美貌の果実 (白泉社文庫)

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著者 : 川原泉
  • 白泉社 (1995年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592883135

美貌の果実 (白泉社文庫)の感想・レビュー・書評

  • Twitterの某クラスタで見かけたので読んでみた。
    昭和の香りを感じる。
    悪くないが残るものもない、という感じ。

  • 80年代白泉社系漫画の特徴かもしれないが、川原作品の知識量・情報量には驚くばかり。そして、めっぽう面白い。主人公はたいてい一匹狼的な変わり者で、あまり他人に興味がない。でも突飛な行動力で困難に立ち向かう、その姿はまさにヒーロー(ヒロインというより)。川原作品に「女子力度」は低いが、そこが最大の魅力でもある。

  • 「農業」や「森」といった植物に関連する作品を多く収めた短編集。
    収録作品全てが面白いからすごい。
    「架空の森」という作品に出てくるおしゃべり少年・御門織戸のおしゃべりが、川原作品らしい言葉の面白さに満ち溢れていて楽しい。

    なんか川原さんのデフォルメの使い方って独特だなーと思った。
    普通キャラクターをデフォルメして描くのはギャグの場面がほとんどだったりするのだろうが、川原作品では、作品中で最も盛り上がる場面でも容赦なくキャラクターがデフォルメ化されている。
    この本で言うと、「大地の貴族」の牛に乗ってヒロインを救いにパーティー会場へ乗り込む場面や「森には真理が落ちている」の恋が成就する瞬間とか・・・
    少女マンガ的には「ギャグ絵になっちゃいかんだろ」という場面だが、なんとなく照れ隠しのようで微笑ましく、思わず口元が緩んでしまう。

  • 中国の壺より恋愛色が濃く、やっぱり少女マンガだったんだと思った。でもやっぱり川原泉!

    以下印象に残ったところなど。
    ・愚者の楽園…「日本農園」に思わず吹いたww このセンスと作中の淡々としたツッコミがイイww テーブルヤシが妙に地味なのも意外性があるというか作者らしいというか。いや、七色に光るというからカラーだとすごいんだろう…
    ・大地の貴族…展開は王道少女マンガなのだが、擬人化した牛や馬が恋のキューピッド役なのが川原泉流。タキシードきた智彦がかっこいい!これぞ少女マンガ!
    ・架空の森…成長して迎えにきた織人。「苑生さんを断るとは 馬鹿な男ですね」という、普通の少女マンガだだったら胸キュンの展開だけど、肝心のヒロインがぶさいくな怪獣の着ぐるみを着続けているこのセンス、これが好きさっ。ふたりきりのベッドの上だけは素顔と素肌をさらすんだろうと妄想してニヤつく私であるww
    ・森には真理が落ちている…先日読んだ「トカゲ王子」を思い出した。男女逆だけど。

    川原泉の作品に出てくる、女の子の性格や価値観がたまらん!

  • 農業系の3篇はどれも楽しいが、架空の森が実は一番好きかも。

  • 心からなごむ。言葉のひとつひとつ好きだなと思うからこれは大好きなんだろうと思う。

  • 川原泉の描く男女は、だいたい女子の方がボケーっとしていて、時に男の方がニブちんだったり、下手すると両方ぼんやりしていたりもしますが、恋愛だかなんだかよくわからない恋愛を経て、最後はおさまるところにおさまるかんじが好きです。読んだあと、満足感に浸れます。
    この本の中では、『架空の森』が大好きです。とぼけた中にある寂しさが良い。

  • ありそうでない、まとまりがないようで最後はいい感じに締まる、突拍子ないけど呑気な話は…どうやって考えてるんだ。
    「架空の森」「森には真理が落ちている」が特に好き。タイトルがまたいい〜。

  •  再読。やはり良いな!
     森には真理が落ちているが好き。かめいいよね。かめ。

  • 農業を題材としたマンガがメインの短編集。
    舞台は北海道から九州まで。
    実は川原教授作品、初めて読んだのですが、
    人間関係といいエピソードといい、
    ギスギスしてなくていいなぁ、これ。
    そして、食べ物が物凄く美味しそう。

  • ドライなウィットに飛んだ数話。思わず声を出して笑ってしまう。

  • ななみちゃんの計算が大好きです。

  • 実家に帰り、久々に川原泉を読み漁る。
    泣ける。。。

    こういうわかりやすい人情、ハッピーエンド。好きなんだなー。

  • 父と兄が亡くなり、母子で今話題のワインを製造しているところへ、甲州葡萄の精が現われ助ける。ワインを自社と提携して欲しいと社長自らやってくるが...。

    ワイン醸造の知識が無駄についてしまう、楽しいお話。

    日本農園という南国フルーツ栽培をしている青年と知り合い、フルーツ目当てに農業に目覚める女子高生の愚者の楽園、避暑地に来たお嬢様が牧場経営者の青年に恋する大地の貴族、剣道一筋の少女が年下の少年に慕われ、彼のお家騒動に巻き込まれる架空の森、貧乏暮らしの少女が主様につまずき亀になってしまったところをクラスメイトに拾われる森には真理が落ちている、年頃の姉妹がパセリ畑のある家の兄弟に好かれるパセリを摘みに、を収録。

