっ飛んだ設定に惹かれました。カップリングはタランチュラ×シジミチョウです(笑)
もうちょっと詳しくいうと、ツンツン俺様だけど実はさみしがりな先輩と健気な頑張り屋さん愛され系後輩のお話です。
ヒメスズメバチのマヤマヤが好き!
陶也くんの外伝があればぜひ読んでみたいですね。
ちょっとそこだけ不完全燃焼だったので掘り下げてくれたら。
あとちょっと肌色の割合多かったのでそこももうちょっとだけ掘り下げてくれたら。
シリーズ化アリだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
凄く面白かった!!擬人化だということで少し苦手感がありましたが
ハイクラスのみが通う星北学園にロウクラスで身体にワケがあるシジミチョウの翼が特待生で入学します。
初めから差別の嵐でしたが、ハイクラス出身でも身分などに拘らない素敵な先輩やルームメイトに助けられながら学園生活をおくっていきます。
ロウクラスは馬鹿にされ虐げられ、ハイクラスはちやほやされる現状は現実と変わりません。
そんな中、身体の弱かった翼がここに入るきっかけをくれた人、
ハイクラスの中でも名門のレッドニータランチュラの澄也に初めて声を掛けた翼は、「シジミチョウは嫌いだ」と言い放たれてしまい。
皆の羨望の的である澄也に夢中になる人々が後をたたないので、部屋には蜘蛛の巣が張り巡らされているから三階には近づいてはいけないと言われていたのに、廊下で澄也と飴宮の情事を目の当たりにした翼はうっかり蜘蛛の糸に絡め取られてしまいます。
蜂は毒針を刺し、蝶は甘い媚薬を使い、蟷螂は手が鎌になったりとそれぞれ能力が使えて面白い。
そんな中で際立った能力、フェロモンを持つのがタランチュラである澄也です。澄也もシジミチョウを嫌うわけがあったのですが、
段々直向な翼に惹かれていって。
擬人化、階級とファンタジー要素たっぷりで楽しめました。
タランチュラの使い分けられる毒や、蜘蛛の糸ってなんだか魅力的です☆~ -
「このびー」にランキングされ気になっていた本。設定は結構突飛だけど切ない!!切ない!!思わず番外同人誌探してしまった。もちょっと翼の設定が生かされたらもっと萌えてた。個人的に麻耶と甲作がどうなるか気になります。
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設定が面白かった。ファンタジーです。
昆虫の性質を受け継いでいるという設定。昆虫擬人化とでもいうべきか。
主人公は弱いシジミチョウ、対して相手は最強の蜘蛛、タランチュラ。
昆虫が苦手な人も違和感なく読めると思います。
性モザイクという言葉は初めて知ったので、なかなか興味深く読めました。
話としては…まあ、王道でしょうか。 -
昆虫をこうやって擬人化して…っていう発想はやっぱりすごい。チョウ、タランチュラ、ハチにカブトムシ等、見た目や習性とかをうまいこと融合させてるのはお見事。そして子供ができるっていうのがまた凄い!お話の中では妊娠してなかったけど、いつか澄也と翼に赤ちゃんができたらいいな。その時のお話読みたい!最後のお話での澄也のデレっぷりが…(笑)あんなにツンデレだったのに、自覚した途端翼にメロメロww
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樋口美沙緒先生の初投稿作品
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昆虫擬人化というユニークさ、新人作家の投稿作品、好きなレーターさん、そして個人的な昆虫好きということで今後の期待も含めて星五つ。すごく面白かったです。このページ数にしては色々盛り沢山です。
雌雄同体、妊娠、攻めの下半身が奔放とかそこらへんがキーかと。
大好きなタランチュラ様がクローズアップされていて嬉しい・・ -
擬人化だけぢゃおわらない設定が光る一冊でした。テンポもよく、スピード感のある読了感。蜘蛛の糸や遺伝子異常など、つっこんだ設定もあってグッド。