X day (白泉社文庫)

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著者 : 三原順
  • 白泉社 (1999年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592883807

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X day (白泉社文庫)の感想・レビュー・書評

  • この本を買って読んだのはかなり昔のはず。表題作と短編「今は静かな」が入っている。ハッピーなお話ではない(特に後者は読後感が…)はずなのに、何故か時折読み返したくなり、手放すことの出来ない不思議な本。
    「X day」のほうは、青年ダドリーが主役。これでもかこれでもかというくらい、様々なエピソードが織り込まれている。会社を辞めて実家のトマト農家を継ごうとするダドリー。その反面自分がある種の強迫観念によって動いていることも認めている。株を操作してお金を儲ける。不正の証拠を握り白日の下にさらそうとする。兄夫婦の間のゴタゴタ。兄弟の確執。姪といとこの意味の違い。思春期の少年少女の危うさ。セラピストはじめ専門家に対する不信感や疑問。「ジャンキー」の過去。病に冒された幼子の哀しみ。うーん、登場人物の誰も幸せではないような??

    ダドリーは能力がありながら暗い過去も持っており、社会の裏表を知っている。諦めからか、突き放し、どこか達観しているようでもある。でもまだ若いからじたばたもする。だからこそ厚みがあって魅力的なんだよなぁ。

  • 子供の頃には、難しすぎて理解できなかったけれど
    今でも、作者の言いたかったであろうことを全て理解することはできていないのだろうけれど
    今も昔も、作者の凄さは分かる。

  • 昔読んだときより、2011年のいま読み返しての印象は、読み手側の意識が変わったことで、はるかに重くなっていると思う。

  • 横領の汚名を着せられ辞職したダドリーが過去を清算し自分を取り戻していくシリアスな物語。政治家のブレーン・ウォール街・株式操作など、経済ミステリーの色をまといながら、ダドリーのびみょうな心のバランスを描く作品です。今思えばこれが、漫画雑誌に掲載されていたのはスゴイな・・・。

  • 初版で買いました。
    原発事故を主にした、現代への警笛を感じさせるマンガで、今も手放せません。

  • Suns、ムーンライティングへと続くベースとなった作品なのではと思っているが、内容は少女漫画というよりは、がっちり社会派。

  • X Day─エックス・デー─ 三原順 白泉社文庫 ISBN4592883802 562円(税別)1999年3月17日初版<BR><BR>【ストーリー】<BR>収録内容は表題作「X Day」と「今は静かな」。<BR>「X Day」(初出1985年):会社を辞めて実家のトマト畑へ夢を繋いで兄の家を訪れたダドリー。彼をその家で出迎えたのは、夫の浮気に苛まれるキッチンドリンカーの兄嫁、慕う母とそりがあわずカウンセラーのやり方に自分を見失いかける長女アデール、表面上は従順でそのくせ疑問を抱え込んで影で憂さ晴らしをしている弟のスコット、さらに、妹の容態が悪く自らの体にも変調をきたす隣家の親戚の子供ニュート。そして、ダドリーの出生と彼の薬物使用歴に絡んでずっといがみ合っている兄。<BR>さらに、前の職場から彼を追ってきたのは彼の行方不明になったスーツケースの中身を嗅ぎまわるワイスと、ダドリーの友人のルドルフ。<BR>これらの悩み多き人々と危ない無差別殺人者が絡み合って、陰謀ありのサスペンスを繰り広げる。<BR><BR>
    「今は静かな」(初出1980年):難民キャンプに一人旅立った英雄扱いの父親に、取り残された母と妹とアービン。父が病に臥して帰って来るまでの間にアービンの家と妹は失われ、母の心は父の友人のものになっていた・・・。静かな罠を描く。
    <BR><BR>【感想】<BR>主人公のダドリーは、ムーン・ライティング・シリーズのダドリーとは同姓同名・同家族構成のパラレル別人です。あちらのシリーズの「Sons」が父と息子の不仲なら、こちらは母と娘の意思疎通の断絶、か。ダドリーいろっぺぇ・・・(何)アデールとダドリーの関係も結構好きです。ピアニストとのやり取りのシーンがすごく素敵で印象的。<BR><BR>「今は静かな」・・・くらい、暗いよ!最後にこの話かぁ(笑)でもいいんです、この救いのなさが結構やみつきなんですから・・・。

  • 解説:岡野美代子。

  • 三原順のDDシリーズ。原発を取り扱ったシリアスなお話。主人公のダドリーに妙に共感してしまう自分がちょっとイヤ(笑)

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