ダリアの帯 (白泉社文庫)

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著者 : 大島弓子
  • 白泉社 (1999年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592883579

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ダリアの帯 (白泉社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 穂村弘が、
    大島弓子のある時期の漫画は、まぶしすぎて読み返せない、
    と書いているのを読んで、わかる! と快哉を叫んだことがある。

    大きな家ではない。
    自然、一定期間ごとに本を売らなければならない。
    そのころの私は荒んでいて、自分への怒りや嫌悪を、小説や漫画や映画や音楽にぶつけてしまった。
    『綿の国星』もその被害に遭ってしまったのだ。
    あのとき確実に私の一部は死んだ。
    手放さずにはいられなかった本である。

    ……じゃがいもで作った犬みたいな顔をした男が何をか言わんや。
    好きと嫌い、好きと好きじゃない、嫌いと嫌いじゃない、
    生きていると死んでいる、生きていると死んでいない、死んでいると死んでいない、
    が濃密に圧縮された短編集。

    これを読んで、少しだけ生き返った気持ち。

  • 「コミック」を「本」に入れるのは好きではないのだけど、
    私にとって、手塚治虫と萩尾望都と大島弓子は十分な文学作品、いやもしかしたら超えるかもしれないと考えている。
    大島さんは、どれも好きで、『綿の国星』も大好き。
    けれど、この大島さん特有の、ギリギリで心を痛めて、永遠の少女性を持つファンタジーは、絶品である。
    昔読んだものや新しいものを、今読み返したいと思っている。
    私の永遠の宝物だ。

  • この作家さんの本は文庫じゃなくて普通の単行本サイズのものが欲しい(個人的メモ)

  • 表紙はダリアの帯じゃなくて、夢虫・羊草の表紙イラスト。

    表題のダリアの帯は他の書籍によるとよしもとばなな氏が愛好されておられるとあるのですが、一筋縄では行かないお話で、いつも読後胸に引っかかるものが有ります。時々大島弓子さんの本はすごく可愛らしいタッチなのですが、話の途中で価値観をひっくり返しに入るので、スーッと寒くなるような。でもそこがまた魅力です。

    夢虫・羊草の”未来のアイデア”はとてもいいなと思っています。
    本当にどの人たちもそうなれば何の問題もないのかもしれないけど、
    そうはやはりいかないのかな。

    水枕羽枕は姉妹のあるひとには共感できる話かも?
    私はこの読後感がすき。

    ノン・レガートはすごく好きなお話。
    これに共通するような話題(と私が思っている)が、ダイエットに収録のエッセイ漫画にあるのですが、それも合わせて、どんな状況でも、なにかヒントがあって、それに気づくと、置かれている世界がひっくりカエルことを
    教えてくれる。どんな曇の日にも雲の上には青空があるのですねって話。

    快速帆船。これも好きです。昔はそんなに想い入れしなかった作品ですが、大島さんの作品は、読む時期によって思い入れる作品が違うのです。ここに出てくる大道芸人は何のシンボルなのか、案外分からない。主人公の心の投影なのかなっておもったり…わからないなりに花を手渡して来るシーンにはいいなと思います。

  • 表題作を含む7つの作品集。漫画の域を越えてます…へたな小説より人間の本質というか狂気みたいなのが上手に描かれてて頭がしびれた。表題作の夫婦のお話はバツの自分には辛いし凄いし恐いし、いろいろ考えさせられた。窪美澄さんのお薦めはほんと外れがない。

  • 表題作は、いいのか。どうなの。狂っていると美しいのかな。エスカレートしたエセ純粋少女が大量生産されそう。今読めば美しい話だけど、少女時代に読んでたらきっと危険だっただろうな、という作品。

  • 心の琴線に触れるというより、
    自分を構成する成分の何割かにゃ
    確実に大島エッセンスが染み込んでいたんだと確認。
    東西冷戦下の漠とした不安、
    世紀末、終末への期待と恐怖が色濃く反映したかのような
    「サマタイム」(1984年)など、秀逸。

  • 表題作は読み終わったあと泣きそうになりました。
    物語が終わった後の黄菜ちゃんを想像すると、幸せそうな様子しか浮かんでこなくて。死んだあとに二人がやっと通じ合うというこのラストに寂しさやら嬉しさやら悲しさやら色んな感情が渦巻きました。
    大島弓子さんの漫画は好きですが、どうして好きなのかと聞かれたら上手く説明出来る自信がないです。でも、ふわふわとした、つかみどころのないお話・登場人物たちを私は魅力的に感じます。

  • サムタイム(?)とダリアの帯が堪らない

  • 重く切なく悲しい物語の数々。

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