愛はね、 (白泉社花丸文庫)

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著者 : 樋口美沙緒
制作 : 小椋 ムク 
  • 白泉社 (2010年12月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592876465

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愛はね、 (白泉社花丸文庫)の感想・レビュー・書評

  • う〜ん…樋口さんの健気受は大好きなんですが。ノンケの幼馴染みの彼への思いを振り切る為に他の男と付き合ってはその気持ちがバレて暴力を振るわれる受。そんな繰り返しで、それを彼を思い続ける健気さと受け取るのか、ただの弱さと受け取るのかで評価が別れてくるかと思います。私としては自分の都合で無自覚に当て馬を振り回す受にあんまり感情移入出来なかったな。確かに暴力はいけないですけどね…どうしてそうなったのか受は全く気付いてないようなww
    後半はそんな自分に決着をつけ攻に自分の気持ちをぶつける事が出来たので、これから少しずつ強くなっていくのかな。攻の態度もいまいちはっきりしませんが、ノンケが男を好きになる時ってこんな感じかな…自分で自分の気持ちを悶々と手探りしているような。続編があるようなのでそちらに期待したいと思います。

  • きた!健気受!!
    あー、好きだ。やっぱ好きだ健気受。
    幼なじみの俊一と望。
    ずっと望の世話を焼いてきた俊一。望はお人好しで優しくて、利用されてばかりで。高校時代から男(恋人)にひどい目にばかり遭わされてきた。
    そんな望をずっと傍で支え、慰め、励ましてきた俊一。
    望はいつも一番俊一が好きで、嫌われたくなくて。
    でも「いつも正しい」俊一は絶対に男と付き合ったりはしない。
    どうしても、望の手を取れない俊一は望にも苛立ちながらも放っておけない。
    望は俊一が絶対に自分の望むものを与えてくれなくて、苦しいのに離れられない。
    お互いに「愛」の形が違って、どうしても交われない二人の物語。
    読んでて苦しいのに愛しい話。とにかく望がすんごい健気で可愛すぎる。普通ならもうとっくに俊一は落ちてる!
    最後はハッピーエンドとはちょっと・・・違うかもしれないけど、続編もあるので最後の最後は・・・どうなるかな?

  • 評判が良かったので読んでみたけどビックリするほど合わなかった。
    主人公の望はいくらなんでも頭弱すぎるし、俊一の行動も理解不能。
    どっち側にも魅力を感じず共感もできずで読むのがひたすらしんどかった。

    主役以外のキャラも微妙で、なにかに憑依されたとしか思えない豹変ぶりを見せたDV篠原を筆頭に
    強姦魔が最終的にはイイ奴ポジになってたり、海外に留学したまま12年も音沙汰なかった次兄が
    突如タイミングよく現れて訳知り顔で兄貴風吹かせてたり(自分でも言ってたけど)
    脇役が場面に合わせて都合よく立ち回りすぎで不自然。
    次男に至っては一番大変な時にさっくり帰国するわで(笑)家族と和解するところも
    そこに至るまでに父と兄が望に歩み寄ろうとする描写が少しもなかったので白けてしまった。

    最後までモヤモヤがつきまといストレス値の高い内容だったけど
    そこで終わり?って感じだったので続編を読めば少しは変わるかなー。

  • はっきりしない終わり方。

    blにありがちな安易にハッピーエンドにもっていかない所に作者の誠実さが出ていて、そこがいいんですけれども、俊一の気持ちがなんだか微妙なまま、彼の気持ちが固まる前に結末を迎えたので、その先をしっかり読みたかった。別に悲恋でもバッドエンドでもいいので。

    後、表題の愛はね、は主人公の母親が主人公に言った言葉で、その続きを思い出せないという事になっていて、そこここに出てくるので、なにか伏線的な使われ方をするのかな?と期待したのですが、さほどの事はなく終わってしまい、生かし切れていない感じがして、そこも惜しかった。

    作者の七年前の作品らしいので、最近のがもっとこなれたものになっていそうなら、続きがあれば読みたいです。

  • 寄宿舎ものも、虫シリーズも読む気しないけど、
    1冊は読んでみたかった作家さん。
    タイトルは亡き母が耳元でささやいた言葉らしいけど
    望は最後を覚えてなくて、それはひとそれぞれ、って
    終わっているのが歯がゆい。
    作家のポリシー、スタイルが出るところだから
    そこは回避しちゃいけないと思う。
    苦手なあほのこ魔性の色香に、がちがちのノンケ男が
    おちるのか、ってところにハラハラ。
    割とかんたんにためらいなく同性を肉体的に愛する
    ノンケ話ばかり読んでたから、やっぱ無理・寸止めブレーキそうだろーとも、って嬉しくなるくらい。
    終わり方も、ようやく結ばれました、てきな着地じゃなかったのでうれしかった。

  • 樋口美沙緒、たまらなくすき。切なくてくるしい。もどかしい。攻めの内面化されたホモフォビアには複雑な気持ちになるけれど、樋口美沙緒作品の執着とすれ違いものはどうしようもないくらいすき。