    どの話もおかしみがあり、良い出来で面白い。

  • 不覚にも、この短編集を読んでいなかった。ばかばかばか!!
    愚者の楽園で涙腺がぶっ壊れ、そしてつづくすべての作品でも落涙。川原泉ファンののぞむ川原作品が詰まっている。裏切りなし!!
    怖いくらい美しく、清らかで、マイペースなキャラたちの発する、長い長いうんちくのまた美しいこと。いちばんいいころの川原ワールドを堪能したい方には完璧におすすめです。くそ、なんて本当にこれを今まで読まなかった、私…。

  • 農業やワイン作り、牧畜とか、普段はあまり縁のない分野を、大笑いしながら知ることができるコミック。中学生のときに始めて読んで以来、大好きです。短編集なのですが、一番好きなのは『愚者の楽園』、鹿児島のフルーツ農園の話です。脱力して笑いながら、ちょっとホロリとさせるのが素敵。しかもこのマンガで覚えた知識は、いまだに忘れてないからスゴイ!

  • 川原泉らしさがぎゅっとつまった傑作ぞろい。川原泉を一冊あげるなら迷わずこれを選ぶ。
    なかでも「架空の森」は、川原泉でもっとも好きな話のひとつ。最後ひとこまの不思議な感動は忘れられない。

    とぼけた絵柄とふざけた話でどうしてここまで感動できるのかよくわからない。

  • 読了:2011/4/9

    『愚者の楽園――8月はとぼけてる』
    初・川原泉作品だったので、写植の多さに新鮮さを感じた…。
    お坊さんが、「かーつっ!!拙僧を愚弄する気か!?」ってな話し方をするキャラだったり(いないだろ…)、結末は三姉妹それぞれにお相手ができちゃったりする内容で、イマイチ入り込めず。
    「ビクターの犬じゃないか…」には笑った。

    『大地の貴族――9月はなごんでる』
    馬と牛が擬人化してフツーに会話している、その内容が面白すぎる。

    智彦さんが牧場を開業できた理由とか、都合よすぎるな~~、と思って、こちらもあまり傑作とは思えず。

    『美貌の果実――10月はゆがんでる』
    高校生が子持ちのおじさんと…? 世の中そんなにうまくいかないよ~、大変なことが多すぎるよ~、と思ってしまった。
    葡萄の精さんのラストはちょっと泣けた。

    『架空の森』
    なんと言ったってラストシーンが最高。

    『森には真理が落ちている』
    これが一番好きだ。冬騎のお父さんもお母さんもすごく複雑な心理だと思うけど、あのモノローグと、「家族の風景」によって、すべて語ってしまっている。

    『パセリを摘みに』
    ちょっと難しかった…。最初と最後で、タイトル通りパセリを摘みにゆくのだけど、その理由がよく理解できなかった。

  • 川原泉さんの漫画は大抵好きです。絵も綺麗で面白味があって、お話はちょっと哲学的なんだけれど能天気。そして健気で優しい。そんな印象が全ての作品に共通しています。もちろんお話の展開も面白いです。
    そんな中で思わず心がキューッとなったのが美貌の果実でした。
    ぶどうの精さん、ありがとう。他の作品もオススメです!

  • 川原漫画は初めてだけれど、ちょっと語り部のクチが悪いのと、主人公がみーんなのん気なのが長所なのかもしれない。

    たぶん川原先生自身も、飾ったりお高くとまるのがいやな人なんじゃないかなー、と思った。
    いかにも少女漫画、な、ありえない展開になるときも、「ま〜、こんなことありえないけどね〜」という声が聞こえてくるシュールさを醸し出し、笑いの方向へ。
    先生は「愚者の楽園」の麻子に性格が似ているのでは、と思う。のんびりしているけれど着実で、ラッキーな人。頭が控えめというのは謙遜で。

    私は「森には真理が落ちている」が好きです。
    最初“真理“をマリと読んで、マリちゃんという女の子がでてくるのかと(笑)

  • 農業3部作(笑)を中心とした短編集。
    勢いで、農業ってすんばらしいっ!と思わされる1冊、
    かもしれない。


    【収録内容】
     ・愚者の楽園―8月はとぼけてる
     ・大地の貴族―9月はなごんでる
     ・美貌の果実―10月はゆがんでる
     ・架空の森
     ・森には真理が落ちている
     ・パセリを摘みに
     <解説>小林恭二

  • 農業系恋愛漫画。
    「架空の森」以外は、どの話も、同じ様な主人公が傍目には淡々とした生活をして最後はハッピーエンドになる展開なのに、読み出したら止まりませんでした。多分、何よりも間が素晴らしいんだと思います。
    蘊蓄も多すぎず少なすぎず、丁度良い感じでした。

    解説抜きで値段下げてくれたら言うことないのに。

  • どの農作物まんがも大好きですが短編の「森には真理が落ちている」は特に良い。言葉遊びの妙。

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