嘘つきは親子のはじまり (白泉社花丸文庫 こ 7-4)

著者 :
  • 白泉社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592877233

作品紹介・あらすじ

フリーターの真は、脅迫されて資産家・葉室の今は亡き婚約者の息子に成りすました。だが葉室は、真がバイト先で密かに憧れていた客。息子候補は4人。実は葉室が愛人を探すための口実という噂まで…!? 2014年5月刊。

感想・レビュー・書評

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  • スパダリおじさんx毒親もち朴念仁
    毒親もち主人公の話を読むと心が痛くなりますね…
    全体的に重苦しく話が進みますが、最後スッキリするのでよかったです。
    ただ、受経験のある攻x攻経験のある受、なのでその辺は結構好みわかれそうな。

    ところで…同作家さんの同出版社の作品でもありましたが、この作品も誤字が多い。
    胃通だとか、直人へ「メール」したはずが「電話」になってたり。
    一番びっくりしたのは、「肝臓が一つなくなっ」たら死んじゃうじゃんね…

  • ミステリーチックでよかった。

  • 初読み作家さん。
    特徴あるタイプの文章ではないけど
    読みやすく、キャラも好みだった。
    攻めが実業家おじさんというのがまず好み。
    攻め専門だった受けが、すっかり馴らされて
    ぐずぐずに、って展開は好き。
    高校卒業時に元担任を抱いてあげたエピ、
    さらっと書いてたけど、ときめいた。
    一重眼にきれいな顔立ち、って描写されてたので
    長谷川博己をイメージ。
    荒城と小野田のケンカップルSSがついていて、
    お得感。

  • 電子書籍。クズな母親に脅迫されて資産家・葉室の今は亡き婚約者の息子に成りすました・真。面白かったです、どうにも母親のクズ加減が腹立つけど! 攻めでクールな印象だった真が実は天然で真面目で… 可愛くなっていくんです♡ 真は人の気持ちが分からないって言うけど他人に構ってる余裕が無かったんですよね。ともかく不安な要素が全部解消されて溺愛攻めに甘やかされてほしいものです。事件の真相というか、本当の子供に関してはびっくりさせれてここも面白かったです。

  • 毒親に脅され、行方不明の子供を探す富豪に近づくことを余儀なくされた受。だがその富豪は、受が以前から想いを傾けていた男で―というお話。シリアスな要素テンコ盛りでも、恋愛も養子問題もすべてに過不足なくちゃんと落ち着いたところまで話を導くことができるのは、さすが小中さん。そういった意味で期待を裏切らない安心感のある作家さんなので、最後までワクワクして読むことができました。攻のような外見の受。年の差攻。不憫受、そしてハッピーエンド。それらが好きな人はおススメ。

  • 大きなインパクトは無いけれど、じんわり面白いお話でした。★は3.5くらい。
    荒城と小野田のおじさんたちがいい味です。

  • 小中センセの久々シリアスものでした。
    生活に追われバーのウェイターとしていっぱいいっぱいの毎日を送っている真は、悪い母親とその愛人に脅され資産家の葉室が探す人物になりすまして潜入しますが、そこにはすでに自分こそが本人だと名乗りを上げる青年が3人もいて、その中から葉室による「本物さがし」が始まります。

    王道HQ、いわゆるシンデレラストーリーです。ただし、王子は厄年のオジサンww
    でも、すごくカッコいいんです!イラストも満足。
    シンデレラはもともと攻で、多分攻×攻はセンセの萌えツボなんだろうな~と思わせる、とても男っぽく攻らしい外見。
    しかし、性格は超天然で人の気持ちに疎いところがあって鈍いんですよね。内面は受々しいw
    かわいかったです。葉室が心惹かれた気持ちが、よくわかりました。

    ただのシンデレラ話じゃなくて、ホンモノは誰だ?という推理力を働かせながら読み進むところが一ひねりあってよかったです。
    これから先、真には幸せになってもらって、そして葉室の心の機微にもっと敏感になってラブラブになってほしいと切望!
    エロ的には葉室が大人の余裕を見せつけつつ、真を甘やかすところをまだまだ見たかったですね~
    エロがうまいセンセなので、もっと葉室の濃厚テクをあれこれ披露してほしかったです。

    荒城と小野田の高齢cpも気になるけど、何となく老後保証のケンカップルなのは確定ですよね?
    シリアスでどんよりしそうな雰囲気を明るく盛り上げてくれる、いい脇キャラでした。

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著者プロフィール

小中大豆(こなかだいず)・作家・白泉社「指先がすれ違う」にてデビュー・現在、BL各レーベルで執筆中

「2022年 『王さまのがっこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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