狼の妻篭み (白泉社花丸文庫 た 4-1)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 111
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592876946

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです!後半、あれよあれよという感じで事件が発生して瞬く間に解決してしまった感はありましたが、モフモフものの醍醐味を味わったお話でした。主人公のツンデレ具合も好感が持てたし、攻はアルファだけあってカッコいいとちゃんとツボを押さえた作り。またこのシリーズが読みたいな!

  • 受けが両性具有設定でちょいTLぽかった。
    さらに獣(狼)設定なんですが、違和感なく読めました。
    頑なでツンな受けに、強い雄がベタ惚れ状態。しっぽ振り回してエッチおねだりしたり、せっせと貢いだり。結局どっちのバージンも奪われるんですが。

  • ★4.5。何が萌えたかって、満月の夜の狼姿のじゃれ合い…!!!さりげなく毛づくろいまでしている二頭を想像すると悶え死にそうでした(笑)つがいって良いわ〜つがいって…。受にせっせと貢ぎ物を運んで求愛する攻のなんとかわいい事か。年上なのに年下ワンコっぽい。両性具有自体は抵抗なかったですが、雌扱いする描写は苦手かも。続編は見たいものの、今後は更に(まして妊娠したら)自身も周囲の扱いも雌寄りになりそうな雰囲気で複雑…。

  • もふもふ!人狼ファンタジーです。人外、ケモ耳いろいろな作品が乱発されていて、良作に出会うのも一苦労ですが、これは「天狗」シリーズで人気のあるセンセの作品だけに、読んで損はありません。
    ただし。
    人によっては、地雷があるのも要チェックです。私的には問題ナシの描写でした。そこ以外にも楽しい読みどころはいっぱいあったし。
    「天狗」の時にも感じましたが、家族という単位を非常に重視している作家さんです。妻とか、嫁とか、ややことか。
    そういうこだわりが今回も色濃く感じられました。

    「一嗅ぎ惚れ」!!
    モフモフ的名言ですよね~
    そんな殺し文句をはきまくる人狼族のボスである真神が、とってもいい攻でした。
    最初は瀬津に対して強引に迫っていたので、人の気持ちを考えない傲慢な性格なのかな…と思っていたら、一生懸命で誠実で好き好き光線発射しまくりで思わず笑ってしまうほどイイ人(狼?)。
    「コーヒーを淹れろ」も最初は傲岸不遜!と不評モノでしたが、だんだんコーヒーって催促するのもかわいく思えるようになってしまいました。
    あと、狩野に自分のいいところをいっぱい瀬津にアピールさせるようにしたところも笑った~
    そして、瀬津の股間をはばかることなく賞賛。ほとんどがこれだったのが残念すぎでよかったのでした。
    瀬津に呆れてツンツンされてしまって当然の真神なんですよね。

    いきなりそんな迫り方をされて、失礼な行為もされて、憤怒する瀬津が、だんだん真神の誠意に触れてほだされていくのも納得できました。ひっそりと生きて、ひっそりと死にたいとさびしい事を考えていた孤独な瀬津に、楽しく生きることを教えた真神。
    もふもふの本能的な喜びに目覚めさせてくれた相手に、瀬津が惹かれるのも当然だなと思えました。

    エロで萌え萌えさせるのがとても上手い作家さん。ふだんは俺様なのに、Hでは愛情表現もたっぷりで受を甘やかし放題な真神にツボりました。
    まあ、地雷はそんなHシーンに一番影響大なので、興ざめしちゃう人もいるんでしょうね…
    家族をつくるための将来に繋がる設定と深読みしたんですが。そういうことですよね?

  • 地雷が多い方は気を付けたほうが良い、かもしれない。

    ちなみにケモミミも、それ系ネタも大好きな私に死角はなかった…ひたすら美味しい展開だった!!

著者プロフィール

高尾理一 Riichi Takao
コミカライズというご褒美のターンが回ってきた! 
歓喜や感動、いろんなものが溢れでてきて止まりません。続きが気になる方は小説にて読めますので、よろしくお願いします。

「2019年 『天狗の嫁取り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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