南京路(ロード)に花吹雪 (第3巻) (白泉社文庫)

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著者 : 森川久美
  • 白泉社 (1996年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592882237

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南京路(ロード)に花吹雪 (第3巻) (白泉社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 黄が哀しい

    おっかさんは強い

  • 完結。
    ラストに外伝2つ。

    他の方の感想で外伝によって、黄が異性愛者だと判明…とあったが、
    そういえば女性に冷たいシーンはいくつかあれど、同性愛者、とかいう印象を特に持たなかったなぁ、と。
    特に着目すること無く読む=恋愛が全く出てこない、言われないと少女漫画だったという事を忘れて読む作品。

    ラスト、生き残った者もいるが、これからがもっと荒れる世界大戦の始まりなのだよなぁ、と。

    敵側も味方側も裏切る側もそれぞれ己の信念をもって生きていて、誰が悪者、と白黒つけられないのがまた辛い。

    『プラネテス』で月で生まれた少女が、国境線なんて見えない、どうして地球人同士で争うのか不思議に感じるシーンがあったのを思い出す。

    歴史好き、といっても戦国時代とかヨーロッパに目を向けがちだけれど、中国などアジアについても調べてみたい。

  • 《②巻感想の続き》

    日中戦争回避に奔走する陸軍大佐の直轄組織「54号」=
    本郷と黄たちの戦い。
    日本人の父と中国人の母の間に生まれ、
    日本人からは中国人と呼ばれ、
    中国人からは日本人扱いされる黄の、揺らぎ続けたアイデンティティは、
    結局、金と武力で中国を食い荒らす者どもを憎む中で、
    中国側にシフトし、抗日グループに内通。
    それは取りも直さず苦楽を共にしてきた本郷らに対する裏切りであった。

    ――ネタバレ防止のためオチには触れませんが、
    国家対国家がその後どうなったかは、歴史が物語っています。
    ともかく、少女マンガ誌で連載された作品だというのに、
    恋愛成分の極端な少なさに、改めて驚かされました。
    ずっと「女嫌い」扱いされていた黄が、番外編で、実はそうでもなかった、
    少なくともヘテロセクシャルだったことが明かされて、
    仄かな色恋エピソードにホッと息をつきましたが(笑)
    本編のストーリーがあまりにシビアだったので、これはひょっとして
    作者が黄&読者にもたらした「お詫びの品」的な意味もあったのか……
    なんて考えてしまったのでした。
    何はともあれ、友情と恋愛に国境は存在しないのだ――と思いたい。

  • 森川久美の代表作。昭和初期の魔都・上海を舞台にした歴史ロマン・サスペンス。耽美で切なくて、あやしくて最高に面白い。日中ハーフの美少年・黄(ワン)くんと本郷さんのあやうい関係にずいぶんときめいたものでした。

  • 硲の某時代を形成した作品。

    続編の『上海in1945』を登録したかったんだけれど、書影が無かった…しゅん。
    蔡は日本戸籍を持っているから引き揚げもスムーズだったろうけれど、
    その後の中国の歴史を思うと、かなり辛い人生を送ったことも推測されて切ない。

    この本編、終章のまとめ方がちょっとナニ。
    歴史と正面から取り組むわけにもいかず、
    物語を収束する為に闘う相手を仕立て上げなくてはならなかったため、
    誰もが知っている巨大な時代の中で架空の小さな闘争を描いて史実に
    無理やり繋げた感じ。
    ぐいぐいとひっぱっていく前半が新鮮で感動的だっただけに惜しい。

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南京路(ロード)に花吹雪 (第3巻) (白泉社文庫)はこんなマンガです

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