ミリー―天使にであった女の子のお話

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制作 : モーリス・センダック  神宮 輝夫  ラルフ・マンハイム 
  • ほるぷ出版 (1988年12月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (38ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593502196

ミリー―天使にであった女の子のお話の感想・レビュー・書評

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  • 戦火から守るため、母親は少女を森の奥へと逃がす。常に傍らに感じる「神さま」の存在。成長する守護天使は少女の分身。今にも落ちんばかりの果実と沈みゆく太陽が母子の行く末を暗示する。
    哀しくも美しい愛の物語。
    絵を寄せたユダヤ系移民であるモーリス・センダックが『これはわたしのものと思う。』と語るように、絵には第二次世界大戦への想いが色濃く反映されている。監視され、追われる民。木陰に佇む墓碑に刻まれたダビデの星。響き渡る鎮魂歌。
    怖ろしく神秘的な森に潜むもうひとつの物語を読み取ろうとした。
    《2014.05.24》

  • 読み終わった後に涙をこらえた絵本はこれが初めて。基本的には浦島太郎と同じ構造の物語だけど、戦争に翻弄される親子という背景が様々な意味を付け加える。『スローターハウス5』や『パイの物語』同様、辛い現実のために要請された美しい物語。

  • 美しい絵に心を奪われました。「かいじゅうたちがすむところ」の著者だったのですね。読もう。

    物語は、人が最後死んでしまうから哀しい。それが誰かの慰めであっても。でも最初の手紙はとても素敵だなと思った。だから難しい気持ちになった。哀しい気持ちもあたたかい気持ちがないまぜになって。

    木が怖かった。松みたいな木があって日本を感じました。

  • この絵本が発売された頃だったろうか、ずいぶん昔の「MOE」で絶賛されていたのを覚えている。
    そのままずっと読む機会がなかったが、今回友人から譲っていただき、ようやく読んだ。私が知ってるセンダック作品はコミカルなものばかりだったので、美しく重厚な絵にひきこまれた。
    すごく素敵な話なのだが、同時にすごく哀しくもある。それは多分自分が母親にすごく共感してしまったからだろう。母親がどんな思いで愛娘のミリーを手放し、そしてどんな思いで彼女の帰還を待っていたのか…考えただけで胸が潰れそうだ。もっと早く出会っていたら、自分はどんな解釈をしただろうか。

  • センダックのちょっと奇妙で美しい絵。
    とても宗教的な精神が注ぎ込まれたグリム童話だけれど、神聖さを潜めた、奇妙なファンタジーだった。

    何人もの子供たちと、夫に死に別れ、たった1人の愛娘と暮らす母子。しかしこの娘との幸せなくらしも長く続かず、暗い戦争の陰が襲う。
    母は、娘を守るために苦渋の決断をする。娘を森へ連れてゆき、3日の間、その森の奥深くにとどまっているようにと、守護天使を信じ、娘をいかせる。。

    森のイバラや動物におびえながらも、星に導かれたどり着いたのは、おじいさんの住む小さな家。

    そこで3日を過ごすことになるのだが…

  • 最後のほうで泣いてしまった。

  • 戦災に巻き込まれた女の子を想う母と神様と…悲しい運命に射す一条の光のような愛のストーリー。
    格調高いキリスト教系の童話です。幼い頃、母に買って貰い、大人になった今でも本棚にしまってあります。

  • 母の思いは、強いわね…

  • 読了。母をなくした子供に宛てた手紙に書かれていた物語。大人が読んでも考えさせられる。

  • あらかなしい

    戦争から逃れて森に入り3日たって戻ったら30年たってたっていう話

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