ぼくの地球を守って 第1巻 (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社 (1998年3月1日発売)
4.07
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本棚登録 : 1295
感想 : 121
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592884019

感想・レビュー・書評

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  • 妻が職場で薦められて持って帰ってきた本。適当に読み始めたが、想像以上に面白い!まず設定がSF好きには堪らない。登場人物も好感が持てる人物ばかりで不快になる箇所が見当たらない。その分、心理描写甘いんじゃないかと思ったが、そんなことはなく絶妙に表現されています。他の方のレビューにもあるとおりセンスの塊。

  • 心惹かれるタイトルと表紙。
    5巻まで先輩に貸してもらったのだけど、あっという間に5巻にたどり着きそうな気がする…。ピンチだ。

    涙を流しながらにっこり微笑むありすが好き。
    「家族みんなで頑張ろう」と笑いかけてくれるお母さんが好き。
    輪くんも、小椋くんも、鈴木さんも、錦織くんも、田村さんも、みんな笑顔が優しい。

    何かが始まる気配はあるけど、ありすの周囲はまだまだ平和。
    地球を守るってどうするんだろう?

  • 当時やっていたアニメのクオリティがすごくて、コミックも読破して世界観にどっぷりハマりました。あれから10年以上経って読み返しても、なんと構成がすごいのだろう、天才すぎでしょ、とやっぱりどっぷり世界にハマりました。
    ずっと手元に置いておきたい、大切な本です。

  • 全巻読了。
    美しく壮大なSF。現世と前世、運命や巡りあわせ、幸せや愛のかたちなど…
    キャラクターたちのチャーミングさや、苦しくなるような心象表現など圧巻でした。とにかく絵がすごい。あとありすや木蓮の植物と話せる設定、うらやましい!

  • 亜梨子という高校生の女の子が、隣に住む小学生の輪君を謝ってベランダから突き落としてしまい、この事故がきっかけで輪君は前世の記憶を呼び覚まされます。同じように前世の記憶を持つ他の6人の少年少女が互いに引き寄せられ、前世に翻弄されながらも、そこから解放されようと葛藤する物語です。
     月と地球・前世・信仰など、神秘的なモチーフが叙情豊かに描かれており、各場面の一つ一つは、絵画のような美しさです。台詞も詩的で、「懐かしい」「どこかに帰りたい」という言葉が喚起するイメージが印象的に用いられています。一方で、各キャラクターの描写については、嫉妬・エゴ・心の弱さといったネガティブな部分も、人間のありのままの姿としてありのままに描いています。設定のロマンティシズムと、人物描写のリアリズムが並び立っている独特の雰囲気が、この作品の魅力だと思います。
     また、同じ場面を登場人物それぞれの視点で描き直しているところが面白いです。同じ場面が間を置いて登場し、複数の人物により語り直されることにより、各キャラクターの本当の思いが分かり、そしてその本当の思いというのが言葉とは裏腹なものだったということが明らかになります。そのすれ違いのシビアな描き方がすごく好きで、作品の神秘的な雰囲気ともどもどっぷりはまっていました。

  • 一気読み。

  • ふるえ本より

    SF作品ながら、それぞれ人間味にあふれる登場人物たちが魅 力。主人公・木蓮に父ロジオンが言う「犠牲を伴って生きてき た者は精一杯生きる義務がある」というセリフからは、命ある 物を食して、その命と共に生きているということを改めて教え てもらいました。

  • 前世と現世の関係をなどなど、かなり練りこまれた面白い話です。

    本文と関係ないけど、
    「フ・ロンがオ・ゾンをいじめてるんだ」
    というモブセリフが忘れられない。

  • 再読。まだただの輪とありすだった頃のじゃれ合いを読んでいると感慨深い。

  • 別世界が出てきてから、急に続きが気になり始めた。

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