はみだしっ子 (第1巻) (白泉社文庫)

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著者 : 三原順
  • 白泉社 (1996年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592882114

はみだしっ子 (第1巻) (白泉社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 頭がぐらぐらする、そんな衝撃。
    今まで自分が読んできた漫画は何だったのかと…
    「もういい!やめて!」と思わずにはいられないほどに突きつけられるそれぞれのキャラクターの過去、容赦のない現実。
    それでもページをめくる手は止められないという…
    まだ読み始めたばかりですが、四人の未来に少しでも明るい光が差し込みますように。それを願うばかりです。

  • 東京駅の丸善で注目作品扱いされてたので購入。こんな名作を今までしらなかったなんて、漫画好きとしてはずかしすぎる。児童福祉に明るい方はみなさんご存知なんだろうか、この漫画。
    小さなコマの一瞬の子供たちの表情や、ひとつひとつのセリフにまで、何度もはっとさせられた。子供を持つことの意味を考えはじめ、その流れで自然と他人の子供や世界の子供が置かれた環境に目がいくようになってきたこの時期に出会えてよかった。

    「ぼくたちの為のティーカップはなく、僕たちには手紙も来ない
    気付くと笑いも忘れてじっとしている」
    笑顔、空元気、おふざけ、悪態、反抗・・・いろんなやり方で寂しさとか辛さを耐えようとする子供の、そのなけなしの強さに甘えてはいけないんだと、何よりも自分を大事にすることが上手な大人は忘れてしまう。ということを忘れないように。

  • 彼らはみな親の「愛」を知らないこども。
    どこかにいる愛してくれる人(恋人)を探して彷徨う。
    ファンタジーのはずなのに、超リアル!理論的で、哲学的!なれど かわいくって・悲しくて・楽しくって、せつなくて・・。
    この作品の何が凄いかなんて残念ながら1言じゃ言い表せない!詳しくは↓で!!
    http://edoga.blog22.fc2.com/blog-entry-14.html

  • 人との繋がり方、信じること愛すること、他人と自分、人の善悪、真実、正義とは…etc 私たちに様々な問いを投げかけてくる。グレアムの、あの理屈を並べまくる台詞もかなり好き。一度じゃ理解しきれない。深すぎる作品。
    理解しきれなかったことがわかったときに、自分の中で何かが変わる気が、新しい扉が開ける気がするのです。今はまだそれが何かはわからないけれど、この登場人物と共に追い求めるところにこのはみだしっ子という作品の魅力があるのではと思いました。

    四人みんな大好きですが…終盤になるにつれグレアムへの愛しさが募りました。 彼の、真実を、本当を追い求めようとするところに共感して…
    アンジーが一番お気に入りです。

    何回でも読んで、自分の中の答えを出したい。

  • 言い回しのくどさと文字の量が半端じゃない。けれどそこに込められた洞察力は目を見張るものがある。

  • 図書館にあったので久しぶりに再読。

  • 誰もが多かれ少なかれ感じたことがある、人間の善悪についての葛藤・自分に対する疑念と希望。
    そういうことが書かれた本で、かなり面白いです。

    作者が意図してやっているとのことですが、
    詩的な表現や持って回った言いかたが多用されすぎて、とても読みづらくなっています。
    そういう表現のマンガは結構好きな方ですが、これは軍を抜いていました。

    おもしろいマンガなのに、そのせいで読み手を選ぶことになってしまっているだろうことが残念。

  • 歳を重ねるにつれ読み方やキャラクターへの感情も変わっていく。少女漫画というくくりでは語り切れない作品。

  • グレアム、アンジー、サーニン、マックス。それぞれ家族に問題を抱えて、心に闇を持ってる4人の子供たちが旅をしながら自分たちの居場所を探す話。自分たちの心の動きをつぶさに観察して、生き方の根幹を作り上げて行く話。
    たいてい、この4人の主人公たちの誰に共感する?って話になりませんか?
    私はアンジーかな。自分の不幸や不甲斐なさを冗談まじりに話しちゃうところとか。そしてそれは浄化されなくて、結局自分の心が大荒れになるのよね・・・