  • 泥沼感がすごかったです。続きがある筈ですがもうこの二人はこれでいいような気がしてしまう。

  • ものすごくうじうじした受けがぐるぐる悩む話で
    頭弱いのかって思うぐらい人のいいなりで
    読んでいてストレスたまりまくりました。
    早く読み終えてしまいたい・・・と思うほどに。
    が、終盤、望が自分の気持ちをようやく切り換えて
    自分なりの結論を出していくところが、
    おお?と思う展開で、感想が変わってきました。
    そうか~、こういうラストもありか~・・・。
    ぐるぐるした挙句に実は攻めも受けが好きだったんだよ!
    エッチもできてハッピーエンド!
    ・・・みたいな感じで終わらなかった事が新鮮でした。
    でも、そうだよね~、受けの事が好きだけど、
    ゲイになるってことをそう簡単に受け入れるのは難しい。
    ここはすごく納得がいきました。
    というわけで、最終的には結構面白かったな、
    と思いましたが、ストレスはたまって辛かったので、
    評価に困るな・・・と思う作品でした。
    続編に期待したいと思います。

  • これ、合う人と合わない人分かれそう…。あたしは大好きです。望くんが不憫で泣けた。

  • 寂しくて自信がない受けが苦しい。ハッキリしない態度の攻めの心の内はどういうものだったのだろう?
    それがわからないから気持ちが悪い。 

    最後に受けは自分の足で一歩を踏み出したけれど、攻めはこの後どうする?

  • 幼馴染ふたり、異なる「好き」に悩み苦しむ姿が描かれた作品。

    受けの、寂しさから簡単に体を許してしまう心情と、ぽわーっとしたキャラがどうしても自分になじまず、共感することができませんでした。
    ノンケの攻めの、煮え切らない、というのか、突き進めない心情は
    じゃっかんイラっとさせるものの、こちらのほうが理解できたと思います。

    終わり方も、こういう終わり方もあるよね、リアルかもね、というふうに思えるものの、わかりやすいハッピーエンドが好きな自分には
    スッキリしなかったのが正直なところ。

    おまけ(続編)が収録されていなかったら、うーーーん・・・という感想のほうがより強かったかもしれません。

  • 作者さんの初めてのBL作品だったということで、感性がJUNEに近く、暗くて重めテイストです。ゲイがノンケに一途な想いを抱く報われないシリアス恋愛もので、かなーり使い古されたテーマですが、それでも原点回帰に一役買う読み応えがありました。

    男と付き合っては最後に相手から暴力を受けて、幼馴染みの俊一の元へ逃げ込むことを繰り返している予備校生の望。実はずっと俊一に片想いをしているのですが、15の時に自分の性癖を告白したところ「俺を好きにならないなら、別にいいよ」と釘を刺されて以来、親友としての付き合いを保つことに心を砕くことに。
    ゲイであることを俊一ばかりか家族にも受け入れてもらえなかった望は、孤独や淋しさを埋めるために「誰か」を好きになろうと努力してみるものの、悉く失敗してしまい余計に俊一への想いを強くしてしまうのです。

    他にもイイ男はいっぱいいて、その誰かを好きになろうと思っても望の心に住んでいるのは俊一オンリー。これはもう、理屈じゃないんですよね。
    でも、他の誰かを好きになっていなければ俊一に悪いと思ってしまう望。
    気の毒なのは「誰か」的立場の相手の男です。
    いくら隠しても、相手の男が望の俊一への想いに気付いてしまい、最後には怒り狂って暴力を振るわれてしまうという悪循環です。

    本編では俊一の気持ちには触れられていません。見た目、まったくノーマルに生きている男です。ただし、望のことは親友以上に位置づけているのはわかります。すごく大事に思っているけど、それはあくまでも気持ちとしてであって、肉体関係とか生々しい関係はありえないと思っている常識人。
    望を特別扱いしているようにみえて、実はかなり上から目線で傲慢な態度です。そのくせ、望が離れていくとひどく衝撃を受けてしまうのです。

    愛する形は様々で、だからこそエゴイスティックになってしまうのだということが、絶妙に描かれてるなと思いました。
    望のダメダメな行動を浅はかだ、バカだと思う反面、理性で恋はできないのだと非常に共感してしまいます。想いが通じないことの切なさが胸に迫るストーリーでした。
    望が人間的にたくましくなったことが「愛のはなし、恋のこと」で、俊一の視点から語られています。
    追われることが当たり前だったりうざかったりしたのに、追われなくなると気になって仕方なくなる恋の身勝手さが描かれています。二人の転機があるようなので、ものすごく続きが読みたくてたまらなくなりました。

  • 友人からオススメ。大好きな小椋ムクさん挿し絵なので嬉しかった。生きること愛することが不器用な望と望への気持ちを認められない俊一。望に感情移入して途中何度か泣きたくなった。コーヒー屋さんで読み始めて気になって最後まで読破、「ここで終わり!?」となって友人に聞いたら続編ありとのことでそのまま本屋で続編購入(笑)読みやすい文体で一気に読めた。続編も楽しみ。

