ニューヨーク・ニューヨーク (1) (白泉社文庫)

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著者 : 羅川真里茂
  • 白泉社 (2003年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592884286

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ニューヨーク・ニューヨーク (1) (白泉社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 赤ちゃんと僕を読んでみて名作だと思ったのでこちらを読んでみたら傑作だった。
    これが花とゆめで読めた時代がうらやましい。
    描かれているのは、リアルな同性愛者の今。
    理解されることは難しく、周囲からの差別に苦しみながらも、確かな愛で結ばれていく2人。
    1巻は2人が様々な困難を乗り越え結ばれるまで。2巻は事件に巻き込まれたメルを救い出すため奔走するのが物語の大筋だったがジョーイを出したことで同性愛の問題だけでなく親の都合に振り回される子どもにも焦点をあてたのか。ある意味ジョーイとメルは似たような境遇なのかも。メルはケインと出会えたけれどジョーイはエリックを失った。

    読み終わったあとはものすごい感動が体に駆け巡りました。赤僕に続き素晴らしい作品でした。この長さでこの濃さという意味では赤僕を超えるかも…⁈

    メルが早死にしてしまうのは悲しいけど多分メルはケインありきで生きているから逆にメルが残されていたら耐えられなかった方から、よかったのかもしれない。

  • ついに名作とよばれるものに手を出してしまった。当時リアルタイムで読んでたら(十代だったら)どうだったろう…レイプ、児童性的虐待、とりあえずフィストという言葉は知らなかったはず。
    後半につれてだんだんお互いの結びつきの強さを深めていくんだけど、出会った当初は、なぜそこまで引かれあうのか疑問。というかケイン酷すぎないか??受けの元恋人となぜ寝る…

  • 「Fuck!」「Shit!」を連発する線の太いガッチリとした登場人物たちに、とにかくカルチャーショック…!中学時代、初めて読んだゲイをリアルに描いた作品で、刺激的な性描写や容赦ない展開に圧倒されました。しかも海外(NY)が舞台。主人公のケインは警察官で、完璧な男社会のなかでゲイであることを隠して生きています。ケインの運命の人となるメルは金髪の美青年。彼が生きていくために経験してきた壮絶な過去や、マイノリティとされる人たちの疎外感など、生々しく胸に迫ること必須。「羊たちの沈黙」を連想させる猟奇的殺人事件に巻き込まれたり、映画や海外ドラマに近い感覚かも。グイグイ引き込まれる骨太の物語。BLは苦手という方にも是非読んで頂きたい一作です!(山口文子)

  • ロマコミ
    NY 警察官 * 辛い過去の青年
    いろいろ詰め込み過ぎな気もするが、マジメなお話。当時から白泉社はリベラル度が高く、良い作品が多いと思う。

  • 羅川センセイが描く同性愛は社会的なものだから読みごたえがあって抜けられません。
    最初のダニー、そしてゴーシュ。すごく切なかった。もっとちゃんと行動していたら違う運命にあったのかもしれないと思うと何とも言えないし、妻子在る身の男を…というのがもやもやしてしまいました。
    昔の日本のような状態なのかな?人には言えないいろいろな状況がゴロゴロと転がっていて、いろんな方にお勧めしたい作品です。

  • ジャンルはボーイズラブですが如何わしいわけではありません。
    同性愛者の悩みや傷ついた心を表した作品です。

    当人たちだけでなく取り巻く人々も苦悩する。
    異質に見てしまうのはなぜなのだろうか?
    多々の経験と広い広い領域の器を持ち合わせている人は
    偏見などしない。

    重い内容だけども舞台がアメリカなのでどことなく軽快だ。
    セリフは英語と日本語をうまく混ぜ合わせているのがアメリカナイズだ。

  • 雑誌掲載時は「少女漫画誌にほもよ!ほも!」って…どちらかというと流し読みしてた自分。(当時はBLの種は芽吹いてなかった模様w 
     
    いま読み返すとものすごい!!すごくいいじゃないの。
    甘いだけじゃない、ひょっとして現実なんじゃない?というストーリーが心を揺さぶります。

  • ダバー(。╥﹏╥。)オーイオイオイ あー、深い。葛藤。嫉妬。失敗。後悔。懺悔。健気。純真。過去。現在。未来。愛。愛。愛。涙せずに居れようか。いや、居れまいて。

  • 綺麗なだけのBLじゃなくてゲイの置かれているリアルな状況にも踏み込んでいて、同性愛ものが嫌いな人にもおすすめしたい作品です。中盤以降の展開ががらりと変わるので飽きないのと、エピローグがすごくいい感じで全体を締めてくれていたと思います。

  • 最初に読んだのは、花とゆめ本誌で。
    インパクトが強くて再度購入して読みました。
    コレ。BLじゃない。
    乙女の妄想の果てのBLではなく(BL否定ではありません)、
    リアルな現実。
    映画を見てるような感覚で1巻、一気に読みました。
    羅川さんの構成力に絶句。
    2巻も続けて読みます。
    心理描写も凄い。

  • 初めから濃い話だった。

  • だいぶ前に読んだ本
    当時面白かったと感じたかどうかは覚えていませんが、今でも鮮明に内容を覚えています。
    1巻しか読んでないので2巻もそのうち読みたいと思っています。

