まるいち的風景 第1巻 (白泉社文庫 や 7-5)

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著者 : 柳原望
  • 白泉社 (2008年7月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592885351

まるいち的風景 第1巻 (白泉社文庫 や 7-5)の感想・レビュー・書評

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  • 全2巻。
    文庫版のまるいちは分厚い!

    行動トレース型ロボット、まるいちが居る世界。
    無表情だけれど、愛嬌があって可愛い。
    教えたとおりにしか動けない(からこそのトレースなのだが)から
    自分のアラも良く見えるかな、とか世知辛いことを考えつつ。
    見た目は小学生に間違われちゃうこともある主人公(20歳男子)の有里くん。彼は性善説を地で生きている。
    そして物事の本質をちゃんと見極められる目も持っている。
    たとえば、騙されたとしても、騙した方が卑怯者と謗られるだけで、騙された方の尊厳が落ちるわけではないと知っている、というような。
    傷ついたり痛い思いをたくさんしてきたから、人にやさしくできるのだと思う。きっと、それが本当の心の強さなのだろう。

    そんなふうに考えさせられるこの作品は、
    可愛らしい顔のまるいちをオブラートのようにして、テーマは存外に奥深いのかもしれない。

  • 私的に新社会人にお勧めしたい一冊。
    前作のお伽噺よりも少しだけ「苦味」が加わって…私はなぜか仕事に疲れた時に読みたくなります。
    優しすぎず、厳しすぎない…そんな作品です。

  • 「モノ」と「ヒト」との関わりが、とても暖かい話です。
    柳原さんの漫画は、モノへの視点が暖かい!
    「文明の利器だから素晴らしい」「いやいや無機物なんてダメ、人間万歳」なぁんて極端なことを決めつけずに、文明の利器だからこそ便利で素晴らしい点、しかし、不便だとしても人だからこそ出来ること、その両者の良点を等しく取り上げる、素敵なストーリー満載ですよ。

    文庫版、表紙がイイ!(作者のブログの写真より)
    なのにまだ画像がない!

    リアルタイム読者だから、そりゃ単行本完備してますけど、でも、これは表紙デザインの為だけに買っても良いなぁ…。

  • ロボットもの。
    ロボット好き。
    そういえば、この人のマンガを読もうと思ったきっかけは、このマンガでした。
    読むまでに、何年かかっているんだか……。

    今まで読んだ歴史物と比べると、現代劇なので生か死かというような緊迫感はないかな。
    それでも、けっこう、どうしようもない、そして甘くない現実が、しっかりとかかれています。
    ロボットまるいちも理想化されることなく、ちゃんと問題点がかかれていて、それがドラマと密接に繋がっています。

    だからといって、作品が暗くなるかといえばそんなことはなく、しっかりと前を向いて歩いている感じがとっても良いです。

    この人のかく話って、基本的に人情話です。
    でも、凄いところは、いつもいい人達の集まりの人情話ではなくて、悪意ある世界の中での人情話であるっていうところですね。

    性善説ではやっていけない。でも、そんな中でも、いい人であることはできるかもしれないし、自分の周りの世界を倖せなものにしていくことは出来るのかもしれないと感じさせてくれます。

    そして、単純に、ロボットたちは可愛いですよね。

    りんは、KAMATAのまるいちとMURATAのチアリーディング部を応援しています(笑)

  • 夢中になって読んでいると、つい少女マンガということを忘れてしまう作品だと個人的に思います。世界観やキャラクター全員に共感できる面白いSFです。

  • 二巻とセットで購入♪

  • 登録した人間の行動を忠実に真似するロボット「まるいち」と、そのモニターをすることになった主人公の幸太をとりまく物語です。
    この作者独特のほのぼのした雰囲気のなかで、
    人間社会とロボットのかかわりを深く考えさせられるテーマのもと、
    さまざまなお話が繰り広げられます。

    ちなみに花とゆめの単行本の方では最終話はなく、
    文庫本のみで完結します。

  • まるいち…家電メーカーKAMATA&Co.Ltdが開発した、行動トレース型ロボット。

    ほのぼの漫画。
    まるいちは若者ウケしなさそうだけど、なんとなく好き。

    文庫が出てたので未収録作品が載ってるから買いました。
    で、久しぶりに読み返したら…深い!!
    「感情だけでビジネスができますか」というリタに向かって、
    牧内さんが
    「世界は感情で回ってる。そのおこぼれに預かるのがビジネスさ」
    っていうセリフが印象的。
    社会人になったら違う読み方が出来ると思いました。

    昔は、頼っていい「誰かが」「誰だか」わからない っていう
    子どもの感情とかに、共感していたような。

    個人の想いと世の中の理不尽な流れのギャップが描かれてる作品。
    悪人はいなくて、正解もなくて、
    だれもが自分の正義を貫こうとして、
    それがたまに切なさを生み出してる。

    しっかし、主人公カップルがほのぼの過ぎる…。

  • 大好き! 何度読んでも泣ける。

  • コミックス未収録作品が入っているということなので買ってしまった。今読んでも面白い。
    優しい物語。気持が落ちている時に読んだせいか、どこがというわけではないけれど涙腺が緩んだ。

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