  • 続きがとても気になります。
    お互いが相手に抱く感情は正確には違うけど、でもそれはどちらも愛情には変わりなくて。でもだからこそ生じてしまう歪みが歯がゆかったです。

  • 好きの形、愛の種類、いろいろ考えさせられた。望は悪くないとは言えないけど、俊一がずるくて好きになれない。

  • うぅーーー………ん……。
    なんだろう……あまり感情移入できなかったです。
    受にも攻にも、自分に共通する部分が皆無だったせいもあるやも。
    私は受の不幸は蜜の味だと思ってるところありますが、それって攻を一途に思ってて、攻をはじめ周囲の環境や人間が酷い目あわせたりってことなんですが。
    今回の受の「攻に対する一途な想い」は、私の中でちょっと違うなーという所があって、もやっとしたものが最後まで残ってしまいました。

    受が全てを許してしまうから、周りが調子にのる

    さもありなん。
    けれどもそれって一概に攻や周囲が責められることだろうか。
    根本にあるこの受の姿勢に大きな問題があるというか。
    それが育った環境といってしまえばそれまでだけれども、仮にこの受が男性じゃなくて女性だったなら、多くの女性は共感よりもイラつき感じるんじゃないかしら……とかね。

    一途にずっと好きな人がいるのに、振り向いてくれないから、寂しいからと、自分を安売りする気には私はなれないので、モヤモヤモヤモヤ。
    攻めの優柔不断っぷりもモヤモヤモヤモヤ。


    オマケに終わり方も微妙な感じにモヤモヤモヤモヤ……な感じなので、続編でどう纏めてくるかに期待。

  • とてもおもしろかったです。健気主人公の切ない想いに涙しました。

    作者さんは別のお名前・サイトでノーマルファンタジー作品を書かれている頃から存じ上げていました。
    その頃から変わらない丁寧な心理描写に毎回心を奪われます。

  • 良かった
    受けが好きなタイプでした
    これが女の子だったら確実にイライラしそうですがw
    性別:受けだから許せるマジックですね

  • まず、終わり方が何コレ!?だった。
    中途半端でという意味ではなく、確かにハッピーエンドか?と言われると疑問が残るけど、これから二人はどうなるのか期待を込めて続きが知りたいと思えた。
    前半あたりまでは望の煮え切らない性格に苛々させられて、本当にバカ!とか思ってたけど、きっと寂しさは誰にでもあるし彼は一番それを現してるんだろうな、ってちょっと思った。
    後半につれて、展開があって旨がキューってなるシーンがいくつかあって泣ける部分もあった。
    全然報われ無い恋だし、幸せハッピーエンドが好みの方はお勧め出来ないかもしれないけど、いい作品だった。

  • 人を許して、受け入れてしまう事は優柔不断な面もあるししっかりしてないと言われてしまうけれど、それは強さだと思う。
    親から沢山の愛情を注がれずに育ってしまうと、9割酷い事をされても
    残り一割でも優しくされればもうそれだけでいい、と思うようになってしまうのではないかなあ。
    流されやすい、人を責めない望は愛情豊かなんだと思った。
    それが過ぎてしまうと、一部の男は暴力に訴えてしまうのでしょう。
    許される事を知っているから。
    幼なじみでいつも望の事を守ってくれる優秀な俊一への切ない想いを秘めているから、好きではなくても自分を欲してくれる相手に身を任せてしまう望が痛々しかった。
    愛に餓えていた望が愛を知った時、優しさは強さになると思った。
    心に残るいいお話でした♪〜

  • これはこれで、一つの形かなって思う。
    好き嫌いは結構はっきりしそうですが…。

  • 入手したけど、余裕がなくて読めてない。

  • 望と俊一は『今まで通りの関係で』で終わってもよかったような気がしたな。
    この物語の場合、それもある意味ハッピーエンドだったんじゃ・・・。

  • イライラする・・・
    希望をくれる攻め様と
    攻め様の優柔不断で傷つけ続ける受け様…
    もうこの攻め様には本当に腹が立つ!ヽ(`Д´)ノ
    受け様のゲイ仲間が…DVとか強◯とかをするのがちょっと地雷だった・・・

  • 望にも俊一にもイラつくお話ですが、俊一の方により強くそれを感じさせられました。望の恋愛における優柔不断さの根本的な原因は俊一の存在であり、さらにそれに拍車をかけてるのも、中途半端に手を差し伸べてる俊一だと思うから。そして、それが何度も繰り返されることにイラつき、唐突過ぎたり安易だったりというお話の展開にも何度もツッコミ入れたくなりました。とりあえず、望は自分自身を認め、見つめなおすことができたようなので次は俊一ですね。ぼんやりだけど素直で強さのある望に比べて、俊一の方が難しそうな気がします(笑)

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