ロングロングケーキ (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社 (1999年9月1日発売)
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592883586

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な話が多かった。こうだ、と決めつけちゃいけない話って世の中いっぱいあるよな、と思った。じっくり、少しずつ読むのがおすすめ。

  • 再読再読。


    <収録作品>

    いちょうの実
    ジギタリス
    秋日子かく語りき
    ロングロングケーキ
    庭はみどり川はブルー
    水の中のティッシュペーパー
    山羊の羊の駱駝の
    あとがきマンガ

  • 結末をよく考えると怖いよね、でも何なんでしょう、この幸福感は。表題作と「秋日子かく語りき」「水の中のティッシュペーパー」が大好きです。

  • うんうん。
    いいですよね。

  • ジギタリス・・・最後の女の子の「ああうれしい ほんとうよね ああうれしい 日曜日ね ええわかった 雨が降っても行くわ 雪が降っても行くわ 嵐でも 雷がなっても行くわ」ってとこが、なんかすごく好き。

    庭はみどり川はブルー・・・亡くなって長女に憑依した妻。

    ヤギの羊の駱駝の・・・きっと親の立場からみたら、とんでもない娘なんだろうけど、娘は幼いころから、殺された飼い犬を思い、心の何かに鍵を閉めてしまっている。子育ては難しい。

  • 表題作が名作だと思う。
    これに限らず、夢と現実、紙一重だけどたしかに現実というあの部分だけを掬っている。すごいなと思う。

  • 後期の大島弓子の方が好きですね、たぶん。いや、それは好き嫌いではなく、実際はむしろ読みやすい読みにくいの差なのかなとも思う。画が簡素化されたことで物語自体も無駄がどんどんなくなっていく、というか、さわーっと物語を流していく。こんな漫画を描ける人は大島弓子しかいないし、大島弓子しかこんな漫画を描こうとは思わない。と思う。少女漫画というよりかは、もう大島弓子自体が一つのジャンルというか。何しろ各話の登場人物の瞳の奥が澄んでいて、限りなく透明。(07/10/12)

  • 終わらないケーキ
    文庫なのが惜しまれる

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著者プロフィール

栃木県生まれ。短大在学中に『ポーラの涙』でデビュー。昭和53年より「月刊ララ」に掲載された『綿の国星』は、独特の豊かな感性で描かれ、大きな反響を呼ぶ。『ミモザ館でつかまえて』『夏のおわりのト短調』『パスカルの群』など著書多数。

「2011年 『グーグーだって猫である6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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