  • 大好きな漫画
    メルの「フリーセックスはしないんだ」オウ、ジーザス


    ずっとずっとだいすきな一冊

  • 最後の話が映画の超大作みたいでスケールが大きくなりすぎてびっくりした…。ちょっとテーマから外れてる気が…。それでも難しいテーマを扱った、よい漫画でした。

  • セクシャルマイノリティや家族について考えさせられる作品。何回読んでも終盤で泣く…

  • ゲイ漫画という感じ。一巻の最後から涙が出始め2巻の中盤辺りから引っ込み最後でドバっと滝のように涙が流れた。最後のケインのセリフは号泣もの。

  • エピソード3まで
    映画を見ているようだった
    セリフ回しとかがすごく脳内で再生された

  • アメリカを舞台に2人のゲイカップルの出会いから生涯にかけて描かれた作品。
    AIDS、ホモフォビア、虐待、売春、家族や知人へのカミングアウト…など時には重いテーマもあり。
    かといって、この漫画をたかがBLと思って欲しくなかったので漫画カテに入れました。
    BLに抵抗のある方にも、同性愛を扱った少女漫画として読んで貰いたい。

    この漫画は、実際のゲイの方にも支持されていたようです。
    内容としては重いテーマもありますが、最後には後味良く読み終えることが出来ると思います。
    第三者視点から描かれるその後の話では、主要人物であるケインとメルの二人の生涯を見届けることができます。
    まさか同性愛をテーマにした漫画で、二人の一生涯を描いてくれた著者さんに拍手!
    本当にオススメの作品です。

  • 「赤ちゃんと僕」「しゃにむに GO」等の代表作のある漫画家、羅川真里茂女史の作品。

    少女漫画家の描く gay 漫画というと所謂ヤオイとか BL とかといったファンタジーになりがちであるが、この作品はさにあらず。
    つーか、羅川真里茂女史も BL 本には違和感を持っていたそうで、この作品はリアルな gay 像を描きたいというコンセプトのもと描かれたとのこと。

    Gay であることをひた隠しにしノンケぶることのつらさ、gay bashing、親へのカミングアウト、AIDS、パートナーの死、etc。

    多少「ん?」と思うところも無くはないが、とても丁寧に描かれた良い作品。
    「ゲイシーンの名作のひとつ」と云って良いと思う。

  • この二人、いいです。

  • 全2巻。いわゆるBLコミックには無い、男と男のセックスがちゃんと伝わってくる。

  • 2巻とも読了よ。話はいいわ。でも絵がわたしのイメージじゃなかった・・・って何様よ私。

    あと、話に盛り込まれてるリアルは好きなんだけど、あたいぶりぶりの少女漫画苦手なのよ。これ、ぶりぶりじゃない?まぁNY舞台やし、愛は囁くでしょうよ。愛は。それが苦手なのよー↓


    私の周りに公言されたゲイの知り合いはいないんで、セクシュアリティの話題を口にした時、正直何につまずき、何に傷つき、何に苛立つのか、分からないのよ。いや、普通にさ、人を好きになること自体は一緒だし大した差はないのだと思う。でも自分が異性愛者のマジョリティにいる時点で、気付いてない偏見っての少なからずあると思うんだよね。それが分からない。そしてそれが、ちょっと悔しかったりする。反対側から、私の見ることのできない風景があるんだって言われてるみたいで。


     いや、いた。そういや。カナダにいたときに何名か知りあったわ。連絡は取り合ってないし今生の別れになっちゃうかもしれないけど。

     みんないい人たちだった。・・・うーんそう言うと壁があるな。普通に男友達と変わらなかった。それだけ。


     ・・・はて、わたしは何を言いたかったんだ?


     あぁ、長ったらしい前置きはともかく、誤解を恐れずに言っちゃえば、


     わたしは、ゲイだろうが、そうじゃなかろうが、

     こんなふうに人を思える人たちが、心底うらやましい。

     わたしには、できない。
     なんでできないのか、分からなくて苦しい。

     愛情なんて曖昧なものを、生きる基軸に置いたところで、色んなものがもろく崩れ去ってしまう気がする。

     所詮、自分自身が、もろいのです。愛情は、その脆弱さを補ってくれるものなのでしょうか。分かりません。もろいからこそ愛が必要なんて、よく分かりません。

     だから少し、羨ましかったんだと思います。

     追記:私にとって、愛情は依存の割合を多く示すのだと、思いました。
     人は、自分のために生きようとしても、そのモチベーションは上がらない。「誰かのため」を思って行動に出る時、それは前者以上のパフォーマンスを上げる。だからこそ、人はその「誰か」を求める。

     男の人にとっては、簡単に呑み込める論理なのかもしれない。働くのは、家族のため。それだけで話が済む。でも女の人にとっては、その境地に行くにはすごく紆余曲折を経ないと、無理だと思う。


     わたしが、ものすごく頭がよくて、男なんかものともしないくらい稼ぎがあったら、「私が養ってやる!」みたいに、「誰か」を見つけるのは容易いことかもしれない。でもわたしは、そんなに頭がよくない。もとい、社会で生き残っていく能力が、それほどまでに高いとは言えない。

     だから、「誰かのために生きる」境地までいかない。「自分だけで精いっぱい」になってしまう。パートナーがいても、「その人のために働く」なんてならない。まして、相手は存在自体が社会的強者の男なのだ。「その人のために」なんて、「弱いもの」が強がると、論理に矛盾が生じる。愛情に依存が生じるのは、「自分のために精いっぱいな「私」を、「強い(はずの)あなたが支えてください」という、ねじ曲がっていて、それでも自分なりにその矛盾につじつまを合わせようとする私の試みなのではないかと思う。言っていることが我儘に満ちたものなのだと言うことは、百も承知でね。

     女は、多分。一人では生き残りにくいシステムなんだ。今でこそ、女の社会進出が歓迎されているとはいえ、人間が長いことかけて構築していったシステムなんて、そう簡単には変わってくれない。

     だからって、今が間違っているようには思えないし、今の状況に迎合した形で、私は自分への答えを見つけていかなくてはならない。
    ... 続きを読む

  • 映画みたいで読み応えがあった

  • 傑作!すばらしいまんが。ずっと手元に残しておきたい。

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