ニューヨーク・ニューヨーク 第1巻 (白泉社文庫 ら 1-11)

著者 :
  • 白泉社
4.13
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  • (1)
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本棚登録 : 768
感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592884286

感想・レビュー・書評

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  • ついに名作とよばれるものに手を出してしまった。当時リアルタイムで読んでたら(十代だったら)どうだったろう…レイプ、児童性的虐待、とりあえずフィストという言葉は知らなかったはず。
    後半につれてだんだんお互いの結びつきの強さを深めていくんだけど、出会った当初は、なぜそこまで引かれあうのか疑問。というかケイン酷すぎないか??受けの元恋人となぜ寝る…

  • 「Fuck!」「Shit!」を連発する線の太いガッチリとした登場人物たちに、とにかくカルチャーショック…!中学時代、初めて読んだゲイをリアルに描いた作品で、刺激的な性描写や容赦ない展開に圧倒されました。しかも海外(NY)が舞台。主人公のケインは警察官で、完璧な男社会のなかでゲイであることを隠して生きています。ケインの運命の人となるメルは金髪の美青年。彼が生きていくために経験してきた壮絶な過去や、マイノリティとされる人たちの疎外感など、生々しく胸に迫ること必須。「羊たちの沈黙」を連想させる猟奇的殺人事件に巻き込まれたり、映画や海外ドラマに近い感覚かも。グイグイ引き込まれる骨太の物語。BLは苦手という方にも是非読んで頂きたい一作です!(山口文子)

  • この作家さんは心理描写が本当にうまいなあと思う。
    見ているだけで苦しくて涙が溢れてくる。
    この人の描く登場人物は、とてもリアルなんだろうなあと。いいところも悪いところもあるから、魅力的。

  • ロマコミ
    NY 警察官 * 辛い過去の青年
    いろいろ詰め込み過ぎな気もするが、マジメなお話。当時から白泉社はリベラル度が高く、良い作品が多いと思う。

  • 羅川センセイが描く同性愛は社会的なものだから読みごたえがあって抜けられません。
    最初のダニー、そしてゴーシュ。すごく切なかった。もっとちゃんと行動していたら違う運命にあったのかもしれないと思うと何とも言えないし、妻子在る身の男を…というのがもやもやしてしまいました。
    昔の日本のような状態なのかな?人には言えないいろいろな状況がゴロゴロと転がっていて、いろんな方にお勧めしたい作品です。

  • ダバー(。╥﹏╥。)オーイオイオイ あー、深い。葛藤。嫉妬。失敗。後悔。懺悔。健気。純真。過去。現在。未来。愛。愛。愛。涙せずに居れようか。いや、居れまいて。

  • 綺麗なだけのBLじゃなくてゲイの置かれているリアルな状況にも踏み込んでいて、同性愛ものが嫌いな人にもおすすめしたい作品です。中盤以降の展開ががらりと変わるので飽きないのと、エピローグがすごくいい感じで全体を締めてくれていたと思います。

  • 最初に読んだのは、花とゆめ本誌で。
    インパクトが強くて再度購入して読みました。
    コレ。BLじゃない。
    乙女の妄想の果てのBLではなく(BL否定ではありません)、
    リアルな現実。
    映画を見てるような感覚で1巻、一気に読みました。
    羅川さんの構成力に絶句。
    2巻も続けて読みます。
    心理描写も凄い。

  • 初めから濃い話だった。

  • だいぶ前に読んだ本
    当時面白かったと感じたかどうかは覚えていませんが、今でも鮮明に内容を覚えています。
    1巻しか読んでないので2巻もそのうち読みたいと思っています。

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著者プロフィール

羅川真里茂 青森県出身 代表作に『赤ちゃんと僕』、『しゃにむにGO』など。現在は月刊少年マガジンで『ましろのおと』を連載中。

「2022年 『ましろのおと(31)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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