笑う大天使(ミカエル) (第1巻) (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社 (1996年9月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592883142

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  • 「清く正しく美しく」の名門お嬢様学校で、
    自分の内側に大いなる猫を飼っている3人のお嬢様。

    お嬢様とは縁遠い性格の3人の女の子と、
    謎のお嬢様連続誘拐事件。

    いつか読もうと思いつつ…やっと!
    名作と言われる作品だけあって、時代は流れても
    不変の面白さで2巻が楽しみっ。

    故事・格言・ことわざ・異国文化・聖書・数理・神話、
    多岐に渡った知識がマンガの中に散りばめられていて
    内容が奥深いところも面白くて興味が尽きない。

    壮美な洋館の校舎に、陽だまりの中庭、
    ティータイムのお菓子の数々に紅茶、お茶会!
    3人はうんざりしているけれど[*゚ω゚*]
    正統アフタヌーンティーに文学、音楽。いいな~♡
    面白みと知識と憧れが一体になっていて楽しい。
    そして、ダミアンがんばれ!!

  • 聖ミカエル学園でやってみたいこと10項目。
    1. ベレー帽をおしゃれに被って登校する。
    2. 自分のことを「あたくし」と誇り高く言う。
    3. シスターに嘘を吐いてみる。
    4. 同級生に呼び名として花の名前を付けてもらう。 
    5. 朝には聖書を粛々と朗読する。
    6. 学園裏手にある小高い丘の上で、アジのひらきではなく焼き芋を焼く。
    7. 昼には友人と談笑しながらもぎゅもぎゅと弁当を食す。
    8. 上級生を「お姉様」と可愛らしく呼ぶ。
    9. 放課後にはミルクをたっぷり使い、掃除婦のごとく床をぴかぴかに磨きあげる。
    10. 凶暴なダミアンを手懐ける。
    私が通うには猫を何匹飼ったらいいのでしょう。
    《2013.12.01》

  • 完結まで読了。

    ストーリーやギャグだけでなく、様々な引用が楽しいけれど、知性をひけらかすのではなくユーモアでくるんでいるからか、とても軽やかで上品さを感じさせる漫画。

    最終話で、史緒はついに泣くのかと思った。けれど、“本当は、自分はあのとき泣きたかったんだ”と気づくことができて、それだけで前に進んでいける、というような姿は、最後まで一貫して自立した精神を感じさせて格好良かった。

  • 初めて読んだときは、北斗の拳もベルばらも、ポーの一族も読んだことなかったけど、今はどれも知っとるけん読み返したら楽しかった-。
    聖書のお話に全く興味ないわたしですが、サムソンとかはこの作品で覚えたよ。
    やっぱり川原泉はほのぼのしてていいなあ。お嬢様方の会話をみてるとほっこりする。もちろん、(わたしはくいしんぼうなので)毛色の違った三人のお嬢様方がもぎゅもぎゅとお食事をしてる場面をみててもほっこり(そしてぐうぐう)してくる。

  • おにぎりにして転がしたいほどの可愛さだ、は名言。

  • この人のこの、恋愛なんか何処かへ行ってしまった様な、動物のお医者さんの作家さんのような水気も色気もまるでない中でのちょっとした笑いや温かみが溢れる作風が好きです。
    こういっちゃなんだけど、相手役の男性陣のヒロイン(?)らを見る目は、完全に家族、もしくは保護者の目線だよね。
    だがそこがいい

  • くいちぎれ!サファリランドのライオンのよーに

  • ひょんな事から怪力を得たお嬢様学校の猫かぶり三人娘が、誘拐事件にのらりくらりと立ち向かう活劇少女漫画。

    川原作品の特徴である
    脳天気、朴訥、博識、哲学的、善人、五七五、ブラコン、もぎゅもぎゅ
    がオールインワン

  • 作者の頭の良さが垣間見えるくらい崩すところは崩してある。知識的であり衝動的。

  • 川原泉さんの漫画がだいすきで、だいたい持ってる!

    これは映画化もされたので、ご存知の方も多いはず。
    特に3巻が!3巻で主人公たち一人ひとりがクローズアップされるんだけど、すごくいい!
    川原先生は神だと思う。

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