キスと小鳥 (白泉社花丸文庫 ま 5-2)

著者 :
  • 白泉社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592877332

作品紹介・あらすじ

15歳の夏に入院先で出会った年上の男・リヒトに恋した日向。大学生になり、とある会社の社長が彼に似ていると知り、一目見たさに就職説明会に参加するがひょんなことからその社長に抱かれることに!?
2014年12月刊。

感想・レビュー・書評

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  • 2017/07/25
    ほぼ一気読み、読みきりました。
    あーあー良かった。
    甘かった。
    小鳥が健気で、かわいいし
    理人のワガママでちょっと傲慢な感じも好き!

    最後パズルのピースを理人が見せた時は、
    泣けた。

    今度はスピンオフで秘書の相模原の話も読みたい。

  • 甘〜い❤︎❤︎
    何の心配なく読めるあまあま安心安全の間之さん好きすぎる❤︎

  • これまた甘いお話。記憶喪失ものっ言って良いのかな〜
    再会もの。
    受けがとにかく前向きで可愛いし秘書の相模原が良い味出してて
    楽しく読めた

  • あまーーーーーい!

  • 家具メーカー社長・利仁✕大学生・日向。記憶喪失、再会もの。でも切なさはないです、再会直後にいきなりですか!という展開には「えー…」とも思いもしましたが、一途で前向きで好感の持てる性格の日向が可愛かったのでいいかなw ウジウジした所がなくて良い子でしたね。利仁も傲慢俺様な部分はそれほど感じられず甘さや優しさが出まくってるので最後までハラハラせずに読めます♪ 秘書の相模原さんがとてもいい性格でしたね~。こういう脇キャラ大好きです

  • 設定自体はよくある記憶喪失もので攻にその存在を忘れられた受が切ない展開でした。けど受の性格がなかなかたくましく、健気ながらも前向きで頑張っている様子が好感度高かったです。
    恋愛の方も、昔の攻への思慕を抱えつつも、今の攻を認めてちゃんと付き合おうという姿勢でこちらも良い。
    と、切ない恋愛ものとして上手く化けそうな材料は揃っているのに、再会してすぐ面接そっちのけで社内で身体の関係を結ぶなど、BL描写が唐突すぎてそこに激しく違和を感じてしまいました。続く攻の夜のお相手込みの仕事という展開にも、切ない恋模様とが上手く絡まず私の中で残念な結果に。好きな点は色々あるのに、なんだかもったいなかったです。

  • 再会してみたらまるで別人―というのがテーマなのだそうです。
    日向が中学の時入院していた山奥の病院で出会った優しい年上の人リヒト。手術が終わったらまた会いに来るからと、やさしくキスしてくれた淡い初恋。けれど二度と会うことはなかった。
    大学生になって、ひょんなことからリヒトと再会するが、日向の事は全く覚えていないばかりか、昔の優しげな面影もなく傲岸不遜なまるで別人。
    リヒト的には初対面なのに冒頭、いきなり出会い頭のエロ突入とかビックリ仰天ですが、その後はなんだかんだなし崩し的にラブラブです。
    ただ過去のリヒトが、手術のせいで記憶を失くすかもしれないと覚悟していたから、大切な記憶を簡単には取り出せないほど奥深くにしまいこんでしまった事。万が一忘れてしまった時のために自分の一番好きな映画のDVDケースの中に思い出のパズルピースと一緒に『必ず会いに行く』とメモを残していた事。けれど、結局はそのすべてを忘れて、大切な日向の記憶は何もかも失なわれてしまった事。ストーリー全体は明るいトーンで悲壮さとは無縁なのだけど、記憶を失くす前のリヒトの努力が猛烈に切なかった。
    覚えてはいなくても、無意識な執着とか、傲慢でも、それも敵だらけの身の回りから自分を守る術だったのだと判明したり、不遜でも実に細やかな気遣いを見せたり、日向にべった甘の溺愛なのは丸わかりでニヤニヤ。
    日向の忘れられない大切な人が過去の自分だと知らないせいで、嫉妬にかられて大人げなく思い出のパズルを捨てろと言ってしまうリヒトとか。今のリヒトが大好きな日向もその一部である昔のリヒトとの思い出をないがしろにはできなくて揺れ動く気持ちとか。どっちの気持ちを思っても胸がきゅ~…となる。
    そこで出てきたのが今のリヒトと昔のリヒトをつなぐパズルピースとメモ書きなわけですよ。
    結局最後まで記憶は戻らないのだけど、出会い直したふたりはちゃんと両想いになって、きちんと報われた感があります。
    総じてエロ甘々に不満はないけど、出会い頭のいきなりエッチとかトンチキな展開ではなく、そうなるまでのプロセスをもそっと丁寧に書いてくれたら、この作品すごぉぉ~く好きなのにな。

  • 就職説明会でいきなり抱かれて、おいおいとは思いますが突っ込み所を割り引いても楽しめました。秘書がいい味出してますし。

  • 再会ものでした。センセの作品は王道ぽいけれど、ひとひねりあってただ甘いだけじゃない仕上がりになっているので毎回ハマってしまいます。

    中学生の時の初恋の相手だったリヒトに6年ぶりに再会できた日向ですが、憧れの優しい美青年だったリヒトは俺様で横柄な会社社長になっていてまるで別人で、そんな彼に世話係として雇われてしまう…という方向違いの切ない展開です。
    でも日向は利仁とビジネスライクな関係しか結べなくても、逢えただけでも自分はとても幸せ!と考える、前向きで流されない強さの持ち主で、ほっとさせられました。
    無理して思い出してもらわなくても、こうして一緒にいられる今のこの瞬間を大切にしようとする日向の気持ちがステキでした。
    知らず知らずのうちに嫁としてのポジションをしっかり身につけている日向です。利仁に甘やかされるだけじゃなく、言いたいことはちゃんと言う芯の強さも好ましかったです。

    中学生の時の日向の中では初恋の人リヒトは、憧れの人として美化され完璧に見えてたのかもしれないなと思いました。
    少女マンガの王子様みたいで、むしろ再会後の人間臭い欠点だらけの利仁のほうが真の姿じゃないかなと。
    照れて好きだときちんといえないところとか、愛情表現が下手なところとか、そのくせHではダダ漏れになっているところとか、ダメなところがむしろ微笑ましくて憎めなかったです!

    そんな暴君の利仁でも大好きだと思える日向の気持ちも、ただの憧れではなくホンモノの愛に育っているなと伝わってきたのもよかったです。
    相模原がすごくイイ味出していました!二人の愛の成就に関する相模原の功績は非常に大きいと思いましたw

  • 大企業の社長の利仁×大学生の日向。再会もの。
    テーマはけっこううるっときそうなのですが、日向が前向きな明るい子なのと秘書の相模原が引っ掻き回してくれるおかげで楽しく読めました。相模原のにっこり毒舌も楽しかった。
    利仁が尊大で横暴になっていたけれど本質は変わっていなくて、言葉にはしないけれど態度や行動で表してくれるっていうのがよかったです。
    そして日向が昔の利仁の面影を見つけつつも、改めて現在の彼を好きになっていくのがとってもきゅーんときました。
    しかし忘れたくがない故に奥底に閉じ込めてしまうなんて皮肉だなぁと思いました。でも実際にありそうで、思い出してハッピーエンドにならなかったのが逆によかったです。これから少しずつちょっとずつ思い出していくんだろうなって。

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