- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592884286
感想・レビュー・書評
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赤ちゃんと僕を読んでみて名作だと思ったのでこちらを読んでみたら傑作だった。
これが花とゆめで読めた時代がうらやましい。
描かれているのは、リアルな同性愛者の今。
理解されることは難しく、周囲からの差別に苦しみながらも、確かな愛で結ばれていく2人。
1巻は2人が様々な困難を乗り越え結ばれるまで。2巻は事件に巻き込まれたメルを救い出すため奔走するのが物語の大筋だったがジョーイを出したことで同性愛の問題だけでなく親の都合に振り回される子どもにも焦点をあてたのか。ある意味ジョーイとメルは似たような境遇なのかも。メルはケインと出会えたけれどジョーイはエリックを失った。
読み終わったあとはものすごい感動が体に駆け巡りました。赤僕に続き素晴らしい作品でした。この長さでこの濃さという意味では赤僕を超えるかも…⁈
メルが早死にしてしまうのは悲しいけど多分メルはケインありきで生きているから逆にメルが残されていたら耐えられなかった方から、よかったのかもしれない。 -
雑誌掲載時は「少女漫画誌にほもよ!ほも!」って…どちらかというと流し読みしてた自分。(当時はBLの種は芽吹いてなかった模様w
いま読み返すとものすごい!!すごくいいじゃないの。
甘いだけじゃない、ひょっとして現実なんじゃない?というストーリーが心を揺さぶります。 -
アメリカを舞台に2人のゲイカップルの出会いから生涯にかけて描かれた作品。
AIDS、ホモフォビア、虐待、売春、家族や知人へのカミングアウト…など時には重いテーマもあり。
かといって、この漫画をたかがBLと思って欲しくなかったので漫画カテに入れました。
BLに抵抗のある方にも、同性愛を扱った少女漫画として読んで貰いたい。
この漫画は、実際のゲイの方にも支持されていたようです。
内容としては重いテーマもありますが、最後には後味良く読み終えることが出来ると思います。
第三者視点から描かれるその後の話では、主要人物であるケインとメルの二人の生涯を見届けることができます。
まさか同性愛をテーマにした漫画で、二人の一生涯を描いてくれた著者さんに拍手!
本当にオススメの作品です。 -
友人に薦められて買ったもの。
文庫版しかなかったけれど、いつか単行本も買いたいと思ってます。
ボーイズラブではなく、同性愛(ゲイ)として凄く深いお話。
うまく言葉に出来ないのが悔しいですが、とりあえずBLファンタジーにハマッている腐女子に一度は読んでみてと差し出したい作品。
色々と考えさせられる作品。
読んだ後はしばらく放心状態でした。 -
主人公たちの周辺の人たちの思いやりが心にしみる。
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声優の西山たろりが紹介してたのでKindleで購入。
話が作り込まれていて洋画みたいでおもしろい。 -
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2022/1/8現在の今年の一冊。
すごい、何だこれ。面白くもあり、社会派でもあり、クライムサスペンスありって..それをあの時代に描いていたことがすごすぎる。
小学生以来の赤ちゃんと僕も集めたいな〜 -
重いテーマを扱って、2人の人生を描ききった傑作。これは泣きます