ガラスの仮面 第3巻 (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社 (1994年3月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592880035

感想・レビュー・書評

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  • 小野寺さん腹立つ性格やな〜! でもそれが無かったら、マヤちゃんが1人で芝居をやり通すすごさも埋もれてしまったままかと思うと、裏目に出てる感じですが笑 劇団つきかげが潰れてしまっても、月影先生について行く決断を下したみんなを応援したいです‼︎

  • ジーナと青いつぼ 
    この話大好きです。ジーナのキャラが良き。いつかミュージカル化とかしてほしい!
    そして何気にこのマヤの実績って結構でかいなぁって思います。後になっても漫画内で「一般投票1位」ってワード聞くしね。

  • この「ジーナと5つの青いつぼ」にまつわる話も好きだなー。
    これもそうだけど、ガラスの仮面に登場するお芝居の大半が、美内先生オリジナルの話だというのがすごい。
    劇中劇考えて、本筋も考えてじゃ、40年(以上)かかるのも無理ないよね……。

  • 1時間45分の一人芝居をやるあたり。「月影先生手伝ってるじゃん! 手だけだけど」と子供の頃に思った記憶が。

  • 新しい美登利像を提示 同点という結果 名古屋 劇団一角獣 理事の小野寺氏 アンコール 「ジーナと青い壺」 ひとり身勝手な演技をやり通した 一般投票で第1位ではありましたが リア王 紅天女は人間ではありません紅梅梅の木です オーディション 患者C 大竹しのぶ 芝居の中の私と本当の私との境目がなく、それは殆ど北島マヤの日々を過ごしたと言っていいかもしれない。 全てを賭けて夢の中に自分自身を投じ、演じることを知っている北島マヤは、私の永遠の憧れである。

  • 北島マヤ。変な子、奇妙な子とよく言われる。自分を称しては、何の取り柄もないみそっかすと。「みそっかす」とは何か調べてしまった。
    また、目立たない平凡な少女だ、と。だからこそ、周りの人や読者に愛される点があると思うけど、ちょっと言い過ぎだと思った。

  • マヤの一人芝居がすごかった。映画のちょい役もどうなるか気になる。

  • 2015.4.26市立図書館
    「美登里」本番〜全国コンクール「ジーナと5つの青いつぼ」
    解説は大竹しのぶ。

  •  亜弓さんと全く対照的で、独創的な美登里を演じたマヤ。演劇コンクールの1位は劇団オンディーヌと劇団つきかげが同時に受賞し、共に全国大会に進むことに。


     全国大会の稽古後に、ガリガリにやつれながらも不敵な笑みを浮かべる亜弓。そんな亜弓にショックを受けたマヤは、月影先生に悩みを打ち明けます。
    「先生…あたしってつまんない子なんです
     母さんもよくいっていたけれど
     なにもとりえはないし勉強はできないし
     ちっともきれいじゃないし
     ぶきっちょだし
     亜弓さんにくらべたら…」
     これに対する月影先生の説得が凄い!
    「マヤ
     芝居をしているときのあなたは
     つまらない子なんかじゃない

     芝居をしているときは
     いつだって別人になっていられる

     あるときは村の娘
     あるときはおきゃんな町の娘

     女王にも
     妖精にも

     優等生にも
     宇宙人にさえもなれる

     千も万もの仮面を付け
     千も万もの人生を生きる

     ひとりがただひとりの自分をもち
     ただ一度の人生しか生きられないのにくらべ

     なんとぜいたくで
     なんとすばらしいことでしょう
     やりなさいマヤ 芝居を!

     その中でこそあなたは息づき
     生きていける

     その中に生きてこそ
     あなたという人間の価値がある

     さあすべてを忘れて村の娘ジーナになるのよ
     つまらない北島マヤなんかじゃなく…」

     …どう読んでも、最後は酷いこと言ってますよね?(笑)

     夜の公園で、マヤが月影先生に「暮れない天女」について聞いたときも、月影先生はふるってました。

    「マヤ 木になってごらんなさい」

     それに対するマヤも凄い。

      ━━┓
       ● ┃
    ━━╋┛
       ┃

     いや、これはないわwww

     しかも、月影先生はこのマヤを見てすかさず石をぶつけます。とっさに避けるマヤ。
    「ふざけてんのか!」と月影先生はキレたのかと思いきや、
    「マヤ! 木が動きますか! 悲鳴を上げますか!」

     他にも、足を怪我した役を練習しているマヤが、足を引きずりながら階段をのぼっていると、月影先生はすれ違いざまにマヤの足を蹴り上げてからの…
    「マヤ! マヒした足で体重をささえられますか!」

     パタリロが一晩中笑いながら全巻読破した気持ちがよくわかります(魔夜峰央『パタリロ!』選集21巻参照)。

     …しまった!
     「ジーナの青い壺」など、面白い話が目白押しだったのに、紹介するポイントを間違えた!!

  • 月影先生が良い人みたいな空気が流れるところが少々余計と感じるのは、当方の心が汚れているから?
    しかしこの話、今も終わっていないということだが、展開を見るに終わり時を作者が見失ったか、あるいは大人の事情で終われなかったかのどちらかだな、きっと。
    その見極めも次巻以降の楽しみですな。

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著者プロフィール

1951年2月20日生まれ、大阪府出身。16才の時、「山の月と子だぬきと」が集英社「別冊マーガレット」で金賞を受賞し、高校生漫画家としてデビュー。 1976年から連載の「ガラスの仮面」(白泉社)は、少女漫画史上、空前のロングセラー作品として、各界から絶大な支持を受け、TVアニメ化、ドラマ化、舞台化されている。伝奇ロマン「アマテラス」(白泉社)では、自らの神秘体験を盛り込んだ作品として知られる。『妖鬼妃伝』で1982年度講談社漫画賞、『ガラスの仮面』で1995年度日本漫画家協会賞優秀賞。

「2023年 『人形の墓 美内すずえ作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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