  • 私の人生の教科書みたいな本である。キャラの誰に似ているかと言われれば暗くて考え込みすぎなグレアムだろうか?
    弱者と強者、正義、大人と子供…そんなことについて考えさせられる。色々考えさせられて最後の最後で「オクトパス・ガーデン」を読むと泣きそうになる…そう、つまり「はみだしっ子」とはこういうお話である。

  • 120529マルジュン梅田店にて購入。
    これで、やっと、全巻揃う。

  • いちばん好きな漫画は何? と問われたら、たぶんこれかな。初めて読んだのは小学生だったか、中学生だったか。そのときは、とっつきにくい絵だし、ストーリーも難解だし、何が面白いのかわからなくて、まさか大人になってから、こんなに読み返すとは思わなかった。いまはパムやジャックやエドワードの気持ちもわかるようになり、読むたびに、自分の成長に合わせ、新しい気づきや発見がある不思議な作品。読みたくなるのは、決して元気いっぱいじゃないとき。何となく重苦しい気分のときに、さらにどよんとなりたくて、読む、というのが私のこの作品とのつきあい方。きっと80歳になっても読んでるような気がする。

  • フーちゃんとエルダとジャックがかわいい。

  • サーニンだいすき~~
    超名作だと思う。もっと有名になっててもいいのにねえ

  • 痛々しい子どもたち。でも、芸術的な作品である。

  • お母さんにすすめられて読んでみた
    アンジーやばい好きすぎる!

  • 『土曜日は灰色の馬』(恩田陸)に記憶を刺激され、花とゆめといえば、和田慎二・三原順という連想で、引っ張り出してきたら止まらなくなって困った。ここ数日漫画漬けでした。和田慎二『ピグマリオン』や『超少女アスカ』『スケバン刑事』は漫画の再読だから たなぞう にはUPしなくていいやと思ったのに、三原順はいけません。これはしっかり 読書です。今時のスカスカの新刊書よりはずっと文字が多いし、文学している気がします。全6巻ぜんぶ読んじゃったけど、代表で第1巻だけ登場。やっぱり読み応えはあったし、また違う感動もあり「たかが漫画」と侮れない作品です。10年に一度は読みなおさなきゃ!やっぱり問答無用に名作です。

  • たぶん、雑誌掲載時(中学生)に、ここへ書き込んでいたら、評価は★5だったと思います。当時のバイブルです。

  • 最初は小さな短編のような形のスタートですが、それぞれが枝葉となって複雑に絡み合い、一つのストーリーへつながってゆきます。

    10代で出会った当初は、私には難解でよくわからない所が多々…。
    ところがこの4人のキャラクターと、その「よくわからなさ」と「深さ」に惹かれて何度も読み返すことに。
    そのたびに、あらたな発見のある作品となりました。

    『少女マンガ』のカテゴリーの中だけに収めてしまうのは、もったいない気がします。

  • ひねた子どもの話、ありえないぐらいヒネてる。そこまで考えつく子どもがいるかってくらい。話もメチャ暗い。ううっ、となる。だからいつまでも後を引く。知らなきゃ、読まなきゃよかった世界。

  • グレアム・アンジー・サーニン・マックスの4人組は、それぞれの家族を捨てて家出中。知らない人の家や宿を泊まり歩いて自由な生活をしている。
    それぞれの家族を捨てた理由や、4人がばらばらになってしまうある事件のシーンでは胸が抉られる。
    古い漫画のはずが、ストーリーが斬新。何回読み返しても新しい発見がある。この作者のほかの作品も読んでみたい。
    文庫で全6巻

  • 若いうちに読んでよかったと思う本ナンバーワン。
    間違いなく私の一部と呼べるもの。
    出会えてよかった…。

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