笑う大天使(ミカエル) (第1巻) (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社 (1996年9月1日発売)
4.03
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本棚登録 : 1613
感想 : 212
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592883142

感想・レビュー・書評

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  • いろんなパターンがあるが、愚かであることの素晴らしさをこの人は手を変え品を変え訴え続けてるように思える。

  • カバーデザイン/羽良多平吉&エディックス

  • 完結まで読了。

    ストーリーやギャグだけでなく、様々な引用が楽しいけれど、知性をひけらかすのではなくユーモアでくるんでいるからか、とても軽やかで上品さを感じさせる漫画。

    最終話で、史緒はついに泣くのかと思った。けれど、“本当は、自分はあのとき泣きたかったんだ”と気づくことができて、それだけで前に進んでいける、というような姿は、最後まで一貫して自立した精神を感じさせて格好良かった。

  • 全2巻

  • ※感想は第2巻のレビューに。

  • 川原作品との邂逅
    瑞々しさと温かさ

  • 娘たちが図書館でであって私も含め愛読している川原泉作品、次女がときどき読み返したくなるらしいので文庫で入手。
    巻末の清水ちなみの解説が、わたしや娘たちがどうして川原泉に惹かれるのかをずばり言い当てている。登場する少女たちが中性的というよりむしろゆるやかに女性的(女らしさを武器にせず)で「ボーっとしているようにみえる」が「批評精神に富んでいる」、十把一絡げの「少女まんが」的ではないこと、それだなぁ。
    そして、なぜか名門お嬢様学校に入ってしまって猫をかぶって窮屈に過ごしている根は庶民の娘たちが三人だけの世界でのびやかにすごすという構図は、まさに少女まんがの中での川原泉作品と愛読者を象徴しているのかもね。

    初出は1987年〜。当時はまだ「外人」「ホモ」のような表現が女子高生の使用語彙だったのだな、という資料価値もある。

  • *1巻2巻併せての感想です。

    *****

    この作品を読むまでの道のり。
    つじあやのさんのブログを読む。
    「映画の主題歌かぁ、『笑う大天使』??どんなのだろう…」
    映画の公式ページを拝見。
    「上野樹里ちゃんだ、予告編は」
     ・ 
     ・
     ・
    なんじゃ、こりゃ。
    めっっちゃコメディ??えー原作あるの??川原泉…あー、有名なひと(本当にとても有名な漫画家さん)やっていうんは知ってる…でも、古い少女漫画やから読み難いかも…。
    すごく、すごく偏見持ちの私。
    前言撤回。
    めちゃくちゃ面白いです。

    *****

    聖ミカエル学園。由緒正しき、まごう事なきお嬢さまのための学校といえる場所。
    そんな学校に3人の庶民が通っていた。
    普段は猫をひっかぶり、お嬢さまを演じていた彼女たちであったが、ある出来事をきっかけにお互いが庶民であることを知り…。

    *****

    最初の設定自体はまぁ、理解できる範囲だな、と思うんです。
    ほんとは庶民の子がおじょーさま学校へ。
    ただ、その後の展開がまさしく奇想天外(笑)
    えっ、えっ、そんなのアリ??
    文庫本2冊の間にそんなつっこみが幾度か入る。
    アリなんです。そういう強気の姿勢が見える流れ。
    マンガはそれくらいの勢いがあってこそですよね。フィクションなんやから何でもアリなのだ。
    でも、無茶苦茶派手なぶっ飛びではないのに、このインパクトは何でしょう。
    私はいたくお気に入りとなりました。

  • 学生だったころ、MOEかプータオか、とにかく白泉社の雑誌で源氏物語のレポートのカットを見て、速攻買って一気にカーラくん落ちした思い出の作品。源氏物語好きだけど言っちゃダメな感じだった感想をさらってかいてあって刺さったのです。カーラくんの作品でもっとツボな話はあるけど、やっぱり笑う大天使は特別な作品です。最近出てる愛蔵版のやつ、一部がわかれてなければ、大天使も買ったのになー。

  • 図書館で借りて読み。

    昔映画版の予告を見て、面白そうだなーと思っていたんだけど、マンガ版に巡り会えたので借り。

    川原泉作品を読むのは初めて。ギャグ要素だけじゃなく、宗教の話とかも面白い。続きも読む。

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