ざ・ちぇんじ! (第2巻) (白泉社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592882107

感想・レビュー・書評

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  • こういう翻案があると、古典も楽しく読めそう。

  • “姉は男君・弟は女君として宮廷生活を楽しむ二人の“綺羅”。しかし綺羅(♀)の正妻・三の姫の妊娠で、状況は思わぬ急展開!!親友・宰相中将から愛を告白され、姉弟の秘密露見の危機と勘違いした姉・綺羅君が失踪する一方、残された弟・尚侍に女御入内の話が持ち上がり、宮中を巻き込む大パニック発生―。バレたら大罪の事態に収拾をつけるため綺羅(♂)が打ち出した奇策「空蝉の術」とは!?同性異性(?)入り乱れ、恋の花咲く平安コメディ最終巻!!”―裏表紙より。


    古本屋で見かけて、あまりの懐かしさにコミック文庫を衝動買い。氷室冴子原作の小説も、コミックも読んだけど、当時、中学生くらい…?
    一応、元ネタになった『とりかへばや物語』も、図書館で借りて読んだなぁ、確か。

    最近、男装女子ネタのドラマが流行りだけど(「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」「美男(イケメン)ですね」「桜蘭高校ホスト部」etc…)、元ネタは、遡れば平安時代?

    ま、原作が少女小説というか、ライトノベルだし、昭和の頃の少女漫画なので、今読むと、子供向けな感は否めないのですが、また違った視線で読めて楽しめました。けっこう内容も覚えてたし。

    もちろん、『なんて素敵にジャパネスク』も、原作・コミック共に既読です。数年前、原作者の氷室冴子の訃報を知ったときは、とても残念に思いました。

    ラストはハッピーエンドでめでたしめでたし。弟君の綺羅尚侍と女東宮のその後の話とか読んでみたい。
    内容的に、古典知識の勉強にもなるし、サクっと読めるので、未読の方にはオススメです。

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