鏡花夢幻 (白泉社文庫 は 3-3)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 236
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592883371

感想・レビュー・書評

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  • 波津さんの絵の、泉鏡花にぴったりなことと言ったら!ぞくっとくるような切れ長の目、美しい鏡花の日本語をそのまま絵に写し取っている

  • 泉鏡花の三大戯曲『天守物語』『夜叉ヶ池』『海神別荘』の夢幻的世界を流麗に描いた傑作作品集、という売り文句に惹かれて購入・・・しかも古本屋さんでA^-^;
    いや、しかし、これはいい出会いでした。物語そのものや日本語の美しさが、陰のある美しい絵でよく再現されているんじゃないかと思います。泉鏡花って敷居が高いような気がして読んだことがなかったのですが、これを機に読んでみたくなりました。

  • 中古で見かけて、思わず買った本。
    泉鏡花を知って、読んで、理解できなくて唸ってた時に出会った。

    丁寧なイラストで描かれており、分かりやすかったです。
    原作を読んだらきっとまた違うんだろうなと。

    「天守物語」など比較的有名な話ばかりなので、「原作を読むほどでもないけど、話は知りたい」という人にはお薦めです。

  • 20-9(2008-2)
    泉鏡花という名前は興味を持って知っているけれど読んだことがないっと言う状態で、手にしました。絵とストーリーがあっているというか・・・とてもいい感じでよかったです。原作もチャンスがあったら・・・っと思いました。

  • 2007.10.02。「天守物語」がどんなお話か興味があったのでオススメされていた漫画を手にとってみたのですが、あんなオチだったとは。アニメでみたやつがどんなにグダグダだったのかよく理解した。

  • 漫画「雨柳堂夢咄」の作者、波津彬子が、泉鏡花の短編を漫画家。鏡花の醍醐味はあの語りだから、物足りない部分もあるが、原作よりもストーリーはわかりやすいと思う。

  • 泉鏡花の世界を描いた作品。
    繊細画風が泉鏡花の世界にあってるなって思います。

  • 波津さんの絵柄にあっています。私が持っている版の表紙はこの絵よりもっと色が薄くて、パールかかっていて…その、もっと美しいです。

著者プロフィール

(はつ・あきこ)1959年、石川県生まれ、在住。81年、「波の挽歌」でデビュー。著書に『雨柳堂夢咄』『幻想綺帖』『女神さまと私』『レディ シノワズリ』『ふるぎぬや紋様帳』『お嬢様のお気に入り』、「うるわしの英国」シリーズ、「波津彬子選集」シリーズ(『鏡花夢幻』『牡丹灯籠』『燕雀庵夜咄』『秋霖の忌』)など多数。画業40周年を越えてなお、少女漫画界の第一線にて作品を発表し続けている。

「2021年 『幻妖能楽集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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