彼方から 7 (白泉社文庫 ひ 1-17)

  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592887379

感想・レビュー・書評

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  • ──もしこの娘が本当に「目覚め」ならば
      おれはいずれ
      彼女を殺さねばならない(第一部第二話)


    全巻無料をやっていたので。
    うーん、懐かしい。90年代の至高の名作です。
    ファンタジー世界に異世界転移した少女ノリコが、世界に破滅をもたらすと言われる「天上鬼」イザークとともにふたりの秘密を探す旅をする『行きて帰りし物語』。

    ノリコが素朴に素直にイザークを慕う姿が微笑ましい。言葉も通じない、何もわからない異世界でそれでもまず目の前の出来ることをしよう、と前向きであり続けるノリコの姿勢が、この漫画全てを象徴しています。

    言葉の成長が自身の精神的成長とリンクしているところが好き。
    カタコト時代のノリコが可愛いです。

    主人公が異世界を夢に見る導入は十二国記と同じだ。テンプレート的ネタであったのかしら。

  • 文庫版全7巻読了。
    少女マンガの異世界ファンタジーとしては、とてもよくまとまっていたし、面白かった!魔物としての強すぎる力を持ってしまって孤独で周囲になかなか心を許さない青年が、ほわっとした脳天気な子に絆されていくのも可愛かったし、とにかく2人がイチャイチャしてるの最高だった。
    すごい欲を言うと、男性キャラの長髪は好きではないので、短髪の人も混ぜて欲しかったかな〜。逆に作者の長髪へのこだわりはものすごく感じたけれども。

  • それぞれが
    それぞれに
    与えられた
    自分の持ち場で
    生き生きと
    頑張って
    微力で大きな力を
    世界に
    拡げてるよ

    誰かの力になりたい
    大切な人のために強くなりたい

  • ついに最終巻。髪はざんばらにされちゃったけど、それ以外には大きな怪我が無かったのは不幸中の幸い(シンクロで体力やばいけど)ここにきて髪を整えることで出会った頃の髪型に戻るってのはありがちではあるけどぐっとくる。
    しつこいケイモスとの戦いにもついに終止符が。なんだか憎めない相手だったけど、最後少し満足そうで良かった。
    覚醒したノリコの力で光の力に目覚めたイザーク。二人とも強いなぁ。覚醒モードのノリコ強い。イザークも。ラチェフもイヤな奴だったけど、ただの悪としてではなく背景のある人間として描かれて、救いを残してくれたのはありがたい。ただの悪人なんていないということか、この人の作風好きだなぁ。
    そんで最後、帰れる手段が見つかったけど、あえて残る道を選んだのは嬉しかった。イザークはノリコいないとメンタルやばいしね。おまけにちゃんと元の世界にノリコの無事を日記で伝えるという展開は面白い。家族心配してるからね、一報あるだけでも救いだわ。
    エピローグもいい感じにその後の話になってて、読み応えのあるとてもすばらしい作品だった。もっと早く読むべきだったな。

  • ひかわ先生の作品は昔から好きなのですが、とにかく出てくる男の子がカッコイイ&女の子が可愛くて萌える&癒されますし、ストーリーもしっかりしていて、それぞれに面白い&惹きこまれます。
    現代パラレルとファンタジーと西部劇と時代モノという作風の幅広さには、本当にリスペクトですw

  • 主人公であるノリコの素直さ、ひたむきさが、ただただ眩しい。

    主人公が異世界にとばされるという作品は数多くあるが、大抵の場合、特殊能力を持っていたり、現世で身につけた知識が役にたって異世界で身を興すとか、そういったパターンが多いように思う。
    ノリコは一般的な女子高生で、特殊能力やスキルはない。
    したがって、異世界にとばされた当初は言葉も分からず、まず現地の言葉を覚えようと努力する。右も左も分からないなか、イザークを信じて、自分にできることから1つずつ始めるそのひたむきな姿勢に胸を打たれる。

    前向きにまっすぐ努力する大切さ、世界は繋がっていること、心に響くメッセージが沢山詰まった作品だった。
    何度でも繰り返し読みたい良作。

  • やはり大きさ統一のために全巻近く読んだものは、
    最終巻だけ本棚に登録することにしようっと。



    高校のときに読みたかったもので、
    やっと読了しましたよ^^;
    典子がすんばらしく良い子…!
    フルバの透くんとはまた違った感じに
    良い子なんだなあ~

  • 何度も何度も読み直してしまう漫画。
    読み終わった後に、幸せな気持ちにしてくれます。

  • 途中がどんなに面白い物語でも終わりがぱっとしないとなんだかしょんぼりしてしまうのだけど、この漫画は途中も最後も素敵すぎる!

    この爽快な読後感があるから、何度も読み返したくなる。
    私のお気に入りの1冊です。

  • 10/6/8 読了
    なんか記憶にあると思ったら、再読だった模様。しかし、いつ読んだのが覚えてない。とはいえ、何回読んでも面白いお話です。と御茶ー濁す
    イザーク強すぎ。基本的に悪人がいないというお話。

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